この画像を大きなサイズで見るハーバード大学ホートン図書館の蔵書は2000万冊ある。その中には、19世紀に作られた、人間の皮膚で装丁された「人皮装丁本」も存在する。
この度、その本から人皮の〝装丁〟が取り除かれた。問題の本は、1879年に出版されたフランス人作家アルセーヌ・ウセーの著書『魂の運命』だ。
この本は、フランス人医師のリュドヴィク・ブーラン博士が、自分が勤務していた病院で亡くなった女性の遺体から、本人の生前同意があったわけでもないのに、女性の死後、無断で皮膚を切除して装丁に使ったという。
ハーバード大学で保管されていた人皮装丁本
この本は、1934年から100年近くもハーバード大学で保管されていた人皮装丁本のうちの1冊だ。
『魂の運命』( Des destinees de l’ame)の内容は魂と死後の人生を前提としていて、「人間の魂についての本は、人体で装丁されるに値する」というブーラン医師の手書きメモがついていたという。
人皮装丁本とは?
普通、本の装丁には紙や布、動物の皮が使われる。人の皮膚を使った本の装丁は、16世紀以降に始まり、その技術は17世紀には確立していたらしい。
世界中にこの手の不気味な本は存在し、解剖された死体の皮膚で装丁された解剖学テキスト、遺言に基づき故人の皮膚から装丁されたある種の形見、有罪判決を受けた殺人犯の裁判記録を綴じたものなどの例がある。
人皮装丁が取り除かれることになったきっかけ
なぜ発見から10年たった今、人皮の装丁が取り除かれることになったのか?
その理由は、ハーバード大学が所蔵している人間の遺体について、大学運営委員会の2022年秋の報告書に基づいて蔵書の管理の見直しを行ったことがきっかけだった。
ハーバード大学は『魂の運命』の人皮装丁を取り除いたことを正式に発表した。
著名な近世書研究者であるポール・ニーダム氏は、この決定は、人間の皮膚の装丁を取り除くよう求める10年にわたる一貫した呼びかけと、今月のハーバード・クリムゾン(同大の学生新聞)の広告として掲載された同氏の共著による公開書簡を受けたものだと語った。
私が初めてこの問題を提起したのは、およそ10年前の2014年6月のことです。
本に人間の遺体が使われているわけですから、敬意をもって本からこれを取り除き、しかるべき埋葬をするよう大学図書館側に要請しました。
最終的にこの公開書簡が大学側を動かし、実際に行動を起こして除去の声明を発表するに至ったのだと思います。
昨日まで10年間、大学側からは人の皮膚の装丁についてひと言もなかったのですから。
除去するという声明がやっと発表されたことをとても嬉しく思います。このような装丁を取り除くことは絶対に正しいことです
ハーバード大学側は、ニーダム氏の公開書簡についての話には、なんのコメントもしていない。
この画像を大きなサイズで見るこれまでの人皮装丁本の扱いや管理方法について謝罪
2014年、ハーバード大学はこの本の装丁が人間の皮膚であることを公に認めたが、この19世紀の書物は、閲覧理由にかかわらず相変わらず誰でも手にとることができる状態だったという。
ハーバード大学ホートン図書館のアーカイブ担当司書トム・ハイリー氏とアンヌ・マリー・エズ氏が、なぜ、この本が1世紀近くも図書館に所蔵されたままだったのかを説明した。
これまでは、「人皮装丁本」という製本技術の文化を重んじてきたが、人間の遺体が使われている本についての倫理的配慮から、大規模な見直しを行ってきたという。
調査の結果、ブーラン医師が故人の生前同意なく遺体の皮膚を切除し、装丁に利用したということが確かであることが確認されたため、本から人皮を取り除くことにしたそうだ。
ハイリー氏は、本の管理における過去の失敗について謝罪し、今後は細心の注意を払って事を進める決意をしていると主張した。
私たちはハーバード大図書館を代表して、この本の管理における過去の失敗が、その渦中にいる人の尊厳を単なるモノのように扱い、損なったことを謝罪します
私たちは細心の注意を払い、倫理的責任をもって前進し、歴史的過ちの反省と修正を含め、この分野で最善を尽くせるよう全力で取り組んでいくことを決意しています(ハイリー氏)
エズ氏によると、2024年3月に〝人間の皮膚の装丁〟は『魂の運命』から取り除かれ、同大図書館で安全に保管されているそうだ。
図書館は、適切かつ敬意をもった方法で、装丁に使われていた〝遺体〟を供養するため、大学および関係当局と協議しているという。
References:Q&A with Houghton Library about the book Des destinees de l’ame | Harvard Library / Q&A with Houghton Library about the book Des destinees de l’ame | Harvard Library / Harvard removes book binding made from dead woman’s skin from library – ABC News / Book made with dead woman’s skin removed from Harvard Library amid probe of human remains found at school / written by hiroching / edited by / parumo














俺が死んだから代わりに皮膚使っていいぜ
全身くまなく持ってっていいぜ
死んだら関係ないからな
>>1
巾着袋を予約します。
供養は非常に良いことである
アインシュタインの脳もさらしものにせず、回収して供養するべきだ
個人を特定したうえで脳を保存するなんて、人間の尊厳を奪った卑劣な行為だ
故人の生前同意があれば問題ないのかな それなら使ってもらいたい人もいるかもしれないね
フィクションかと思ったら本当にこんな本あるのか
エジプトのミイラとかはええの?
