この画像を大きなサイズで見るアメリカ、フロリダ州パームコーストにあるウォルマートの駐車場で、「1歳の娘を車に閉じ込めてしまった」という母親からの通報を受け、地元フラッグラー郡の保安官事務所の保安官代理たちが現場へ急行した。
この日の気温は31度。閉め切った車内の温度は、すぐに危険なレベルまで上昇する可能性がある。
一刻の猶予もないと判断した保安官代理は、母親が止めるのを振り切って、車の窓を割る決断をしたのだった。
フロリダの駐車場で、1歳の幼児が車に閉じ込められた
2024年5月20日、子供がロックされた車に閉じ込められるという事故が発生。現場に駆けつけたハリソンとフィンの2人の保安官代理が目にしたのは、車のそばで口論している男女の姿だった。
男性に向かって「黙ってて!」と叫ぶ女性。男性によると、娘を車に乗せてから反対側に回ったところ、突然ドアがロックされ、キーが閉じ込められてしまったのだという。
ハリソン:これは誰の車ですか?
母親:私のよ
ハリソン:お嬢さんは何分くらい中にいるんですか?
母親:10分くらいです
午後のフロリダはすでにかなりの高温になっている。消防署のレスキュー隊はまだ到着する気配がない。
この画像を大きなサイズで見る窓を割って子供を救出することに
子供が車内で汗をかき、苦しそうにしているのを確認したハリソン保安官代理は、一刻の猶予もないと判断。窓を割って幼い少女を救出する決断をした。
ハリソン:今から窓を割ります
母親:やめて、ダメよ! 窓を割らずに助けられる道具か何かはないの?
ハリソン:ありません
保安官代理は女性に有無を言わせず、任務を全うすることにした。パトカーから「シャッターボール」という道具を取って来ると、子供から一番遠い右後方の窓に投げつけた。
この画像を大きなサイズで見る2回目で窓は粉々になり、ハリソン保安官代理は警棒で破片を取り除くと、内側からロックを解除することに成功。
この画像を大きなサイズで見る子供は無事に救助され、駆けつけた救急隊により診察を受けた。幸いなことに、健康上の問題はないとのこと。
この画像を大きなサイズで見る炎天下の車内で「大丈夫」はあり得ない
同郡のリック・ステイリー保安官は、今回の事故について以下のように語っている。
保安官代理たちの迅速な対応のおかげで、子供は無事に救出され、悲劇的な事件は回避されました。
今回は事故でしたが、この場を借りて、駐車中の車の中に子供を放置することの危険性、特に走行中でない場合の危険性を親御さんに再認識していただきたいと思います。
外がそれほど暑くないように思えても、熱中症はあっという間に発症します。命あるものを車内に置き去りにしないよう、どうか気をつけてください
こういうとき、外から窓を開けるのは非常に難しい。以前にはこんな奇想天外な解決策がとられたケースもあったが、いつもこんなスキルを持つ人たちが近くにいるとは限らないのだ。
フロリダ州では2021年に「Hot Cars Act(ホットカー法)」が制定されている。これは子供やペットが高温の車内に取り残されることによる悲劇的な事故を防ぐために制定された法律だ。
この法律の主な目的は、以下の点にある。
・車内に子供が取り残されている場合に警報を発するシステムの導入を義務付ける
・車内に子供やペットを放置することの危険性についての啓発活動を推進する
・緊急時に車内に取り残された子供やペットを救助するために車を破壊する行為について、一定の条件下で法的な保護を提供する
車による危険から子供たちを守るために設立された非営利団体「Kids and Car Safetyg」が行った調査によると、アメリカで車内に取り残された子供が、高温のために死亡する事故が多いのは、やはりフロリダやテキサス、カリフォルニアなど暑さの厳しい地域である。
今回の事故が起きたとき、車内温度は急激に上がっていたようだ。このまま放置していたら、子供の命に危険が迫っていたのは間違いない。
日本もこれから夏を迎えるが、うっかり、あるいは意図的に子供を社内に置き去りにしてしまったというニュースは後を絶たない。
不幸な結果を招かないためにも、どうか決して「ちょっとくらい大丈夫」などと考えないで欲しい。
今回使われたのは「シャッターボール」というお助けアイテム
ところで、今回保安官代理が使っていた、車の窓を割る時に使ったシャッターボールとはいったい?と疑問に思った人もいるだろう。
