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橋の下で犬と暮らし、学費を貯めるために働く19歳男性に支援の輪

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(著) (編集)

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image credit: 热点新聞
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 中国・湖南省長沙市で、1匹の犬を連れて働き続ける19歳男性に、たくさんの支援が寄せられている。

 唐維さんは、9月から始まる学生生活のために学費を稼ごうと、フードデリバリーの仕事を続けていた。

 住む家はなく、夜はテントで過ごす日々。彼にとって唯一の支えであり親友は、愛犬のボーボーだった。

 そんな中、犬の散歩を通じた出会いが、彼の運命を変えることに。

 前向きに真面目に生きる彼の姿が長沙の人々の心を動かし、大きな支援の輪が広がっていったのだ。

学費を稼ぐため、愛犬とともに故郷を離れる

 湖南省懐化市の新晃トン族自治県出身の唐維さんは現在19歳だ。

 2026年5月、彼は長沙市内の高等職業学校、湖南商務職業技術学院の入試に合格した。

 だが、彼が進学して学生生活を送るためには、まだクリアしなければならないハードルがあった。

僕の家の経済状況は良くありません。下にはまだ弟もいます。これからの3か月間で、将来の学費と生活費を賄うためのお金を稼ぎたいと思ったんです

 中国の学校は9月に始まる。彼は入学までの約3か月で学費と生活費を自分で用意しようと、故郷を離れ、1人長沙へやってきたのだ。

 正確には彼は1人ではない。祖父から譲られた愛犬の中華田園犬、ボーボー(波波)もいっしょだった。

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働きながら愛犬と一緒に橋の下でテント暮らし

 5月15日、彼は新晃から懐化までの約100kmを自転車で移動し、そこから安い列車に乗った。出発時の所持金は約2100元(約5万円)だった。

 だが、スーツケースや寝袋、敷物など、最低限の生活用品を購入すると、手元にはあまり残らなかったという。

 長沙に到着したものの、唐さんは住む場所も仕事もすぐには見つけられず、最初は市内にある鴨嘴公園にテントを張って寝泊まりしていた。

 だがチンピラの襲撃を受け、テントを荒らされる事件が起きた。さらに雨が降り続けたため、彼は市内の川にかかる風雨橋(屋根付きの橋)の下にテントを張り、そこで夜を過ごすようになった。

 仕事もなかなか見つからなかった。ようやくフードデリバリーの仕事にありついた彼は、毎日10時間以上も働き続けた。

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 だが、最初の1週間で彼が稼いだ金額は、わずか200元(約4,700円)ほどだった。これでは学費を貯めるどころか、毎日の生活さえままならない。

 さらに配達中、彼の電動自転車が車に接触して傷を付けてしまい、100元をその弁償に充てなければならなかった。収入の半分が、その場で消えてしまったのだ。

 途方に暮れた唐さんだったが、生活するには働かなければならない。そんな彼の慰めとなったのが、愛犬のボーボーだったのだ。

 ボーボーは彼が祖父にもらった犬で、子犬の頃から大切に育ててきた大切な存在だった。それで長沙に出て来るとき、いっしょに連れて来たのである。

 橋の下で眠る時も、仕事の合間に休憩する時も、ボーボーはいつも彼の傍らにいた。そしてこのボーボーがきっかけで唐さんの人生は大きく変わることになる。

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image credit: 热点新聞

犬の散歩がきっかけで唐さんの事情を知る新聞記者

 彼らに転機が訪れたのは、5月25日のことだった。この晩、地元紙「長沙晩報」の記者・石禎専さんは、妻と一緒に自宅マンションの近くで犬の散歩をしていた。

 その時、夫妻は同じように犬を連れた唐さんと出会った。犬同士が近づいて遊び始めたことをきっかけに、石さんは唐さんと少し話をした。

 そして石さんは、目の前の若者が橋の下で寝泊まりしながら、学費と生活費を稼いでいることを知った。

 その時、唐さんはあまり元気がないように見えたという。

 この時、前述の車との接触で給料は減り、銀行口座には200元ほどしか残っておらず、着る服も、デリバリーの制服を含めて4着しか持っていなかったことを知る。

 彼の身の上を聞いた石さん夫妻は、帰宅後すぐに行動した。

 ドッグフードや食べ物を袋にいっぱい詰め、茹で卵やおかゆを作って唐さんのもとへ届けたのだ。

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image credit: 热点新聞

 さらに石さんは、生活費の足しにしてほしいと、その場で500元(約12,000円)を送金した。唐さんはこの好意に、涙を浮かべて感謝したという。

 石さんの支援は、これだけでは終わらなかった。橋の下で眠るのは危険だと考え、自分が住むマンションの共用スペースに一時的な居場所を確保した。

支援の輪が広がっていく

 翌日、事情を知ったマンションの管理会社も動いた。唐さんのために、独立したプレハブ式の簡易休憩室を、特別に提供してくれたのだ。

 部屋にはエアコンやトイレ、ソファがついており、テントで野宿する必要はもうなくなった。管理会社は虫除けスプレーや蚊取り線香まで用意してくれたという。

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 石さんがこの経緯をSNSに投稿すると、唐さんへの支援の輪はさらに広がった。近所の人たちは次々に唐さんの仮住まいを訪ね、お金や服、靴、寝具などを届けてくれた。

