この画像を大きなサイズで見るすわローラースケートの再来かと空目したら未来だった。こちらは歩行のタイパ向上機能に特化した電動ロボットシューズ。AIを活用した先進技術が、いつもの歩行スピードを250%も上げてくれるのだ。
アメリカの企業が開発した世界最速の靴、「ムーンウォーカーズ(Moonwalkers)」は、AIがユーザーの歩行パターンを学習、それをもとにシューズの動きが最適化されるため、靴のまま装着するだけで自然に歩く速度を上げられる。
まるで自分にぴったりフィットの動く歩道に乗ってるようなもの。しかもその気になればランナー並みの移動まで可能なんだとか。
歩行速度を250%向上させるロボットシューズ
一応いっておくがムーンウォーカーズ(Moonwalkers)は、かの有名なマイケル系のものではない。アメリカの企業シフトロボティクス(Shift Robotics)が開発した史上初のロボットシューズだ。
複数の車輪があるムーンウォーカーズは、靴のままベルトで固定し装着でき、ただ普通に歩くだけで走るぐらいの速さで移動できるようになる。
この画像を大きなサイズで見る一般的な歩行速度は時速4km程度といわれるが、ムーンウォーカーズの最高時速は約11km。つまり最高約250%ものスピードアップが可能だ。
実際に初めて使ったユーザー自身の比較では、ムーンウォーカーズを履くと小走りぐらいの速さになった。一方、爆速の競歩のプロ相手ではムーンウォーカーズにハンデ付きでもまったく追いつけないぐらい。つまりそれほど猛スピードは出せない設計になっている。
この画像を大きなサイズで見るAI活用のシステムで自然に歩く感覚のままスピードアップ
ムーンウォーカーズは、一人ひとりの足元に動く歩道を作り出す、という発想から開発された。その結果、本当にそんな感覚になれる靴が誕生した。
シフトロボティクスによると、このシューズは適応型AI(アダプティブAI)を活用したパワートレイン(電力伝達システム)を搭載。
この画像を大きなサイズで見るAIが装着したユーザーの歩行パターンを学び、それをもとにブラシレスDCモーターが制御され、シューズ側の動きが最適化される。これにより、ユーザーは自然に歩く感覚のまま、スピードを大幅に上げられるようになっている。
AIの感知でなめらかに停止。下り坂も自動制御
シューズのほうがうまいこと加速を調整してしてくれるとは。なるほどかなり賢い靴とみた。
イメージ的には電動アシスト自転車っぽいけど、もっと積極的に体を前に運んでくれるのかな?
この画像を大きなサイズで見るただ気になってしまうのが安全面。舗装のないでこぼこした道でも使えるとか、確かにスイスイ歩けそうだが、これ履いててもちゃんと止まったりできるんだろうか?
ムーンウォーカーズは、歩くのを止めるか、歩く速度を遅くすると、AIがそれを感知してなめらかに停止する。その制動距離はおよそ1mほど。大人の1歩分より少し長いくらいの距離で止まるようになっている。
この画像を大きなサイズで見るまた、AIがユーザーの歩行速度を学び、それを増幅する機能から、坂道でも安全に使用できるという。例えば坂道を下るときもユーザーが下る速度をもとに、自動的に速度を制御してくれる。
3つのモードで履いたまま歩いたり練習もできる
またムーンウォーカーズには、使用状況に合わせて切り替え可能な3つのモードがある。
シフトモード:メイン機能を活用して速く歩ける
ロックモード:加速をOFFにする。普通に歩く時や階段をのぼるときなど
トレーニングモード:操作に慣れるため最初に使う練習用
練習したり、履いたまま普通に歩くこともできるならけっこう便利かも?
この画像を大きなサイズで見るお値段22万円。海外発送もOKな「世界最速の靴」
ムーンウォーカーズは、TIME誌の「2023年ベスト発明品200」に選ばれ「世界最速の靴」と呼ばれている。そのスペックはこんな感じ。
最高速度:約11.3km/h (7 mph)
航続距離:約8-11km( 5-7 マイル)
製品重量: 各約2.4kg(5.2ポンド)一足4.8kg
体重制限: 約100kg(220ポンド)
サイズ: メンズ 7.5~13/レディース 9~13.5(共にUSサイズ)バッテリー容量: 3.0Ah
最大許容充電電力: 各65W
充電器タイプ USB-C PD互換
充電時間: 1.5時間定格出力:300W
最大トルク: 8Nm
最大傾斜: 10度電動モーターはコントロール フィールド指向制御
ブレーキ距離: 乾燥路面で約1m(3フィート)
防水性能: IP54
気になる価格はおよそ22万円(1,399ドル。送料別)で日本を含む海外発送が可能。ただし購入は各国における大人のみという制限がある。
半自動なわりに電動キックボードとか電動自転車よりも高価みたいだが、それより軽く、場所もとらない点ではありなのかも?
