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子だくさん?よその子も混じってる?通常よりも多い5匹の子グマをつれたハイイログマを初観察

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(著) (編集)

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 小さな子どもがいるご家庭は毎日育児で大忙し。その大変さは動物界でも同様だが、アメリカのイエローストーン国立公園で、極めて珍しい子だくさんのハイイログマが目撃された。

 クマの子どもの数は一般に2匹、多くても4匹とされるが、今回は母親らしきハイイログマとなんと5匹の子どもたちが行動を共にしていた。

 これが世界初の記録かどうかは現時点では不明だが、この公園でこれほど多くのハイイログマの子グマが報告されたのは初の事例になるそう。

 子どもたちを遊ばせつつ警戒を怠らないハイイログマのママンとかわいい子グマたちのレアな光景をみてみよう。

貴重!イエローストーン国立公園で母グマと5匹の子グマが見つかる

 今回イエローストーン国立公園で見つかったハイイログマ(学名:Ursus arctos horribilis)はアメリカヒグマ、やグリズリー(Grizzly)などの呼び名もある。北米に生息するクマの一種だがアメリカでは絶滅危惧種で保護下にある。分類的にはヒグマの一亜種とされる。

 クマの子は一般に1月か2月に生まれ、通常は2頭まででたまに4頭のときもある。そのため5頭の子熊の出産はとても珍しいそう。

 実際、この公園でこれほど多数のクマの子が報告されたのは初の事例とみられる。

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ハイイログマの子供 / image credit:iStock

動画の撮影中、母グマに見つかった写真家

 YouTuberでもある自然写真家のスタン・ミルズさんは、この親子の撮影に成功したが、カメラを出そうとしたところ、母グマに見つかるという恐ろしい体験をしたそう。

ミルズさんに気づいて立った母グマ。周りにいるのは子グマたち4匹だ

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(2:23ごろ)小さな丘を越えたところでこのグリズリーたちを見つけた。その時彼らは右に向かって歩いていた。さっそくカメラを構えたが、すぐに母親に見つかった。この強風では持ってきた熊撃退スプレーも役に立たないだろう(スタン・ミルズさん)

すぐに母グマが子どもたちと左に向かって歩き出す。すると、途中でもう1匹の子グマと合流。これで5匹全員かな

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ママンに続いて一列になって歩く子グマたち

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 幸運なことにミルズさんは襲われずに済んだようだ。

スタン・ミルズさんが今年6月5日に撮影した母グマと5匹の子グマ

Grizzly Encounter with Mother and 5 Cubs – Yellowstone National Park

5匹の記録がなければ誰も信じない

 また公園のツアーガイドのアンドレア・バラッテさんも同日彼らの撮影に成功した。

5匹の子グマなんて初耳でした。記録に残せて本当によかった。じゃなきゃ誰も信じないと思います (アンドレア・バラッテさん)

現時点では養子の可能性も

 ただしこの5匹の子グマが全員この母グマが産んだ子かどうかはまだ分かっておらず、別のクマの子を引き受けて育てている可能性もあるという。

 たとえばクマの育児についてはこんな事例もある。

 2011年、母グマとその娘のクマがそれぞれに2匹と3匹の子を出産したが、後で娘が産んだ子グマのうち一番年上の1匹が、年上の別のクマのもとに養子に出された。

 また2016年にも同様の養子の報告がある。

 アラスカ州のカトマイ国立公園で、1歳の子グマを育てていた母親が死んだため、9カ月の子グマを育てていた別の母グマが、みなしごになったその子を養子にして2匹を育て始めた。

 なおハイイイログマの母親が子グマを捨てることは有名だが、それはおそらく、人間や人間との接触を恐れてのことだろうと考えられている。

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1回の出産で5匹の子グマなら公園史上初

 一方、米国地質調査所の北ロッキー山脈科学センターの主任研究野生生物学者で、アメリカ内務省管轄のハイイログマ研究チームを率いるフランク・ヴァン・マネン博士はこう語る。

この5匹がみんな実の子グマだとしたら、イエローストーン生態系の歴史上では確実に初の記録となるでしょう

 ハイイログマのママンと歩く5匹の子グマが、イエローストーン国立公園の歴史に刻まれる可能性もある。その点は同公園の広報担当者リンダ・ベレスさんも期待しているもよう。

1回の出産で子グマ5匹は、1959年から現在までの公園史のうち、良質な記録が残る期間中で最多となります

 とはいってもその確認にはちゃんとした遺伝子検査が必要なので、はっきりするのはもう少し先になりそう。

 なおハイイログマの成獣の大きさは日本のヒグマとほぼ同じ。大人になれば2m超えも珍しくないほど。体重はイエローストーン公園のハイイイログマの場合、オスで136~320kg、メスで90~180kgほどだ。

 しかし遠目にも子ども時代はほんとかわいい。まるこっくってまさにぬいぐるみみたい。詳しい事情はわからないけど、目下育児中のママンにとってはどの子も私の子どもたち、なんじゃないかな。

References:iflscience / wikipedia / youtubeなど /written by D/ edited by parumo

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この記事へのコメント 7件

コメントを書く

  1. 5頭も育てられるだけの餌があるのかな? イエローストーンがそれだけ豊かってことか

    • +2
  2. 食べさせていくの大変そうだな……頑張ってほしい

    • +6
  3. かってにシロクマの母ちゃんみたいに、親友のみなしごを引き取った
    太っ腹母ちゃんなのかもしれんよ

    • +4
  4. こんなに優しいなら人間とも仲良くしておくれよ

    • +4
  5. 大きさの違う子熊を連れている母熊の動画を見た
    どっちかは養子って事だそうな

    • +2
  6. 「こちらがクマを認識する時、クマもまたこちらを認識しているのだ」

    かぁちゃんが立ってこっちをみるとビビるわ。人間のかぁちゃんにだって全然かなわないのにヒトケタでかいからな。ってかこっちが認識する前に向こうに認識されてテキ認定されると悲惨なことになるので近づかないが吉

    • +2

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