 食べ物やドッグフードを持って来てくれる人もいた。彼が卓球が好きだと知ったマンションの卓球チームのコーチは、ラケットとユニフォームをプレゼントした。

 地元の警察署の副所長は「大きな志を胸に、焦らず、地に足をつけて進めば、未来は開ける」というメッセージとともに、暑さ対策のグッズを届けてくれたという。

 そして何よりも大きかったのは、長沙市を拠点とする機械メーカー「三一グループ」が、唐さんに3か月間の臨時の仕事を提供してくれたことである。

 仕事の内容は資材の受け渡しや保管、現場の巡回など倉庫での簡単な業務で、月給は数千元(おそらく7~10万円程度)とのこと。

 唐さんはすでにフードデリバリーの仕事を辞め、この新しい仕事に就いているそうだ。

 同社のマネージャーは、今回のオファーについて次のように説明している。

唐さんのニュースを読みましたが、彼は心優しく、苦難に耐えていると思います。だから、彼に労働を通して収入を得る機会を与えたいと思ったのです

彼は今、当社の寮に住み、食堂で食事をしています。その費用を負担する必要はありません。寮にはエアコンやWi-Fi、温水設備も整っています

 唐さんにとって何よりもうれしかったのは、この会社の寮が、ボーボーも一緒に受け入れてくれたことだ。

 3か月という雇用期間は、唐さんが9月に入学するまでの期間に重なる。この3か月分の収入で、彼は1年分の学費と生活費をまかなえる見通しだそうだ。

19歲少年爲湊學費帶狗送外賣,熱心市民爲其送食物和狗糧,還有人說可提供吃住直至9月開學 | 中國大陸 #暖心 #萌寵 #校園 #shorts #love

入学予定の学校も支援の輪に加わる

 善意の輪はまだまだ終わらない。

 長沙市内で動物保護ボランティアをしているある女性は、ドッグフードや犬のケアにかかる費用の定期的な提供を約束した。

 彼の学校が始まったら、ボーボーの世話もすると申し出た。

 さらには、入学予定の湖南商務職業技術学院の幹部が事情を知り、わざわざ彼が働く現場まで会いに来たことだった。

 学校側は唐さんのために個別の支援計画を作り、今後も学業と生活の両面で継続的に支えていくと話している。

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 唐さんのニュースはSNSやメディアを通じて拡散され、ネットでは長沙の人たちの温かさを賞賛するコメントが相次いでいる。

  • 記者夫妻は彼にとっての恩人だし、彼を助けてくれた人たちもみんな恩人だよ。唐くんが十分な収入を得て学業を終え、弟の面倒も見ながら、ますます良い人生を歩んでいけますように
    • 記者夫妻のマンション管理会社も本当に親切だ。みんなとても温かい人たちだね
  • 一番感動したのは、あれほど苦しい状況でも彼が犬を捨てなかったこと。こんなに優しくて善良で努力家の子なら、みんなが助けたくなるよね
    • この犬は、彼にとって最大の心の支えなんだよ
  • 彼に優しい心があったからだよ。犬が彼に幸運を運んできたんだ
  • 記者がいてくれて本当に良かった。親切な管理会社も、温かい人たちも、良心的な雇用主もいてくれて良かった
  • この犬が彼にチャンスを運んできたんだね。これも善良な行いへの報いなのかもしれない。親切な人たちに拍手を送りたい
  • 中国ではよくある話だよ。配達や日雇いの仕事をしながら、スクーターやテントで寝泊まりしている人たちの動画を何人も見たことがある。その日その日の仕事を追いかけながら暮らしていて、本当に大変そうだ
    • 仕事の都合で移動している出稼ぎ労働者は多いけど、ホームレスというわけじゃないと思う
    • 確かに珍しい話じゃない。自分の友人や親戚にも、似たような暮らしをしている人はたくさんいるよ
  • 君は長沙のどこの学校に通うの? 日用品が必要なら、入学したら届けてあげたい。犬のドッグフードも何袋か買って持って行くよ!
    • 善い人には平安と幸せがありますように
  • 連絡先はないのかな? 弟さんが卒業するまで支援したいんだけど!
    • 浙江省の人たちが成功するのも当然だよね。稼いだお金を他人のために使おうとするんだから

 多くのネットユーザーが寄付や支援物資を送りたいと申し出ていることについて、唐維さんは感謝の気持ちを語っている。

自分は運が良かっただけだと思っています。それよりも、まだ助けを受けられていない人たちのことが気になります。そうした人たちにも支援が届いてほしいです

 唐維さんは文学が好きで、高校時代には多くの名作文学を読んできた。趣味で詩やエッセイ、小説、脚本なども書いているという。

一生懸命働いて、一生懸命勉強すると心に決めました。そして執筆も続けていきたいです。

将来、もし私が能力を発揮できたら、長沙の人々に恩返しをしたいと思っています。長沙は本当に温かい街ですから

 9月になったら、唐さんの学生生活がスタートする。「将来は自分も誰かを助けたい」と語る彼にとって、長沙の人たちの温かさは、これから自立して生きていく上での大切な支えになっていくことだろう。

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References: Chinese man, 19, lives under bridge with pet dog, works long hours to save for tuition / 怀化小伙唐维在长沙有了新工作,还能带着狗狗一起|《少年追梦,长沙送上一城善意》后续

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