メインコンテンツにスキップ

ヘビのような頭を持ち陸地を這いまわる外来種、ノーザンスネークヘッドがアメリカで再発見

記事の本文にスキップ

19件のコメントを見る

(著) (編集)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
Advertisement

 アメリカで、ヘビのような頭を持ち、陸地を這いまわることができる脅威の外来魚が再び発見、捕獲され、人々を震撼させている。

 ミズーリ州で先月末、水から引きあげられても数日間生き延びる能力を持つ外来種、ノーザンスネークヘッドが見つかった。

 ニシキヘビ似の頭をもち、体長は最大で1.5mにも達するこの魚が、同州で初めて発見、捕獲されたのは2019年のことで、今回で4度目になるという。

アメリカで脅威の外来魚ノーザンスネークヘッド

 ミズーリ州に再び姿を現した外来魚、ノーザンスネークヘッド(学名:Channa argus)は、スズキ目 タイワンドジョウ科に分類される淡水魚(総称ライギョ、雷魚)の1種で、日本ではカムルチーと呼ばれている。

 ノーザンスネークヘッドはもともとロシア沿海地方から、朝鮮半島・中国に生息するため、アメリカでは外来種にあたる。

 体長1m~1.5m、体重5~8kgにも達する大型のノーザンスネークヘッドは、在来種を捕食し、資源を奪う「攻撃的な捕食者」の中でも脅威の生命力をもつ魚として有名だ。

この画像を大きなサイズで見る
image credit:Brian Gratwicke, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons

陸を這いまわり生きながらえる強靭な生命力

 一般に魚は水中でしか生きられないが、この魚は陸でも空気呼吸ができ、皮膚が濡れてる間なら陸を這い回ることもできる。また酸素濃度の低い水中でも生きながらえるという。

 このようにたとえ水から出されても数日間生き延びるため、特に警戒されており、ミズーリ州では生きたままの輸出入、販売、購入および所持が禁止されている。

 またその強靭な生命力から、ノーザンスネークヘッドを発見したら決して水に戻さず、頭部を切り落とすか内臓を出し殺すよう周知されている。

巨大なノーザンスネークヘッド

釣り人が発見して捕獲。同州では今回で4度目

 ミズーリ州では過去3度ノーザンスネークヘッドが見つかってるが、4度目となる今回は、先月25日に同州ウェイン郡で釣り人が発見して捕獲したという。

 その釣り人は当初それがノーザンスネークヘッドだと知らずに釣り上げたが、水から出して放っておいてもずっと生きてることに驚き、調べたところでノーザンスネークヘッドと判明。

 その後、魚は地元のアメリカ陸軍の事務所に運ばれ、担当の捜査官が受け取った。それは釣り人の手を離れてから4時間後のことだったが、その魚はまだ生きてたそうだ。

この画像を大きなサイズで見る
image credit:Katerina Thornton

魚市場を経由して野生に放たれた可能性

 この魚はロシア、中国、朝鮮半島原産とされるが、アメリカの温帯水域にも適応するらしく、現地ではしばしば在来種のアミア・カルヴァ(Bowfin)やカワメンタイ(Burbot)やパイクなどの淡水魚と間違えられやすい。

米ペンシルバニア州魚類・船舶委員会より。ノーザンスネークヘッドの見分け方

この画像を大きなサイズで見る
image credit:Pennsylvania Fish and Boat Commission/facebook

 そうした見間違えが関係するのか、魚市場経由で輸入された後、違法な形で野生に放たれていると考えられている。

2019年にミズーリ州で初めて見つかったノーザンスネークヘッド

Invasive fish found in Missouri

「生命力つよ」「ヘビ顔の魚って」驚きの声

 ていうかこの魚、確かに頭のほうがちょっと細くてヘビっぽい。水から顔だけ出したら普通に焦るし、予備知識なしで陸を這いずり回られたらホラーみが一気に高まりそう。

 そのニュースで動揺したユーザーの間ではこんな声が上がっていたようだよ。

・陸上で生き延びるなんてすごいな
・こんなに生命力強いのが侵略的な外来種とは不安になるな
・住んでるところで見つけちゃったらどうしよう?
・生態系にどの程度の影響を与えるのかもう少し知りたいよ
・まさかヘビ顔の魚とは…
・これが釣れるってこと自体に驚いてる

追記:(2024/06/08)本文を一部訂正して再送します。

References:cbsnews / mdc / wikipedia / youtube / Pennsylvania Fish and Boat Commission/facebookなど /written by D/ edited by parumo

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 19件

コメントを書く

  1. ライギョは料理するとそこそこいけるらしい
    念入りに火を通さないと寄生虫ウジャウジャだけど

    • +6
    1. >>1
      そもそも食用で輸入された魚だし

      • 評価
  2. ライギョやん
    日本のライギョも外来種やけど

    • +16
  3. なにこれはじめてみた~!
    へびみたいでちょっとかっこいい。
    でも可愛くないw

    • 評価
  4. エラの容量が足らないらしく、空気呼吸もしないと追いつかないそうな
    網に掛かったりして水面に上がれないと溺死するとか…

    • +6
  5. ホラー味どころか既にホラー映画の題材にもなっています、邦題「殺人魚獣へビッシュ」など…

    • +5
  6. ヘビッシュって名前の、雷魚が人間襲うB級映画があったなと思い出す。

    • +1
  7. 食べたらええねん
    ピラニアもおいしいらしいで

    • 評価
  8. スネークヘッド系の食欲はヤバい
    魚食性のみならず動くモノには何でも食いつく悪食
    外来種として持ち込むと最悪だよ

    • +2
    1. >>9
      日本じゃすっかり定着しやがってますね・・・

      • 評価
  9. >その後、魚は地元のアメリカ陸軍の事務所に運ばれ、
    陸軍が担当するんだ

    • 評価
  10. あんたんちのブラックバスが日本で大繁殖してる
    少しは気持ちがわかっただろう

    • -4
  11. 雷魚(カルムチー)は日本の沼や用水路でもよく見る
    浅い沼地に潜んでいることはよくあるがさすがに陸地に出ているのは見たことない

    • 評価
  12. 日本も明治から昭和初期にかけて外来種食用のために輸入しまくったからなあ
    当時は生態系維持とかいう発想がなかった

    • 評価
  13. 日本でも沢山釣れる
    なんならペットショップでも買える

    • 評価
  14. 雷魚物のB級ホラーなら、「スネークヘッドテラー」ってのもあるな。

    • 評価
  15. 昔とある市役所の噴水に捨てられていて小さな女の子が指を喰いちぎられる事故が起きていたりもする
    ドジョウとかウナギとちかいので食べるとうまいけど歯が鋭くて狂暴

    • +1
  16. 日本でも時々目撃されてる。なぜかそれほど話題に上らないが。

    • 評価
  17. どれだけ雷魚がタフでもアメリカまで行ける訳ない
    いつものように人間が悪いね

    • 評価

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

知る

知るについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

水中生物

水中生物についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。