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一安心。小惑星2024 YR4は2032年12月22日に月へ衝突しないとNASAが発表

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小惑星「2024 YR4」が地球近くを通過する様子を描いたイメージ図 Image credit:NOIRLab/NSF/AURA/R. Proctor
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 アメリカの宇宙機関NASAは、地球近傍小惑星2024 YR4が2032年12月22日に月へ衝突しないと発表した。

 NASAの最新の発表によると、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の観測データを使って軌道を再計算した結果、以前指摘されていた月衝突の可能性は否定された。

 以前の分析では、この小惑星が月へ衝突する確率は4.3%と計算されていたが、最新のデータを分析した結果、月の表面から約2万1200km上空を通過すると予測された。

 NASAはさらに、この小惑星が2032年に地球へ衝突する危険もないと説明している。

引用文献:
New NASA Asteroid Observations Eliminate Chance of 2032 Lunar Impact
https://science.nasa.gov/blogs/planetary-defense/2026/03/05/new-nasa-asteroid-observations-eliminate-chance-of-2032-lunar-impact/

最新の観測データで月衝突の可能性が消滅

 NASAジェット推進研究所の地球近傍天体研究センター(CNEOS)は、最新の観測結果に基づき、小惑星2024 YR4が2032年12月22日に月に衝突する恐れはないと結論づけた。

 この小惑星は、発見当初には地球へ衝突する可能性も指摘され、その後の分析では月へ衝突する確率が4.3%と計算されていた。

 4.3%という数字は低く見えるが、天体衝突の予測では無視できる数値ではない。

 小惑星が発見された直後は観測データが少なく、複数の軌道の可能性が残るためである。

 しかし、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が捉えた新しい観測データによって、小惑星の軌道がより正確に計算できるようになった。

 新しい計算結果によると、2024 YR4は月の表面から約21,200km離れた場所を安全に通り過ぎる見通しだ。

 宇宙の距離としては近いが、衝突の可能性はない。

 今回の観測結果により、この小惑星が今後100年間に地球へ衝突するリスクはないとNASAは結論づけている。

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小惑星2024 YR4が2032年12月22日に通過すると予測される位置。2026年2月のジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の観測データにより軌道の精度が向上し、月から約21,200km上空を通過して衝突しないことが確認された。NASA/JPL Center for Near-Earth Object Studies

世界最高性能の望遠鏡が微かな光を捉える

 今回の軌道計算には、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の高い感度が重要な役割を果たした。

 小惑星2024 YR4は2025年春から地球や他の宇宙望遠鏡からは見えないほど暗い状態が続いていたが、ウェッブ宇宙望遠鏡の赤外線観測装置がその姿を捉えることに成功した。

 ジョンズ・ホプキンス大学応用物理研究所が主導する観測チームは、2026年2月18日と26日の2回にわたりこの小惑星を観測した。

 このデータを受けたNASAジェット推進研究所の専門家たちが計算をやり直したところ、不確実だった軌道が絞り込まれた。

 今回の発表は、小惑星の軌道が途中で変化したわけではなく、観測精度が上がったことで正しい位置が把握できた結果である。

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JWSTは2026年2月18日に近赤外線カメラで小惑星2024 YR4を観測  NASA、ESA、CSA、STScI、M. Micheli (ESA NEOCC)

継続的な監視がもたらす宇宙の安全性

 小惑星2024 YR4は、2024年末にNASAが資金提供する小惑星監視システム「アトラス(ATLAS)」によって発見された。

 発見当初はデータが少なかったため、地球や月へ衝突する可能性がわずかながら残されていた。

 天体観測の初期段階では、限られた情報から予測を立てるため、どうしても計算に幅が生じてしまう。

 しかし、世界中の観測所が協力してデータを積み重ねることで、今回のようにリスクを正しく評価できるようになる。

 この小惑星の大きさは直径約53〜67mと推定されており、もし衝突すれば都市一つを破壊するほどの威力を持つ。

 NASAは今後もこのような天体の監視を続け、予期せぬ事態に備えるための技術を磨いていく方針だ。

Asteroid 2024 YR₄ will NOT hit the Moon.JWST observations refined the orbit, dropping the lunar impact probability from 4% to zero.Independent researcher Sam Deen had already reached the same conclusion using 2016 precoveries.science.nasa.gov/blogs/planet…

Tony Dunn (@tony873004.bsky.social) 2026-03-06T04:38:01.906Z

References: Science.nasa.gov

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この記事へのコメント 5件

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  1.  「月から約21,200km」ってことは地球と月の間が 38 万 km だから約 18 分の 1 ってことだからかなり近いですね。  月に落ちたら落ちたで世界中の望遠鏡が注目するんだろうな

    • +1
  2. これだけどさ95%隕石ってモニタリングできてないんだよね
    だから一安心とかは無いんだよコレが
    現に数年前ロシアの都市上空に隕石が飛来して爆発したのがある
    幸い被害は最小限(???)ではあったけどもし数mの隕石が
    落下したらどうなるか・・・まあ東京なら壊滅だろう。

    • -1
  3. 良かったが、残念でも
    最悪、バルカン人🖖が助けてくれたかも
    「地球人との友好が、この先我々への利益になると判断されたのです。そう73%の確率で。」

    • +1

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