この画像を大きなサイズで見るまるでSF映画から飛び出してきたかのような、圧倒的な存在感を放つ巨大ロボットが中国で公開された。
北京のロボット企業「NeodraDynamics」が開発した「Neo1」は、全高約4m、重量1.2トンに達する。
電動と油圧を組み合わせたハイブリッド駆動により、約500kgの荷物を持ち上げるパワーと精密な動きを両立させているという。
深海や鉱山など、危険な過酷環境での重労働を担うべく設計された規格外のロボットだそうだ。
参考文献:
- NeodraDynamics Showcases 4-Meter & 1.2-Ton Neo1 Heavy-Duty Hydraulic Robot with JD Industrial at CIIF: Hydraulic‑Electric Hybrid Solves Real‑world "4D" Industrial Challenges
- China's 13-foot robot titan uses 39 hydraulics to lift over 1,100 lbs
中国で公開された全高4mの巨大ロボット
近年、人型のヒューマノイドロボットの開発が世界中で進められている。
専門家は、細い脚でバランスを取りながら歩く等身大のロボットが、すべての作業に適しているわけではないと指摘してきた。
これに対し、北京に拠点を置く企業「ネオドラダイナミクス(NeodraDynamics)」は別のアプローチをとった。
2026年10月に上海で開催された中国国際工業博覧会(CIIF)において、全高約4m、重量1.2トンの巨大ロボット「Neo1」を公開した。
会場では来場者を見下ろすようにそびえ立ち、威圧感を放っていた。
この画像を大きなサイズで見る油圧と電動の融合で500kgを持ち上げる
この巨大ロボットは、電動モーターだけに依存せず「油圧・電動ハイブリッド駆動」を採用している。
液体に圧力をかけて動力を生み出す油圧システムは、ショベルカーなどの重機にも使われている仕組みで、小型で大きな力を出せる。
Neo1の全身41か所の関節のうち、39か所には独自の小型油圧アクチュエーター(関節を動かす装置)が組み込まれている。
アクチュエーター1個の重さはわずか約1kgだが、トン単位の力で押し続けることができるという。残る前腕の2か所の回転部分には、電動モーターを使っている。
この構造により、Neo1は両腕で約500kgの荷物を持ち上げることができるという。
同社はさらに、同じ動きを繰り返したときのずれがわずか±0.005mmという、極めて精密な動きができると主張している。
この画像を大きなサイズで見る過酷な環境での重労働を想定した設計
ネオドラダイナミクス社は、Neo1を「空、陸、海」のどこでも働けるロボットとして構想している。
高所での点検や、強烈な水圧がかかる深海での設備メンテナンス、地下の鉱山での採掘作業の支援を想定して設計された。
放射線に強い油圧モジュールを使用すれば、原子力施設での燃料の取り扱いや点検にも役立つ可能性がある。
強い衝撃や汚染にも耐えられる構造になっており、災害時の危険地帯での解体作業や瓦礫撤去を人間の代わりに行うことが目標とされている。
この画像を大きなサイズで見る歩く姿は未公開。真の実力は未知数
展示された機体は目を引く外観だが、実用化の判断はデモンストレーションを待つ必要がある。
プレスリリースは発表されたものの、同社のウェブサイトに詳細な説明はなく、現時点でNeo1が実際に歩く姿は一切公開されていない。
機体の具体的な操作方法も明かされていない。
中国では過去にも構想だけが発表されて現実の製品にならなかった事例もある。
ネオドラダイナミクス社は今後、中国の産業資材大手「京東工業(JD Industrial)」と組み、実際の現場でNeo1を試していく予定だ。
このロボットが産業用機械として実用化されるかどうかは、過酷な環境で稼働する姿を確認するまで判断が難しい。
とはいえ、建設現場で巨大メカが重機のように働く姿は、想像するだけで非常に興味深い。
というか巨大ロボットはやっぱ人が乗って操縦するのが定石じゃない?と思うのは私だけだろうか?
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