この画像を大きなサイズで見る アメリカ、フロリダ州に自生していたサボテンの希少種が完全に姿を消し、米国内のものは全て絶滅した。
”局所絶滅”が確認されたのは、「キーラーゴ・ツリーカクタス(Pilosocereus millspaughii)」という種だ。カリブ海のいくつかの島にはまだ生息している。
アメリカで、海面上昇による植物の絶滅事例はこれが初めてだという。
希少なサボテン種、最後の6本がついに絶滅
キーラーゴ・ツリーカクタス(Pilosocereus millspaughii)は、サボテン科の顕花植物の一種で、フロリダ、バハマ、キューバ、ハイチ、タークス・カイコス諸島が原産だ。
現在も、キューバ北部やバハマ諸島の一部を含むカリブ海のいくつかの島々に生息しているが、米国内ではフロリダ州南部の群島フロリダキーズでしか見られなかった。
2021年まではおよそ150本あったキーラーゴ・ツリーカクタスだが、海面上昇に対して特に脆弱で。海水の浸入・嵐や高潮による土壌浸食が最も大きな要因となり、さらには動物の食害によって激減した。
そして最後に残された6本もついに死んでしまったことが、『Journal of the Botanical Research Institute of Texas』(2024年7月9日付)で報告された。
この画像を大きなサイズで見る海面上昇による植物絶滅の始まりとなるか?
この報告をした研究チームの1人で、フェアチャイルド熱帯植物園の地域保全責任者を務めるジェニファー・ポスレー氏は、これが海面上昇による植物絶滅の始まりになるのではと懸念する。
残念なことに、キーラーゴ・ツリーカクタスの事例は、低地に生える海岸植物が温暖化から受ける影響を示す前例になるかもしれません(ジェニファー・ポスレー氏)
だが、あくまで米国内のキーラーゴ・ツリーカクタスが絶滅したという話で、キューバ北部やバハマといったカリブ海諸島にはまだ自生している。
それでもポスレー氏が危惧するように、残ったサボテンが安泰だとはとても言えないだろう。
キーラーゴ・ツリーカクタスは、ツリーという名が伝えるように、高さ6メートルを超えることもある樹木のようなサボテンだ。
この画像を大きなサイズで見るまた、それが咲かせるクリーム色の花は、ニンニクの香りをただよわせ、月明かりに照らされるとキラキラ輝くユニークなもの。
これは花粉を運んでくれるコウモリを引き寄せるための工夫だ。また鮮やかな赤紫の果実は、ほかの哺乳類や鳥類をも魅了する。
気候変動により、氷床や氷河が溶けて世界中の海に流れ出ている。さらに海水は温まるとわずかに膨張し、どちらの要因も海面上昇の原因となるという。
研究者たちは、このサボテンが自然環境で生育する可能性は今後もないと考えている。そこで、フロリダ州環境保護局との協力計画により、野生での再導入が計画されている。
とは言え、これは解決策というよりは、その場しのぎの処置に終わるかもしれないとポスレー氏は語る。
このサボテンに適した環境は、それらを支える植物とともに消失しているからだ。
「このサボテンを育てるには、マングローブの林とトゲのある低木地帯が必要ですが、再導入した個体群を生育できるような場所は、ほとんど残っていないのです。」
References:First local extinction in the U.S. due to sea level rise – Research News / Florida Cactus Species Becomes First US Extinction Victim of Rising Seas : ScienceAlert / written by hiroching / edited by / parumo
















マングローブの林の近くにあるトゲのある低木地帯というニッチな場所に生えている
いつ絶滅しても不思議ではない感じなんだよね
アメリカ合衆国でこの事象から環境問題が大きく変わることは残念ながら期待できないなぁというのが個人の感想です。植物でなら彼らの尻に火が付くのは、(輸出大国でもあるので)小麦やトウモロコシなどの農産物が温暖化で作りにくくなる時とかじゃないかと。
マングローブ林の近所に生えるということは塩には強そうなので、フロリダだけじゃなくてテキサス州からルイジアナ州、アラバマ州などのメキシコ湾岸に残ってないかなぁ。なんとか歯止めがかかるうまい世界的協調の仕組みがあるといいんだが……
コウモリを引き寄せるためにニンニクの香りをただよわせ、というのが衝撃
吸血鬼の立場はどうなる
絶滅したのもあれば、発生したものもある
それが進化だ
自然はその都度環境に対応して進化してきた
>>4
ところがどっこい生き物の絶滅種数は100年前の4万倍以上になってるのよ
このサボテンが地域から絶滅した理由の海面上昇もモロ地球温暖化の影響だから原因はヒト。
もしかしたらこのサボテンに依存してた動植物や微生物もいて連鎖的に絶滅するかもしれない
隕石降ってきて絶滅した恐竜とは根本的に原因が異なるのよ
>>4
人間が対応しきれない変化が起きると困るから
出来る限り変化を抑えよう、という話。
こういう野生生物は変化のバロメーターなんよ。
>>4
発生したものってなんかあんの??
