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スコットランドでのアフリカ部族「クバラ王国」を名乗っていた国王が身柄を拘束される

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(著) (編集)

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Jean Gasho / Facebook
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 スコットランドの森の中で、「クバラ王国」なる3人だけの王国を築いていたグループを覚えているだろうか。

 スコットランド当局がこの王国に介入し、3人が暮らしていたテントをを強制的に退去させたようだ。

 現在、「国王」は入国管理局で身柄を拘束中。残りの「王妃」と「侍女」はアパート暮らしをしながら、王様の帰りを待っているらしい。

スコットランドの森の「アフリカ人の王国」が強制退去に

 2025年10月2日、スコットランド警察と入管当局が、「クバラ王国」のあった森に出動した。

 そして自称「アテヘネ王」ことガーナ国籍のコフィ・オフェ(36)と、自称「侍女アスナット」ことアメリカ国籍のカウラ・テイラー(21)を、入管法違反の容疑で拘束したという。

 自称「ナンディ王妃」ことジンバブエ出身のジーン・ガショ(43)は、英国の長期在留資格を持っていたために逮捕は免れたようだ。

 その時の様子を、「王妃」が撮影していた映像がこちら。王妃は「アスナット、愛してるわ。あなたは強い」と繰り返し声をかけている。 

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王国ヒストリー

 経緯について、ざっとおさらいをしておこう。

 スコットランドの森に「失われたアフリカ部族の王国」という触れ込みで、「クバラ王国」を名乗る3人の黒人がテントを張って居ついてしまった。

 王国のメンバーは、前述の「国王」「王妃」「侍女」の3人。侍女とは「王妃の侍女」という肩書だが、この王国では一夫多妻制をとっており、実質は王の側室の役目も果たしていたらしい。

 彼らはこの土地が400年前に先祖から奪われたものだとして、当局による退去勧告を無視して居座り続けていた。

 だが2025年10月1日、裁判所が正式にこの地域の私有地・市有地の両方の立ち入りを禁ずる命令を出したことで、法執行機関が介入することになった。

 3人が連行された後、「王国」に残されたテントや家財道具は、当局の手によってすべて撤去されたそうだ。

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王妃と侍女は、アパートで共同生活を継続中

 国王はまだ拘留中だが、「侍女」のカウラさんはその後釈放され、現在は「王妃」と同じアパートメントで暮らしているらしい。

 王妃カウラさんのFacebookには、2人が写る写真や動画が投稿されていて、王が帰還する時を心待ちにしているという。

 最近の投稿で、「王妃」はフォロワーたちに、以下のようなとんでもないメッセージ…というか、お達し?を送っていた。

今、王妃とその侍女は、静かで暖かく心地よい「冬ごもり」の生活を楽しんでいる。だからこそ王妃は、この世界の「農民」たちに命じる。「王妃とその侍女のために、冬用の毛皮コートを買うように」と。

真の王族というものは、自分で何かを買うことは決してしない。そんなことは冒涜である。本物の王族は、臣下から最高の贈り物を受け取るものなのだ。

北の女王に冬の毛皮コートを献上する栄光にあずかるのは誰か。そのコートは、最低でも300ポンド(約60,000円)はするものでなければならない。

もしもこの冬、アテヘネの最愛の妻を着飾ることこそが自分の使命だと感じるならこのメールアドレスに連絡するように(gmailのアドレスを記載)。

購入証明を提示すれば、コートの送り先の住所が伝えられるだろう。

※侍女アスナトのコートは、50〜100ポンド(約10,000~20,000円)のものでもよい

 確か前の記事でも、冬になったらどうするんだ?と大勢に突っ込まれていた記憶があるが、やっぱり英国の冬は寒いらしいな。 

 2人暮らしの日常では、カウラさんは王妃にハーゲンダッツのアイスクリームやココアを毎晩「献上」して、かいがいしく仕えているらしい。

 下の写真は正装して「王冠」を身につけた王妃と侍女のツーショット。アダムとイブのイブでさえ、彼女の前にはひれ伏すんだとか。

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「侍女」で「側室」のアメリカ人女性は妊娠中?

 こういった近況に、SNSではいろいろなコメントが寄せられていた。

  • ヨーロッパでは、こんな人たちですら、アフリカの若者の90%より快適に暮らしてるんだよな
  • コートを買ってもらうべきは侍女の方よ。(在留資格のある)王妃は生活扶助を受け取れるけど、侍女は福祉にアクセスできないから
  • あなたは聖母にはなれないよ。比べようとしないで。あなたがやってるのは、ただ男性への狂気と執着でしかない
  • あなたの子どもたちのコートは誰が買うの?あなただとは思えないけど
  • 物乞いしながら傲慢になるなんて無理なんだよ。このことを覚えて「心の平穏を手に入れなさい」

 ところで彼らのコスチュームも、コスプレと思ってみればかなりいい感じだと思うのだが、最新の写真(右端)を見るとお腹が大きくなっているような?

