この画像を大きなサイズで見るアメリカ、エール大学のヴェロニカ・ワウェル氏は、ケニア中央部で岩棚に彫られた興味深い古代の浅い穴を発見した。
この穴は、アフリカで古くから遊ばれている伝統的なゲーム「マンカラ」に使用されたボードである可能性が高いという。
ケニア、レワ野生生物保護区内でのこの発見は、世界最古のゲームのひとつとして知られるマンカラが古くから存在していたことを明らかにし、過去と現代をつなぐ重要な手掛かりになるという。
地元の人の報告が思わぬ発見につながる
当初、エール大学の研究者、ヴェロニカ・ワウェル氏は先史時代の略奪された手斧の調査というまったく別件の目的で、現地にやってきた。
しかし、地元の人からの報告によって、彼女の関心はすぐにこの古代のゲームボードへと移った。
これは戦略的に深みがあり、広範な文化に広まったとされるマンカラというゲームをプレイするために、かつてここに住んでいた人たちが集った古代の〝アーケードゲームセンター〟であることを物語っているのだ。
レワに住む知識人と共にワウェル氏は、岩棚に浅い穴がいくつか並んで刻まれているのを発見した。
これらの穴はそれぞれ深さが異なり、侵食の兆候が見られたが、現在でも世界中でプレイされているふたりで行う戦略的ボードゲーム、マンカラの長い歴史がうかがえる。
この画像を大きなサイズで見る岩棚には20組のマンカラ用ゲームボードが散在していた
この場所にはおよそ20組のゲームボードが散在していて、一部は古いものの上に重ねて作られていて、昔から使われていたことをはっきり示している。
「これは、古代の野外アーケードゲームセンターのような谷だ。一部のゲーム盤の侵食から、非常に昔からここでゲームが行われていたと考えられる」とワウェル氏は述べている。
さまざまに異なる時代の人々が、知恵を絞ってこのゲームをして過ごした共同スペースだったのだろう。
この画像を大きなサイズで見るマンカラの歴史
マンカラは、世界最古のふたり用ボードゲームのひとつと考えられている。エリトリアとエチオピアでゲームボードの証拠が発見されているため、紀元700年頃には古代アフリカですでにあったと考えられている。
だが本当の起源はもっと古いとされている。
マンカラに使用されたと思われる岩に刻まれた穴の列は、紀元前6300年にイラン、紀元前5900年にヨルダンで見つかっているが、その真の用途ははっきりしていない。
エジプトの神殿でも、穴が2列に並んだマンカラボードらしきものが発見されている。年代を特定することは不可能だが、この古代神殿そのものよりはるかに後に作られた可能性がある。
似たような2列5穴の痕跡は、紀元2世紀ごろのローマの遺物や遺跡でも見つかっている。
この画像を大きなサイズで見るマンカラの遊び方
マンカラの遊び方は、すべての穴に石を4つ入れておき、先攻プレーヤーは自分の陣地の穴から石をすべて取り出し、取った石を左回りに隣の穴に入れていく。
後攻も同様にプレイし、穴の中の石がすべてなくなるとゲームオーバー。このとき、ゴールにある石の数が多いほうが勝ちとなる。
マンカラゲームは、アラビアの交易商人を通して世界中に広がった。マンカラという名は、アラビア語で移動を意味するNaqalaという言葉に由来している。
シンプルなルールであること、交易ルートが広範だったことから、マンカラは東南アジア、中東、アフリカ、バルト三国、北米など、多彩な地域で容易に受け入れられた。
ヨーロッパで流行るには時間がかかったが、楽しいゲームであることも広く人気が出た理由で、古代から現代に至るまでずっとプレイされ続けられている。
この画像を大きなサイズで見るマンカラの歴史は数千年前にさかのぼると証明できるか?