軽量化した進化版「ムーンウォーカーズ X」も登場
かつてブームになったローラースケートのサンダル版みたいだが、中身はすっかり未来だよ。これなら犬の散歩とかにもちょうどよさそう。
この画像を大きなサイズで見るレビューはこちら。WIREDの記者がムーンウォーカーズをテスト
しかもずいぶん好評らしく、近ごろではこの進化版、片足約1.5kgに軽量化した「ムーンウォーカーズ X」という新作も登場。広い倉庫での作業にも重宝しそうだ。
値段はさておき、いきなり運動神経が試されるローラースケートにはない練習モードに心惹かれる。
慣れたら長距離移動も楽ちんそうだし、着脱が簡単そうなところもよさげ。できたら試し履きとかしてみたいな。
アメリカでも注目の次世代シューズ、ムーンウォーカーズが気になる人はshiftrobotics公式をチェックだ。
References:boingboing / shiftrobotics / youtube / timeなど /written by D/ edited by parumo
















https://karapaia.com/archives/52322446.html
去年の記事では18万だったのに
今年の記事では22万
お値段変わってないのにこの金額差……
公道走行可能ならほしい
便利な道具なように見せて、人類の脚力の老化鈍化を招いて種として弱体していく様にしか思えん。
自分の足で歩け。
意図せず作動したり停止したりして事故や怪我も起きるだろうし横着してもろくなことにならないと思うわ。
>>5
サイボーグ化のはじまりやで
>>5
片足で2.4kgなので、脚力はかなり必要になるでしょ。
「装甲騎兵ボトムズ」の気分を味わえます
>>6
夜勤明けにコンビニコーヒーは苦いと言おう
>>6
みんなでムーン・ウォーカーズを履いて
スコープドッグのガワコスしてローラーダッシュしたらめっさ楽しそう
>>19
そいつの肩は赤く塗らねぇのかい?
>>6
太陽がいつもよりチカチカしそう
体重制限100㎏って向こうで売れるの?
ムーンウォークはせえへんのかいな
「ポゥ!」もないんかいな
つまらん
段差とか不安だけど一度試してみたいな
公道では使わんけどデカい敷地内移動には使えるなら欲しい
なかなか良さそう!でも下が砂とかなら転びそうWW
競歩のプロにこれ履かせたらかえって遅くなりそう
工場とかの仕事活用では有りじゃないかな
現段階では公道危なそう
リノベで行動や選択の幅を広げるのはいい事だ
これ履いて買い物行って部屋でランニングマシーン使う生活になりそう
今は試行錯誤でもそのうち画期的な乗り物できるのかな〜楽しみ
人が多く道は狭めの日本ではちょっと怖そう
最高速度11km/hだから日本だと特定小型原動機付自転車に分類されるから
使うとなると車道のみだし、6km/h以下で歩道使うとしてもバックパック状のオプションに保安部品とナンバープレート搭載したものを背負わないと使えないねぇ
キックボードよりは良さそう
円安が終わったら考えたい
人間の歩行は必ず片足は浮いてるから、一歩歩くたびに片足2.4kの鉄ゲタを持ち上げなきゃならん
すぐ腰痛になるだろうな
使い物になるとは到底思えん
>>21 これは重そうだね
しかしこういうのの改良版が森博嗣のWWシリーズにあったなぁ
歩行を助けるやつ
開発者のオジサンのどや顔w
なんか、膝にキそう。
雨の日とか、日本の夏のコンクリートやアスファルトの道路に耐えられるのかな…
少しずつエアギアの世界に近づいてる感じ。
こういうローラーシューズのような靴は10年おきくらいに定期的に流行るんだけど、どれも一過性のブームで終わることが多い。
なぜならば、普段使わない筋肉を使うため全身バッキバキに筋肉痛になるためである。それと、ショッピングセンターなどで衝突事故の防止のため使用禁止されたりして、なんやかんや使えないことが多いという理由もある。
バットマン
「クルマを潰したらバイクに
バイクも潰したらコレにしよっかなー」
歩行効率を上げる意味ではいいんだけどね
車で移動する距離を徒歩で軽々と移動できるようになれば魅力的ではある
そこまでにはならずとも研究して損なものではない
VRにも使えそうですね。
ローラーヒーロー、ローラーヒーロー!
「ワッチャネム?」
こういうの普及すれば移動手段一個増えるからいいね
一番気になるのは値段より安全面かなあ
階段とか危なっかしいけど階段上り下りできる移動手段ってだけで中々
倉庫内の軽い物のピッキングに良さそう。