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サンタクロースの元祖はこんな顔だった?聖ニコラウスの顔を科学的に復元

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(著) (編集)

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image credit:Instagram @cogitas3d
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 12月に入ると、クリスマスムードが街中を彩り、サンタクロースがやって来るという期待に胸が高まる。赤と白の服に身を包み、プレゼントの袋を抱えた白髭のふっくらとしたおじいさん――これが多くの人が思い描くサンタクロースの姿だ。

 ところが最近、サンタクロースのモデルとなったキリスト教の聖人、聖ニコラウスの顔が科学的に復元され、話題を呼んでいる。

 この復元された顔は、果たして私たちがイメージするサンタクロースに似ているのだろうか。それとも、まったく違う印象なのだろうか。

遺骨のデータから聖ニコラウスの顔を復元

 この研究はブラジルの3Dデザイナーで、法医学的な顔の復元に携わって来たシセロ・モラーレス氏が中心となって行われた。

 サンタクロースには、実は実在のモデルとなった人物がいる。それは西暦3~4世紀にかけて生きたキリスト教の聖人、聖ニコラウス(聖ニコラオス)だ。

 今回、モラーレス氏は、聖ニコラウスを研究するニコラリアーニ研究センターの許可を得て、1950年代にルイジ・マルティーノが収集したデータを用いることで、このプロジェクトを主導した。

 このデータは、イタリアのバーリにある聖ニコラウスの墓から取り出された遺骨を、解剖学専門のマルティーノ教授が計測したものである。

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 ただし、この遺骨は70歳以上の男性の物であることが判明しており、75歳前後で亡くなったとされる伝承とは合致するが、聖ニコラウスのものであるという確証はないそうだ。

私はまず、このデータを使って頭蓋骨を3Dで再現しました。次に、統計的投影法を使って顔の輪郭をトレースしました。

そしてそのトレースしたものに、解剖学的な変形技術を加えました。これは(聖人とされている遺骨の)頭蓋骨のデータを、生きていた当時のものに復元するようなものです。

最終的な顔は、解剖学的および統計的一貫性を求めて、このすべての情報を補完したものです

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 その結果、グレースケールの客観的な画像と、さらに聖ニコラウスの肖像などを参考に、髭や衣服などを追加した芸術的な画像の2種類が完成した。

幅広の優しい顔立ちの人物だった

 モラーエス氏は、復元された顔を「力強く、優しい顔」と表現している。

頭蓋骨は非常に頑丈な外観で、水平方向の寸法が平均より大きいため、力強い顔を生み出しています。その結果、1823 年の詩と奇妙なほど一致する「幅が広い顔」が生まれました

 彼が言う「1823年の詩」とは、クレメント・クレーク・ムーアによる「聖ニコラウスの訪問」のことだ。日本では「クリスマスのまえのばん」という題名で絵本になっているので、知っているという人もいるかもしれない。

 その詩の中でサンタクロースは、「彼は顔が広くて、少し丸いお腹をしていた」と描写されているのだ。

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image credit:Instagram @cogitas3d

遺骨が語る「聖ニコラウス」の人生

 また、モラーエス氏はこの遺骨の人物の健康状態についても言及している。

彼は背骨と骨盤に重度の慢性関節炎を患っていたようです。また、頭蓋骨の骨は厚くなっていて、頻繁に頭痛を引き起こしていたようです

 マルティーノ教授の記録では、今回の復元のもととなった遺骨の主は主に採食の食生活を送っていたが、歯には晩年できたらしい虫歯があったという。

  また、聖ニコラウスはキリスト教の迫害時代に追放され、殺人や強盗を犯した荒くれ者たちと一緒に投獄されていたことがある。

 上記の慢性関節炎は、湿気が多く不衛生な牢獄に入れられていたという点に合致するのではないかとも見られている。

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image credit:Instagram @cogitas3d

 聖ニコラウスは西暦270年ごろに小アジア、つまり現在のトルコにあったローマ帝国の属州リュキアのパタラ村で生まれ、後に同じリュキアの街ミュラの大司教となった人物である。

