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人間のために尽力した英雄犬たちが引退後、悪徳団体の劣悪な施設に入れられてしまう

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(著) (編集)

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 人間を助けるためにその犬生を費やして来た犬たちがいる。盲導犬や介助犬はもちろん、警察犬や災害救助犬、危険物探知犬、麻薬捜査犬などなど、危険と隣り合わせの厳しい任務に従事してくれている犬たちだ。

 彼らが引退した後の生活がどうなるのか?心配したことのある人も多いと思う。幸せなリタイア生活を送ってくれているなら嬉しいよね。

 アメリカのペンシルベニア州で、引退した職業犬たちを受け入れ、生涯大切に面倒を見るという名目で運営されていた保護施設が、実はひどい虐待をしていたことが明るみに出た。

 劣悪な環境の施設にいた28匹の犬たちは、まさに間一髪のところで無事に保護され、現在は幸せな第二の犬生を送っているそうだ。

引退した英雄犬たちが悲惨な境遇に

 今回救出された28匹の犬たちは、長年にわたって人間のため「守ること、奉仕すること」をモットーにハードな任務を行っていた素晴らしい犬ばかりだ。

 ある犬は戦争で荒廃した国の最前線に立ち、またある犬は法執行機関で警察犬として働き、またある犬は麻薬捜査犬として、命がけで我々を守ってくれた。

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image credit:photoAC

 やがて彼らが引退し、余生を過ごす場所が必要となった時、ノーサンバーランド郡を拠点とする保護団体「K-9ヒーローヘブン」が、この英雄たちのために終の棲家を提供した、はずだった。

 だが、犬たちが穏やかな余生を送るはずの場所は、彼らにとって地獄だった。

 水や餌も満足に与えられず、掃除もされていないケージに閉じ込められたまま、彼らは放置されていたのだ。

 地元ペンシルベニアの動物虐待防止協会(SPCA)が救出に駆けつけた時、犬たちの多くは体調を崩し、飢えと病気に苦しんでいたという。

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image credit:Facebook

 SPCAは数か月かけて彼らをこの施設から救出し、快適な環境へと移す作業に取り組んだ。同時に医療チームも、彼らの身体的・精神的な傷をいやすために懸命に働いた。

動物虐待防止協会の献身的な働きで全員が健康を取り戻す

 6歳のジャーマンシェパード「シーザー」も、今回救出された28匹のうちの1匹で、現役時代は爆発物探知犬として活躍していたのだという。

 救助隊が初めて彼の姿を見た時、ふわふわしていたはずの茶色い毛は、何カ月も放置されていたせいでもつれにもつれていた。

 だがケージの中からこちらを見るまなざしは、まだ生気を失っておらず、人間への信頼と愛情に満ちていた。

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image credit:Facebook

 そして無事に保護され、何の心配もなく暮らせるようになった現在、彼はご覧のように美しい毛並を取り戻し、第二の犬生を満喫している。

 SPCAのメンバー、レニー・ブルックスさんは、シーザーの様子について次のように語っている。

シーザーはテニスボールを追いかけるのが大好きです。さらにフリスビーや、ベッドで寛ぐことも学んでいます。

一度人間を信頼すると、彼は「撫でて!」と身体を寄せてくるんです。暖かい季節には、プールで楽しむことも覚えました

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image credit:Facebook

 下の写真のインディーは、警察犬として長い現役時代を過ごし、今では鼻先の毛に白髪が混じるようになった。

今度は私たちが彼のために尽くす時です。彼には他の何よりも、愛情でいっぱいの家庭がふさわしいのです。

彼が他の27匹の犬たちと共に保護されたとき、私たちはそのためにできる限りのことをしました

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保護犬たちの終の棲家を探して

 数か月後、保護施設のオーナーは動物虐待で有罪を認め、犬舎運営の許可証が取り消された。その後さらに多くの動物虐待の容疑が地方検事局に提出されたという。

 今回保護された犬たちの多くは、既に引き取り手を見つけているそうだ。一部には、任務に就いていた頃のハンドラーの元へ戻ったものもいる。

 だが、こういった軍用犬や警察犬のリタイア組は、そのまますぐに一般の家庭でペットとしての生活を始められるわけではないという。

 その前に彼らはまず、「脱訓練」という訓練を受けなければならない。軍や警察といった危険と隣り合わせの環境で長年過ごしてきた彼らが愛玩犬として生きるには、新たな訓練が必要なのだ。