>>7
ほんとそれ
家族が思いを込めて埋葬したであろう墓を掘り返し、
透明の箱に入れ展示する
何故これが許されるのか、小さい頃から謎だった
>>7
ミイラは宗教上では再生するためだから本人の為だけど
これは自分の欲に他人の体使ってるから本質は違うんじゃない?
江渡貝くぅん?
>>8
知ってると思うけど、元ネタはエドゲインだよ
人皮でも長年の閲覧に耐えうる強度はあるんだな
当時の倫理で行ったものを今の倫理でどうこうするってとは思うけど
触りたくはなーい
どっかに羊皮紙ならぬ人皮紙の本も存在しそうだなあ
>>11
アインズ様はご存じない
「哺乳類に捨てるとこなし」だから
昔から余すことなく使ってただろうしな。
何その江戸貝くんが小躍りしそうな装丁本…そんなのがあったんだなぁ
1世紀も保つんだね…保管環境の良さもあるのかな
生きてても死んでても他人の体を勝手にいじるのはNG
同意があれば法律の範囲内でご自由にだけど
同意もなしに勝手に使ったのを思うとたしかにね
大学としてはグロテスクなものを保持するより人間の尊厳を守る姿勢を見せたほうが見栄え良いってことだろう
なお人体の不思議展
>>19
献体かなと思って安心して見てたが怖い裏話聞いてびっくりしたわ最近やらんよね
現代アメリカの装丁家には「亡き夫と交わしたラブレターを夫の皮膚で装丁して欲しい」という依頼はあるらしい。
>>21
奥さんが生きてる間はいいけどさ、その後遺されたモノを片付ける人の事も考えて欲しいよねぇ
さぶいぼ立ってまへんか
その当時の倫理観のもとで「同意なく勝手に」てあたり、この医師がすべてのご遺体をモノとしてみていたのか、特定の遺体のみ(人種・性別・身寄りの有無など)で「こいつはモノとして扱って良し」と差別してたのかが気になるところ。
エド・ゲインが作った人皮家具はその後どうなったっけ。あれも供養されたのかな。
>>26
通常は証拠品として押収された後
裁判終了後 規程の期間保存が過ぎたら処分されるけど
あまりにも奇特な品だから
資料として極秘の保管場所にあるかもね…
生前同意さえあれば問題なかったんだろうな
倫理的にと言うが望まれれば形見にもなり得るし失うのはもったいないと思ってしまう
>>27
同意が無いって時点でアウトやわ
君のオカンが病院で亡くなったら勝手に皮剥がれて本の表紙にされてたらどう思うよ
「素敵な形見になったわぁ嬉しい~♥」って思うんか?
死者にも尊厳はあると思うんよ
倫理はともかく学術的な価値はなかったんかね?
中身の写しくらいは作ってから埋葬したら如何かと思うんだけど
>>29
ガワを取っ払っただけですぜ
文書としての中身はたぶん既にアーカイブ化されてるんじゃないかな
紙束としての中身は装丁しなおすかそのまま保管するかわからんけど
埋葬はせんと思う
ぎょええ
他のケースも不気味やなあ
犯人の皮膚で覆った犯罪記録とか呪われそうなんだが…
あっこれいいな。俺も死んだら本になって遺りたい。
でも遺された方が嫌がるだろうな…
リファレンスのQ&Aに経緯と今後などある程度詳しく載っていますね
倫理など繊細なあたりも伴う部分ですので原文あたるのがよさそう
その入手時期と経緯ではさすがに…
調査つくものなのですね、あちらの図書館に記録されてたのすごい
Q&Aにも説明と直リンクありますがもともとデジタル化はされていたのかな、一旦アクセス制限の後に該当部分を削除した版を見ることできるようになってますね
こう書くのもなんですが解体にあたって確認された手法や知識もあったのだろうか
大学所蔵物だからでしょうか再装丁はしないのですね、それはそれで寒々しいような
ナチによる、ユダヤの人の皮で作った財布の写真を見た事がある。キツい記憶だけど、ニンゲンが時にどんなに恐ろしい事をするか学べて、良かったと思う。
衛生的にもねぇ・・・(ヽ”ω`)
文化財は、人の素晴らしさを顕彰するものばかりではない
愚劣や勘違いや傲慢を映す鏡でもあるし、これを未来に伝える唯一のよすがでもある
くさい物に蓋しようとしてない?って思ってしまうのだけど、見方が穿ちすぎかなあ
わ~むかし楳図かずおの漫画で読んだよ、妻に先立たれた男が妻の皮膚で本を作る話が…
面白い話だったからまた本棚を探して読もう
未来の図書館では動物の皮で装丁された本も動物愛護の観点からけしからんといわれて消されてるかもしれんね
キリスト教からいうと人皮は問題ないが、同意してなかったというのが問題だったな。
外道の書で見た、
現代の倫理から見てアウトな物でも、骨董品は歴史を知る為の貴重な物だし、
今すでに有る物を壊すなよ
ルルイエ異本かよ