 彼は裕福な家庭に生まれ、幼少期に亡くなった両親から莫大な財産を相続したが、「自分の持ち物を売って、そのお金を貧しい人たちに与えなさい」というイエス・キリストの教えに従い、困っている人や病に苦しむ人たちを助けるために、その財産を惜しみなく差し出した。

 神に仕えることを自分の使命と考え、多くの善行を行い、その寛大さや優しさで人々の尊敬と崇敬を集めるようになった。

 彼の残した数々の逸話や伝説が、後の世でサンタクロースが生まれるもととなったのだ。

 聖ニコラウスは4世紀の中頃のある年の12月6日に亡くなり(年代については343年、345年または352と諸説あるらしい)、地元の教会に埋葬されたという。

 だが、12世紀にイタリアの船乗りたちによって、前述のバーリに遺骨が持ちされれたと言われている。

 近年になって、聖ニコラウスの故郷・ミラにある聖ニコラウス教会の地下で、彼の墓が発見されたとのニュースが入ってきて、カラパイアでも紹介したので覚えている読者もいるだろう。

 現在も聖ニコラウスは、カトリックなどでは「無実の罪に苦しむ人」の守護聖人であり、同時に海運の守護聖人として、船乗りたちの信仰を集めているのだ。

 ところで今でこそサンタクロースは、ふっくらとした身体つきの優しそうなおじいさんと認識されているが、聖ニコラウスは実は瘦せ型で気性が激しかったという説もあるらしい。

 ローマ帝国による迫害が終わり、釈放後に参加したニカイア公会議では、激高して議論相手を殴ってしまったという話もあるくらいだ。

 もしこの説が本当だとしたら、現在のサンタクロースの姿を見て、聖ニコラウスはどんな感想を持つんだろう。

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image credit:photoAC

 この研究は『OrtogOnLineMag』誌に掲載された。

References: Santa Claus's Real Face Revealed? Scientists Create Facial Approximation Of Man Behind Legendary Figure / Scientists reconstruct the face of Saint Nicholas, the Inspiration for Santa Claus

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この記事へのコメント 15件

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  1. 馬車に乗って空を駆けるオーディンのイメージと、キリスト教の宗教家が
    どういう理由で重ねられたのだろうな

    • +2
    1. 冬至祭に亡霊たちの百鬼夜行を率いて翔けるオーディン
      (この季節に多い轟音の冬嵐を擬人化した描写とも言われる)ら一団は、
      うっかり出くわして見てしまうと あの世へ引きずられるともされる一方、
      馬の給餌のために 床に就く前ブーツへ干し草を入れて寝てくれた子供には
      入れ違いに返礼のお菓子を置いて行ってくれる―――という伝承があるそうな。

      • +4
  2. 韓国のオモロデュオ NORAZOのチョビンに似てる。

    • -2
  3. (´・ω・`)サンタぽいというかまんまサンタだね。
    聖ニコラウスは4世紀の中頃までは生きていたから
    口伝などの伝承でも「イメージ誤差」が
    なかったのかもしれない

    イエスキリストとかだと
    古すぎてイメージ誤差が
    起まくる状態になってる

    • +3
    1. イエス・キリストは意図的に誤差入れてるんじゃないかな
      あの地域にあの時代いたなら肌が浅黒かったのんて話もあるけど白人からしたら受け入れられないよね
      宗教の柱になる人だからこそ都合良く改変され続けるんだと思う

      • +3
  4. 頭つるつるの復元画像が載ってるからサンタさんと言うより恰幅の良い和尚さんをイメージしてしまった

    • +7
  5. 顔まん丸だね
    誰かににてるよなあ、だれだっけ?

    • +2
  6. 申し訳ございません
    わたしにはどぶろっくの江口氏にしか見えません 
    あの曲が頭の中で鳴り始めて止まりません
    助けてください

    • -5
    1. サンタさん クリスマスプレゼントに大きなイチモツをください

      • 評価

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