 どうやら「王の側室」を自認していたカウラさんは、現在妊娠中のようなのだ。

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image credit: Facebook @Lady Safi

 カウラさんはシングルマザーで、アメリカでは身内(おそらく伯母)から性的虐待を受けてきたと主張している。

私は自分で自分を育てたんです。家族とは縁を切っていました。今になって有名になったから、母は私に帰って来いって言うだけ。

でも私はクバラ王国の侍女としての務めを果たします。王と王妃に選ばれたの。私は永遠に自由で、ここで王妃に仕え続けます

 だが、彼女の親族や周囲の証言は、彼女の認識とは食い違っている。彼女は愛情ある家庭で育ったが、反抗的だったせいで伯母の家に預けられたという。

 親族の主張では、カウラさんは「王妃」に洗脳されており、アメリカに帰りたくないために虐待の話をでっち上げたとしている。

  • 彼女が嘘をついているって、周りからも聞いてる。私は彼女の家族をよく知ってるけど、母親は子どもたちをちゃんと育ててたよ
  • カウラの母親は私の姉よ。伯母の家で何があったかは知らないけど、カウラにはそこ以外にも行ける場所はいくらでもある。母親に反抗してたから伯母の家に行っただけ。彼女には大きくて愛情深い家族がいるのに、ジーンに洗脳されて、あんなことを言わされてるだけよ
  • 彼らはプロの詐欺師だから。ジーン(王妃)はフォロワーを離さないために「新しいストーリー」が必要だったんだよ。そして、カウラへの同情が、寄付を集めるネタになってる。ジーンが今出せる一番都合のいい話って何だと思う? 「カウラが妊娠した」ってこと。完璧にタイミングが合うんだよ
  • 白雪姫を思い出したわ。ジーンは邪悪な女王で、カウラは救われるべき美しいプリンセスなの
  • でももし、本当のことを言っていたらどうする?
  • 幼い頃に洗脳されたり性的虐待を受けたり、トラウマを負った人は、また似たような状況に陥りやすいってことをみんな忘れてる。彼女を「今虐待されている」としか見ないから、簡単にアメリカに送り返せばいいって言うけどさ
  • 彼女の言っていることに真実なんてない。これは、カウラを英国に残すためにジーンが作り上げているインチキな物語だよ
African tribe’ members evicted after raid on Scottish wood

スコットランドの森への帰還はほぼ不可能の模様

 カウラさんが英国に入国したのは、2025年5月25日とされている。彼女が取得したビザは6か月の観光ビザだったらしいので、今後彼女は不法滞在者となる可能性が高い。

 ビザが切れたからと言って、即刻国外退去処分になるわけではないが、当局は彼女の滞在資格を精査中とも伝えられていた。

 アメリカにいる彼女の親族は、カウラさんに帰国するよう求めている。彼女のこれからの処遇がどうなるかはまだわからないが、妊娠が本当だとすると、すぐに飛行機に乗せて送還することはないような気もする。

 一方で、「国王」の方は在留資格もなかったらしく、また子供を虐待した前科もあるため、身柄はまだ入管に拘束されているようだ。もしかすると、このまま強制送還になるかもしれない。

 いずれにせよ、どうやら現在、英国への滞在資格があるのは「王妃」だけのようなので、いずれはこの3人だけの王国はバラバラになってしまうのかな。

 それともどこか別の国で、新たな王国を築くのだろうか。とりあえず、何か続報があったらここで報告しようと思う。  

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References: WATCH: Self-proclaimed African tribe forcibly evicted from Scottish borders camp

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この記事へのコメント 28件

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  1. マジか。ラストキングオブスコットランドやん

    • +3
  2. 日本には既にたくさんありそうだ
    事件が起きないと対策しないから

    • -7
  3. レジャーではないテント暮らしって
    実質ホームレス

    • +32
  4. ただの悪ふざけかと思ったら
    意外とタチが悪いな

    • +44
  5. ちょっと面白いw
    お前ら!ワイと一緒に「薄毛帝国」を作らない?

    • -14
    1. 皇帝が実はフサフサだったことがバレて一気に民主化が進むんやろなぁ

      • +1
  6. (自称)少数民族もサブスクの時代か。世知辛いのう(鼻ほじ)

    • -2
  7. 取材したい報道機関やYoutuberがコートくらい買って直接面会に来そうだが、どうせそれもすぐ売っぱらって当面の生活費に消えるだろ

    • +4
  8. えっと、「法の下の平等」って知ってますか??
    法律が認めないものは社会背景に何があろうと認可されないんですよ
    えっ、えっ??

    • -13
  9. 現代社会に飛ばされ系ラノベでありそうなシチュ

    • -2
  10. 星新一のショートショートに「マイ国家」ってのがあったな

    • +7
  11. 王国では「王妃が5才以上年上」って、伝統的にフツーなんだろうか
    あと国王は「外見で王妃や側室を選ばない」点で、高潔だ

    • -12
  12. 子どもは親を選べないって言うけどさ・・・
    生まれてきた子どもが利用されそうだな・・・

    • +11
  13. 衣装が普通にセンス良くてかわいい。
    提案なんだがyoutube上を「仮想の領土」として動画で日々活動したらどうだろう
    人気出そうな気がするし国民も増えそう

    • -1
  14. カルトって最初はこういうのから始まるんだろうね。なんだこいつらバカじゃんwwって鼻で笑ってたらいつのまにか信者が集まりだして深刻な社会問題になっていくんだ。集団が小さいうちに行政が介入してよかったと思う。

    • +24
  15. 教祖が信者に性的奉仕させてるとか、
    トラウマに付け込んで魅力的な物語で洗脳するとか、
    当局の統治の及ばない治外法権を打ち立てようとしてるとか、
    やってることは危険なカルト集団の特徴そのものだからな。
    たまたま規模が小さくて済んでるけど。

    ちゃんと動いたスコットランド当局は偉い。
    そして遠いスコットランドの話だからって笑い事みたいなコメントしてる人たちはオウムから何も学んでない。

    • +22
  16. 確かにアメリカ帰ってマトモに得た土地で王国風自給自足生活をリアリティー番組チャンネルとして流してればそれなりにやっていけたような気はするな
    スパチャだのサブスクだのを「納税」とか宣えばノってくれる視聴者もいるかも
    ただ創作神話を本気にされ冗談じゃ済まなくなると怖いね…そして悪いことに彼ら3人自身が割と本気だという

    • +7

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