 安易に彼らを「引き取りたい」と申し出る人は少なくないが、SPCAではこのような犬たちをきちんと飼いきれるかどうかを見定めた上で、マッチングをしているそうだ。

 願わくば全員ができるだけ早く、幸せなハッピーホームを見つけられますように。

References:Rescuers Find Dog Cooped Up In Metal Cage — Then Realize He’s A Retired Hero / written by ruichan/ edited by parumo

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この記事へのコメント 19件

コメントを書く

  1. 保護施設のオーナーには刑務所という安楽な施設に送り込むよりも
    極寒のツンドラの奥地やアマゾン奥地に投げ捨てるほうがよさそう
    後は知ったことねえ

    • +33
    1. >>2
      どうだろうね。刑務所は何で捕まったとかすぐ広まるみたいやし、囚人の中には犬好きは当然おるでな

      • +22
    2. >>2
      罰が罪より重くなってはならない。法治国家の鉄則だよ~ん(^_^;)

      • -21
      1. >>11
        心情的にはそのくらいの罰が必要と感じるのも無理はないでしょう。
        なぜそんな小馬鹿にしたような言い方しかできないんですか。
        あまりそういうのは良くないと思いますよ。

        • +21
  2. 華々しい活躍した後にこんな地獄が待ってるなんて想像すらしなかったろう。それでも人間を信じてるなんて、まさに英雄だわ。

    • +30
  3. こういう施設を立ち上げたあとは
    公金チューチューと 寄付金詐欺だったのかな

    • +22
  4. 単に金儲けとして遣ってる業者はコストカットしか頭に無い
    動物に金使うのは無駄としか思って無いんだろう
    愛護団体は普段からこの手の施設を見張っておかないとな

    • +24
  5. 普通の犬じゃなくてK9とかなのが許せない
    警察側にも同じ意見が多いだろう
    刑期は地獄だろうね。

    • 評価
  6. 犬猫はじめ動物保護施設は個人法人から広く集める寄付が集まらないと維持できないが、集まった善意の寄付を着服流用する悪質通り越してはっきり詐欺団体も絶えないから、本当に動物保護の意思と知識経験持った団体まで寄付集まらなくて苦労する。
    警察犬や盲導犬等、仕事に就いていた犬は引退するとそれまでの負担反動から一気に老け込んで一般家庭の犬より心身衰えるから、引き取った時点で排泄の世話さえ大変なことも珍しくないのも広く知ってほしい

    • +5
  7. 子どもと動物を虐待する奴は罰は罪の100倍でOK

    • +13
  8. 動物愛護を喚く連中の裏にビジネスあり
    隠しれずに表に出る

    • 評価
  9. 人間のために危険な仕事に赴いてくれた犬たちに何という恥知らずな仕打ちだろうか。
    同じ人間であることが恥ずかしい。
    もちろん普通の犬でもこんなのはダメです。

    • +8
  10. ハンドラー「K-9、今は休むのがお前達の仕事だ・・・」

    • 評価
  11. 善行してきた存在が悪行をする利己主義な奴によって八つ当たりや酷い目に合うのはダブルスタンダードであり極悪非道である。

    人であれ犬であれ自然の摂理から見た善行をしたものにはちゃんと等価交換で善行をシングルスタンダードで対価を払うのが自然である。

    酷い話だ。

    • 評価
  12. レックス欲しいよぉ〜
    ママ買ってぇ〜!

    • -1

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