>>4
まーた進化論を誤解してるトンデモがいる
キリンの首は背の高い植物を食べるために長くなったのではなく、遺伝子のミスで偶然生まれた首の長いキリンだけが環境の変化に適合して子孫を残した
「進化は明確な目的をもって行われるものじゃねーよ」とダーウィン自身が否定してるのに、なんで進化を語る奴ほどダーウィンの話を無視するんだろう
>>4
「環境に対応して進化してきた」は大間違い。
夏になったら薄着に着替えるような感覚で進化できるわけないじゃん。
たまたま今の環境に合った体質の個体が運良く生き残るだけでたくさん死んでるんだよ
>>4
人間が、地球規模で短期間に環境を変えちゃうエクセプションになったのはここ最近だからなぁ
エクセプションが存在しなかった昔と、人間のいる今は比較しちゃいけないわ
温暖化の話
メタン、アスファルト、森林伐採(単純に)、工場・発電所・家電など文明機器からの排熱ほか
温暖化の要因は多くあるのにCO2だけが話題になり評価規準にされてるのが最近不思議に感じてる
やはりCO2はコントロールしやすいのか?
むしろ夜の都会を赤外線撮影して明るい場所の熱対策したほうがいいかもしれない
>>6
今の温暖化についてはCO2が最大の要因とされてるから
注目度が一番高いのは当然だと思う。
もちろんメタンなど他の要因についても対策は行われてる。
ちなみに都市部が暑くなるのはヒートアイランド現象で、
地球温暖化とはまた別の問題。
目の前で絶滅しようとしてる種があっても何もしない(できない?)んだね
氷河期の氷が溶けて何万年前の◯◯が出てきて~とかいう話も聞くけど、いまを大切にしたい
地球の歴史上何億回と似たようなことはあったんだろうけど、絶滅と聞くと悲しくなるなあ・・・
何をどうあがいても今更この流れは止められないでしょうね
世界人口はついに80億人を突破し、ネットワークや流通の発達で世界中で燃料消費が拡大していて、80億人の足並みを揃えさせて環境を守るなんてことは、たとえ神にも絶対に不可能ですから
海面が上昇したら、またどこか別の場所が適した環境になるだけだろ
人間がどうこうしなくても、地球はその時々の環境に適応して変化するだけ
>>14
環境の適応が追いつかないほど今の絶滅は加速してるからそんな悠長なこと言ってらんないよ
日本人だって最高気温38℃に適応できてないじゃん
>>14
その考え方だと最終的には逃げ場が無くなって破滅でしょ。
どこにその限界があるのか分からない以上、
出来る限り変化を抑える努力をすべきかと。
>>14
その適した場所にどうやって移動するのかってこと
イチョウなんてどこにでもあるけど
これは人間がやったことで原産地は一か所しかないんだよ