これは非常時に車の窓を割るために開発された、直径約2.5cmのスパイク状の金属製の球である。
ダーツを投げるような感覚で窓にぶつけるだけで、窓ガラスが割れるという優れモノだ。女性でも片手で扱えるのが魅力的。
お値段は2個で40ドル(現在のレートで約6,200円)と、意外とお手頃価格である。
実演動画はこちら。本当に軽くぶつけるだけで、車の窓が割れてしまう。いざという時のために持っておきたい気もするが、残念ながら日本では販売していないようだ。
もしかしたらどこかで売っているのかな? 知っている人がいたらぜひ情報をシェアしてほしい。
References:Florida deputies shatter window to rescue 1-year-old locked in hot car / written by ruichan/ edited by parumo














判断と行動がマジで淀みないな
子供よりも窓ガラスの方を心配するわ車内は滅茶苦茶汚いわ、色々とお察しな母親だなあ
子供がまともに育てるよう祈る
素晴らしい判断力だね。
助かったのならヨシ。
車移動の米警察官や米保安官なら、マキビシでなくて普通に専用ハンマーの方が使い勝手良いと思うった。
窓割る用ハンマーを買って車内に常備してるわ。
使ってみたいけどなかなか使う機会はないものよね。
ボール面白そうだけど子供がやらかしそう。
この判断力と行動力に敬意を表する
シャッターボールいいねこんな小さいのに女性が投げつけても割れるんだ
日本でもつい最近も子供が車内に閉じ込められたんで緊急で動画撮ってます~って動画上げて炎上してたアホがいたんだけどほんとにさぁ…お前らが閉じ込められちまえと思っちゃうよ
GJです
日本でも緊急避難なら許されるはず。パチスロ店とかスーパーとか駐車場を巡回して、発見したら今からガラス割ると放送かけた上で救出するとかできないものかと常々思ってるが、権限だのなんだので難しいのだろうな。救出したのが警察官なら人命救助で押し切れるだろうけど一般人ではね・・・。
保安官代理の手つきの慣れてるのを見ると、よくあるんだろうなあ。
窓を割る道具を車内に置いてあるけど赤ちゃんや幼児の閉じ込めに対しては意味がないなと今更気付いた
シャッターボール実演の動画
本当にあんな軽くポイーで割れるんか?ってなるなw
回収しやすく紐くらい付けとけば
あんなボールが6200円で手頃だって?
手頃な桁間違えてんじゃないか?
>>20
為替と賃金差を考えると2000円くらいの感覚だろう
>>20
自分が閉じ込めてしまった親ならなぜ数千円惜しんだのか後悔しそうなのであれば買いたい
車のガラス代込みで数万円?それで命は買えないので
>>20
動画見た感じだけどかなりガラスも綺麗に割れているから
安全面も考慮して設計されているとしたら正直安いと思ったよ
数枚の小銭をレジ袋などに入れておもりにして
遠心力を利用して打ち付けると
窓ガラスは割れるらしい
母親は、子供の命よりも車の窓ガラスの方が心配みたいですね。
保安官が良い仕事をしたと思います。
ガラス割りハンマーだと3000円以下で売ってるし災害時用に使えそうだからそっちつかうわ、ただでさえ6200は高いし小さいからきまった場所に置いとかないとなくしそうあと使ったらなくしそう
>>23
>ガラス割りハンマーだと3000円以下で売ってるし災害時用に使えそうだからそっちつかう
車内またはトランクにガラス割りハンマーを置いておくとして、「うっかりキーごと子供が車内に閉じ込められた」場合はどうしよう?
と考えると、常時ポケットまたはウエストポーチにガラス割りハンマーを突っ込んでおく必要があると思う
「常時ポケットまたはウエストポーチにガラス割りハンマーを突っ込んでいる」って、なんか空き巣を疑われそうで怖いな…
「くう~! 一度使ってみたかったんだよな」
保安官代理の心の声。
アメリカでは命を救うために車の窓を第3者が割っても損害賠償を請求されないという法律がある州もあるそうだ。日本でも必要ではないか?
こんなモノが必要でなくなる世界なら一番いいのだが、世界は寒々しく残酷で無慈悲だから運命に抗う為に警官は備える必要がある
親が間抜け
若しくは非常識だと子供の命に関わる
高齢母と車で出掛けると、私一人で片付くような簡単な用事の時は母が車に残りたがって困る
熱中症恐いから短時間でも車内に残したくないのに……
>>35
今回の記事は、自分の子供ですね