メインコンテンツにスキップ

5年間行方不明だったロバ、エルクの群れに受け入れられ仲良く一緒に暮らしていた

記事の本文にスキップ

18件のコメントを見る

(著) (編集)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
Advertisement

 2019年のある日のこと、アメリカの北カリフォルニアで、ロバのディーゼルが突然姿を消した。

 そして5年後の今年、ある男性が、エルク(アメリカアカシカ)の群れの中に、ロバが1頭混じっているのを発見し、ビデオに収めInstagramに投稿した。

 その動画を見たドリューリー夫妻はビックリ仰天!なぜならそこに写っていたのは、5年前に行方不明となり、さんざん探し回ったものの見つからなかった彼らの愛するロバ、ディーゼルだったからだ。

エルクの群れの中にロバがいる?

 トライアスロンの選手でありハンターでもあるマックス・フェネルさんがエルクと一緒にいるロバに気づいたのは、2024年3月のことだった。

 狩猟に出かけた先で撮影した映像には、十数頭のエルクと一緒にいるロバの姿がはっきりと写っていた。

この画像を大きなサイズで見る
image credit:Instagram

私が出くわしたのは、ロバを受け入れたエルクの群れでした。ロバはハッピーで、健康そうに見えたので驚きました。

まったく奇妙な光景でしたよ。こんなことがあるのかと、信じられない気持でした

ロバは群れのリーダー的存在だった

 ロバはすっかりエルクの群れに受け入れられていたのだ。というよりも、まるでエルクの群れのリーダーであるように見えたという。

ロバが動くと、エルクたちはその後に従ってついて行くんです。どうやら群れの中でのロバの地位は、非常に高いようでした。

私は死んだピューマを見つけたんですが、何か蹴爪を持つ生き物に殺されたのではないかと疑っていました。

もしかするとピューマを仕留めたのは、ディーゼルだったかもしれません

飼い主が映像を確認し、無事を喜ぶ

 この発見はやがて電波に乗り、インターネットの海を渡ってドリューリー夫妻のもとへ届いた。夫妻はロバの映像を見てディーゼルだと確信した。

彼は最高のロバ生を送っているようです。幸せに、健康に。私たちは本当にほっとしました

この画像を大きなサイズで見る

 ディーゼルが行方不明になったのは、2019年のこと。デイブさんとテリーさんのドリューリー夫妻とハイキングに出かけた先で、何かに驚いて森に逃げていってしまったのだ。

 夫妻はすぐにドローンも駆使して、何週間も何カ月もディーゼルの姿を追い続けたが、その行方は杳として知れなかった。

この画像を大きなサイズで見る

もともとは野生のロバだったディーゼル

 実はディーゼルは、もともとはこの地域で暮らしていた野生のロバだったんだそうだ。

 夫妻の「飼いロバ」になっていたのは、連邦土地管理局が行っている、ロバとの養子縁組プログラムによるものだった。

 このプログラムは、野生のロバの数を調整する目的で、当局が一斉に捕獲したロバを、市民が飼い主となって受け入れる制度である。

 だから野生に帰ったといえばそれまでなのだが、同族ではなくなぜエルクの群れに入っているのだろうか。これはディーゼル自身に聞いてみないと、永遠に解けない謎かもしれない。

 ドリューリー夫妻は、その後新しいロバを飼い始めたが、ディーゼルを捕まえるつもりはないという。

彼を捕まえるのは、ほぼ不可能だと思います。彼はもうすっかり、野生のロバ、というか自分を野生のエルクだと思っていると思いますから

 ディーゼルの「ママ」だったテリーさんはこう語っている。

彼を家に連れて帰りたいのはやまやまですが、実際のところ、彼は今野生の世界で自由に生きているんです。エルクの群れと一緒にね。

彼はこの時点で、もう自由を手に入れたんですよ

 ドリューリー夫妻の計算では、ディーゼルは現在8歳ほど。ロバの寿命は25~40年ほどだそうなので、彼はまだ若者と言っていいかもしれない。

 狼などの捕食者や、厳しい冬の寒さを乗り越えて生き延びることができたなら、ディーゼルはエルクの群れを率いる素晴らしいリーダーになるかもしれない。

 いつかドリューリー夫妻とディーゼルが、再会を果たすこともあるのだろうか。その日まで、エルクたちの中で元気に生き抜いてほしいものである。

Lost Donkey Seen With Herd of Elk

追記:(2024/06/21)本文を一部訂正して再送します。

References:Lost Donkey Seen With Herd of Elk / written by ruichan/ edited by parumo

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 18件

コメントを書く

  1. ふらりと群れにいついた流れ者がピューマをも倒す強者だったなんて、なんともロマンのある話ですね。

    • +29
  2. 見た目が違うとイジメられんかったんか。
    人間の群れより高尚だなぁw

    • +23
    1. >>3
      ピューマも殺す奴を弄れる訳がなかろう

      • +5
  3. 流れ者の傭兵が安住の地を見つけた感じになってるやんw

    • +34
  4. ロバが旅に出たところで鹿に成って帰ってくるわけじゃねぇ

    • +1
  5. アメリカではロバが野生化してんの?
    というかピューマ倒すって割と勇敢なのね。

    • +13
  6. なんかほんのり雰囲気違う気もするけど、頼りになるしまぁええか……って感じなんですかね。
    生き物って色々シビアなようで変なとこユルユルなのが面白いよね。

    • +20
  7. 第二のロバ生を幸せに暮らしてほしいね

    • +13
  8. 5年生きて来れたんなら心配は無さそうだね
    子孫は残せないだろうけど野生のロバとして十分な一生を過ごせる事を祈るしかない
    ロバの為の判断が出来た飼い主さんにも幸あれ

    • +18
  9. 私は人間だが、「エルフ」の仲間に入って暮らしたい…

    • -6
    1. >>13
      エルフの村へようこそゴブリンさん。

      • +9
    2. >>13
      そんなあなたにお勧めのマンガは「異世界おじさん」

      • +5
  10. ハスキーが狼の群れに混じってたという記事もあったし 本人さえよければ問題無しということで

    • +15
    1. >>14
      犬(オオカミ)は群れで暮らす生き物だから相性は良かったのかもね

      • +4
  11. >死んだピューマを見つけたんですが、何か蹴爪を持つ生き物に殺されたのではないかと疑っていました

    完全に用心棒やん

    • +12
  12. 割とコミュ力さえあればどこでも生きていけるのは人間世界でも一緒やな

    • +7
  13. ロバ(Wikipediaより引用)護衛犬のように家畜の回りをパトロールする習性は持たず、捕食者が侵入するまでは家畜と共に牧草を食べているが、鋭い聴覚で捕食者の侵入を察知すると、自分の縄張りが侵されたと判断して侵入者に真っ直ぐ向かっていく性質を持つ。

    • +5

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

動物・鳥類

動物・鳥類についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

動画

動画についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。