この発見は、ゲームの歴史とこの地域での古代のライフスタイルについて、これまで知られていない事実をもたらしてくれる可能性がある。
ワウェル氏は、人々がこの場所を何千年も利用してきたのは水源があったおかげだと説明する。
ここには常に水源がありました。それが初期の人類がここにやってきた理由かもしれません。何千年もの間、繰り返し人が居住し、この1万年の間にマンカラをプレイするようになったのです
しかし、マンカラボードだとされるものが、4億年前の岩に刻まれているため、真の年代を特定するのは難しい。
手がかりは穴のそばにあるかもしれない。近くに古墳が19あり、ここから出てきた有機物からDNAが抽出できれば、それが穴の年代を反映している可能性がある。
考古学者チームは、ここをさらに調査するために資金集めをしている。マンカラをプレイしていた古代人たちと現代の居住者たちとのつながりをもっと明らかにするつもりだ。
考古学における地元の知識
ワウェル氏の考古学へのアプローチのやり方は、その包括的なところと地元の知識を尊重するところにある。
彼女は長年にわたって、地元の農民や住民を訓練して潜在的な考古学遺跡を特定してきて、彼らを研究プロセスにおける対等なパートナーとして扱ってきた。
こうした共同作業が、化石、遺物、新たな考古学遺跡など数多くの発見につながり、科学研究においてプロと地元の知識を組み合わせることの価値が実証された。
マンカラボードと思われる痕跡の発見は、埋葬習慣や日常生活の活動の証拠とともに、その地域の豊かな歴史と人間の活動を生き生きと描き出すことになるだろう。
References:A local tip helps reveal an ancient ‘arcade’ in Kenya’s highlands | YaleNews / Yale Archaeologist Discovers Ancient Mancala Game Boards in Kenya’s Highlands / written by konohazuku / edited by / parumo
















>「これは、古代の野外アーケードゲームセンターのような谷だ。一部のゲーム盤の侵食から、非常に昔からここでゲームが行われていたと考えられる」とワウェル氏は述べている。
とんでもなく古い時代から長い歴史を持つゲームというだけでも驚きだけど
ゲームセンターとして交流の場となっていたなら
もしかすると利用者から料金を取って商売にしていた経営者もいたのかしら?なんて想像もしてしまった
太古の詫び石が、今此処に….!!
調べたらかなり頭脳戦なゲームだったわ
ジュマンジみたいにうっかり始めたら後戻りできないゲームが始まっちゃったりして
ここの説明では遊び方が全く分からないのは俺の頭のせいか
>>5
「マンカラ ブラウザ」などで検索すれば
インストール不要の無料ゲームのサイトもいろいろあるから、
文章で説明するより、何回かやってみるのが
一番分かりやすい気がする。
数をすべて移すだけなら4個もいらないし先行後行だけで勝負が決まる脳死作業ゲーだな笑
>>7
二人零和有限確定完全情報ゲームだからな。理想的に考えればどうやら先手必勝らしい。
まあこれはオセロなんかにも言えるから、実際にプレイするなら読み合いになって楽しいかも
>>7
まず、相手に近い穴と、自分の穴への石配りが多い列尻と
いつ どういう順番で石をとって蒔いていくかで、
列尻から追加される石の量が変わってくる。
相手に近い穴へ最後まで大量に溜めていると、
一周して うっかり自分の列尻まで石が回ってくることもある。
加えて、さまざまな派生ルールとして、
・端の大皿ピッタリで入れ終わった回は、
もう1回 自分の番で続けてプレイできる。
・穴にある石を1つずつ入れていって、
最後の1個を置いた穴がもともとカラだったなら、
向かいの穴に入っている石を根こそぎゲットできる。
・先に自分の陣地の石が全部はけた側が
盤上に残った石を全部ゲットできる
or残った石は全部相手のものになる
(後者は特に、気を付けないと逆転されやすい)
・最初に入れておく石の個数を2~6個ぐらいで変化させる。
などもあって、戦略性が出てくる。
人はパンのみにて生きるにあらずが物的証拠として出てくるのはなんだか嬉しい気持ちになる