この画像を大きなサイズで見る研究が進むにつれ、昆虫や植物、そして魚も数を数えられることがわかってきた。新しい研究によれば、カクレクマノミは近くにいる魚の縞(しま)模様の数を数えて、敵か味方か判断しているそうだ。
オレンジ色に白い縦シマがおしゃれなクマノミ類の一種「カクレクマノミ(Amphiprion ocellaris)」は、映画『ファインディング・ニモ』の影響で一躍有名となった。
そのためフレンドリーなイメージがあるが、実のところ案外上下関係に厳しく、それを乱す恐れのある相手がナワバリにいると追い払おうとする。
『Journal of Experimental Biology』(2024年2月1日付)に掲載された研究によれば、そんなカクレクマノミは、相手の体にある白いしま模様の数を”数え”脅威レベルを判定しているという。
カクレクマノミは何で敵か味方を判断しているのか?
カクレクマノミは、イソギンチャクとの共生関係で有名な魚だ。
クマノミは普段、イソギンチャクのすぐそばで家族と一緒に暮らしている。毒のある触手を持つこの生き物は、隠れ場所としてうってつけだからだ。
クマノミは隠れ家を提供してもらうかわりに、イソギンチャクを狙う生物がくると追い払おうとする。
不思議なのは、普段その家族に自分とは違う種のクマノミが混ざっていても気にしないのに、同種のよそ者がやってくると、群れで一番体の大きな個体が攻撃的になり、追い払おうと躍起になることだ。
このとき、一体何がきっかけとなってクマノミを攻撃的にしているのだろう?
この画像を大きなサイズで見る相手の体のしま模様の数を数えて判断していた
沖縄科学技術大学院大学の林希奈博士らが今回調べたのは、こうしたクマノミの攻撃性のスイッチを入れているものだ。
林博士らはまずカクレクマノミ(A. ocellaris)を卵から育て、6ヶ月になった時点でほかのクマノミたちに対面させてみた。卵から育てたのは、異種との出会いを初対面にするためだ。
ここで出会ったクマノミたちは同じクマノミ属でも種が違い、体のしまの数が違っていた。
たとえば、クマノミ(A. clarkii)なら縦しま1本、トウアカクマノミ(A. polymnus)なら縦しま2本、その一方でセジロクマノミ(A. sandaracinos)は横しま1本だ。
そして明らかになったのは、カクレクマノミの攻撃性が、しま模様の数と向きによって変化することだ。
この画像を大きなサイズで見る自分と同じ縦しま3本が近づくと一番攻撃的になる
一番攻撃的になるのは、相手の模様が自分と同じ縦しま3本のときだった。そうした相手に対しては じっと睨みつけたり、相手の周りをぐるぐる囲うように泳いだりといった攻撃的な行動が見られた。
ところが縦しま2本や縦しま1本の相手では、それほど攻撃的にならず、さらに横しまの相手ではさらに攻撃性が低くなった。同じことは、カクレクマノミの模型を使った実験でも確認されている。
このことから、カクレクマノミがしまの数を数え、それに基づいて相手の脅威レベルの認定をしていることがわかるという。
この画像を大きなサイズで見る群れの秩序を維持するため
こうした行動は、カクレクマノミのメスが自分の家族の社会的秩序を守るためのものかもしれない。
カクレクマノミの家族は、アルファのメス1匹、ベータのオス1匹、幼い子供数匹で構成されている。
じつはこうした子供たちのしま模様は大人とは違っている。立派な3本のしま模様が現れるのは、十分成長してからだ。
すると一番体が大きいアルファが家族を維持するために、大きくなりすぎたメンバーを追い出そうとするのだ。
今回の研究では、カクレクマノミはどれも卵から育てられ、同種の魚としか遭遇しない環境で育てられた。
そのため、こうした攻撃性が生まれつきなのか、学習されたものなのかはっきりとはわからないとのことだ。
References: Journal of Experimental Biology | The Company of Biologists / 沖縄科学技術大学院大学 / Clownfish “count” white stripes to determine if an invader is friend or foe | Ars Technica / written by hiroching / edited by / parumo














カクレクマノミなのに縞模様を消して紛れ込むやつとか出てこないのかな
>>1
或いはそういうのも現れたことがあったけど
その個体群は秩序が崩壊して長続きしなかったのかも。
>>16
そうかも知れない
となると個体群淘汰が働くほど群れにとって序列が有益か、序列が上位にも下位にも個体に有益で縞模様が正直なシグナルであるか、もしくはまだチートカクレクマノミが見つかっていないかだね
旧陸軍時代は徽章についている星の数を見てビンタできる相手かどうかを判断していたらしい
カクレちゃん、自分で「一ハマ、二クマ、三カクレ」やってたのか
>クマノミ(A. clarkii)なら縦しま1本、トウアカクマノミ(A. polymnus)なら縦しま2本、その一方でセジロクマノミ(A. sandaracinos)は横しま1本だ。
頭から尻尾に向けて引かれた線が縦縞、胴体を輪切りにする線が横縞…と聞いたことあったけどあれは陸の動物の話だったのかも?
>>4
タテジマキンチャクダイの縞もこの記事なら横縞になるな
ドラえもんの魔界大冒険の魔族の帽子の星の数と同じルール。
頭部がバーコードの人がダイビングする際は注意が必要そうですね・・・
>>6
無理に縞を増やしてる場合は容赦なく(ry
にらんでる場合じゃないデス
>自分と同じ縦しま3本が近づくと一番攻撃的になる
根拠のない偶然だろうな
自分の縦しまの数は自分では数えられない
>>9
いやそういうことじゃなくてな。
自分の体にある縞の数を把握してそれと同じ数の縞がある相手を攻撃してるって話じゃなく、
種を識別するのに縞の数を利用しているのであろうって話だ。
>>9
自分の縞の数は見えなくとも仲間の縞は数えられるだろ
根拠のない偶然とか言う前にもうちょっと考える癖つけといた方がいい
>>9
ちゃんとした研究者の論文に根拠が無いって…(絶句)
>>14
自分の縦しまの数は自分では数えられない
縞の数を数えてるんじゃなくてコントラストで判別がつくかどうかで判別してるんじゃないかな
睨みつけるのは側頭部領域にそれを判別するための紫外線オプシン遺伝子が発現してるからで周りを泳ぐのは単に相手を
途中送信失礼
相手の周りを泳ぐのはクマノミ類のGC領域が帯状だからそれが相手が1番見えるってだけで威嚇とかではない
クマノミの視覚特性に関する組織学的な研究自体は2019年に論文が出てるからそれの派生って感じ
…で、紫外線で同種判別をしてるってのに光沢あるプラスチックで模型作って何がしたいんですかね
こういう行動実験は人間の眼の基準で作るのは1番アカンのだけど
模型なんだからクマノミ視点で模して作ってくれよ、せっかく遺伝子も吸光波長も全部わかってんのにさ
>>11
ティンバーゲンの4つのなぜでいう至近要因と発達要因ですね、この論文では究極要因や系統進化要因について言及しているから土俵が違うかもですね
攻撃的なクマノミ。
まさにファイティング・ニモ