この画像を大きなサイズで見る今からさかのぼること約100年前、1920年代のアメリカでは科学技術の進歩に人々は胸をときめかせていた。
当時人気だった雑誌が、『サイエンス・アンド・インベンション(Science and Invention)』だ。
もともとは1913年に始まった『エレクトリカル・エクスペリメンター(Electrical Experimenter)』という雑誌が前身で、実用的な発明記事に加え、「未来の科学」を想像させる表紙絵は、当時の人々をワクワクさせた。
『サイエンス・アンド・インベンション』の表紙を見ることで、当時の人々が思い描いた未来の姿、そしてそのうちのどれが現実となったのかを、私たちは知ることができる。
100年前のアメリカの科学技術雑誌
『サイエンス・アンド・インベンション(Science and Invention)』は、1920年にアメリカで創刊された科学技術雑誌である。
もともとは1913年にスタートした『エレクトリカル・エクスペリメンター(Electrical Experimenter)』という雑誌が前身で、発明家であり編集者でもあったヒューゴ・ガーンズバック氏によって編集された。
この雑誌の魅力は、単に新しい発明や機械の仕組みを紹介するだけではなく、読者が自宅で試せるような実験や工作記事も多く掲載され、「科学は誰にでも手が届くものだ」というメッセージが込められていた。
この画像を大きなサイズで見る表紙に込められた未来への思い
さらに、他の雑誌と一線を画していたのが、毎号の表紙に描かれた未来的なビジュアルである。
そこには、まだ誰も見たことのない機械や都市、空飛ぶ乗り物や海底探査装置など、想像力をかき立てるイメージがふんだんに盛り込まれていた。
当時の読者にとってはワクワクするものばかりで、「これからの時代はこうなるかもしれない」という希望や予感を映し出す窓でもあった。
この画像を大きなサイズで見るSFの先駆けとなった一冊
1923年8月号として発行された「Scientific Fiction Issue(科学フィクション号)」は、特に象徴的な一冊として知られている。
表紙には宇宙服のような装備を身につけた人物が、宇宙空間を漂いながら土星のような惑星や複数の月、黒い太陽のような天体を背景に浮かんでいる姿が描かれている。
このビジュアルは、まるで宇宙遊泳をしているかのような光景をリアルに想像し、当時の科学技術からすれば明らかに先取りしたものであった。
そのタイトルは「原子から来た男(The Man from the Atom)」で、物語性とSF的想像力を前面に打ち出しており、読者に強いインパクトを与えた。
この画像を大きなサイズで見るこの号では今でいうところの「サイエンスフィクション(SF)」が大きく特集された。
実際にこの特集がきっかけとなって、ヒューゴ・ガーンズバック氏は3年後の1926年に世界初のSF専門雑誌『アメージング・ストーリーズ(Amazing Stories)』を創刊することになる。
つまり、『サイエンス・アンド・インベンション』は、現実の科学を紹介するだけでなく、「科学が生み出す未来の世界を想像する」という文化の先駆けでもあった。
科学と空想を行き来するそのスタイルは、多くの若者に影響を与え、サイエンスフィクションというジャンルを育てる土壌となった。
この画像を大きなサイズで見る表紙に描かれた“未来”は現実になったのか
『サイエンス・アンド・インベンション』が刊行されていた1920年代から約100年が経った今、その表紙に描かれていた未来の姿をあらためて見てみると、実際に現実となった技術も少なくないことに気づかされる。
たとえば、テレビ電話やロボット、空飛ぶ乗り物、宇宙開発、人工知能のような概念は、当時の雑誌ではすでに絵として想像されていた。
もちろん中には、今見ても笑ってしまうような奇抜な発明もあったが、それもまた、科学がどこまで人々の想像を刺激していたかを物語っている。
1931年に雑誌は終刊を迎えるが、表紙に描かれた夢と好奇心は消えなかった。
むしろ、そこに描かれたビジョンが、後の技術者や発明家、そしてSF作家たちのインスピレーションとなって、21世紀の今につながっている。
『サイエンス・アンド・インベンション』の表紙は、当時の人々がどんな未来を信じていたのか、そしてどんな夢を抱いていたのかを、今に伝える貴重な“未来の記録”なのである。
この画像を大きなサイズで見る
この画像を大きなサイズで見る
この画像を大きなサイズで見る
この画像を大きなサイズで見る
この画像を大きなサイズで見る
この画像を大きなサイズで見る
この画像を大きなサイズで見る
この画像を大きなサイズで見る
この画像を大きなサイズで見る
この画像を大きなサイズで見る
この画像を大きなサイズで見る
この画像を大きなサイズで見る
この画像を大きなサイズで見る
この画像を大きなサイズで見る
この画像を大きなサイズで見る
この画像を大きなサイズで見る
この画像を大きなサイズで見るReferences: Vintag / Designyoutrust














まあだいたい実現してる
100年前って
未だに19世紀のイメージだわ
100年前って既に昭和になりかかってるしな
イルカが攻めてきてない
やりなおし
ヒューゴ賞の(元になった)人だ
この雑誌とこれの次の雑誌がなかったらイルカ攻めてきたかどうか…って気もする
戦後流入したこれらパルプ雑誌やペーパーバック絵など、たとえば記事にも画像があるSFアートの礎パウルの絵などに小松崎先生がいかにしてかはじめて触れられた瞬間というのは存在したのであろうか、どのようなシチュエーションが存在しえたであろうか、など想像やむことなく。
戦前にも日本への紹介者的位置を担われた方はおられたのだろか。
ロケットベルトが1961年、人が登場して初飛行
テルミンが丁度同じ頃の発明
当時の最先端科学を紹介する本でもあったわけだ。
scientific mating って今のお見合い系のアプリに通じるものがあるなぁとか、天職を発見する装置とかなかなか興味深く拝見しました。 日本の国会図書館みたいなところに収蔵されていたり、また読んだりできるのかなぁ
ピサの斜塔を直さないで!
…調べてみたら過去に何度も傾斜軽減措置をやっているけど、完全に直すには至っていないのね
いつかちゃんと直せる未来が来るのだろうか?
恐らく、ピサの斜塔の位置をずらす作業(曳家)風景かと。
なるほど! 引っ張って右手の円の上に乗せる作業か!
ピサの斜塔は軟弱地盤の上に建っていて、徐々に傾斜しているんだってね
1930年代に地盤改良しようとして失敗。1960代には地下水位減少によってさらに傾斜
1990年代に重しをつけてバランスを取ろうとするもうまくいかずに
傾斜していない方の地面を削ってバランスをとって今に至っているらしい
もし絵のように移動して土台の上に乗せられたら盤石ではあるな。土台だけに!
この表紙の画集があったら欲しいな
インターネットアーカイブとかペンシルバニア大のとことかにデジタルアーカイブあるみたいですね
なんかフォールアウト4ってゲームで見たことあるような….
遠隔診断とか、まんまっつーか、現実の方がもっとスマートになったな。
最初のほうのX線のやつ、1921年か…。
サラッと義足の紳士が登場しているところに、逆に時代を感じる。
路面電車に融雪用のバーナーがついてる絵などは、「むかしはこういうものがあったのか」と納得してしまいそう
昔の人達に言いたいな〜ほぼ全部実現してますよって