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カラスの子を保護したところ、犬や猫と友情を築く

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(著) (編集)

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 カナダに住む女性は、ある日、巣から落ちていたカラスの子を発見した。動物好きな女性は、そのままの状態にしておくのが最善だと知っていたが、夜になっても親鳥が現れなかったことから、保護することにした。

 自宅のデッキに仮の巣を作り、そこでカラスの子の様子を見ていた。しばらくすると仲間のカラスがやってきて、飛び立っていったのだが、カラスの子は助けてくれたこの家のことを忘れなかった。

 成長しても近くの森に住み、女性と飼い犬、飼い猫たちと友情を育んでいったのだ。特に犬とは一緒に散歩にでかけるのが大好きで、背中に乗ったり、リードをくわえて飛ぶこともあるという。

 猫ともお互いにじゃれついたり、いないいないばーで遊んだりと、同様に友情を育んでいった。

 今、そのカラスは虹の橋のたもとに行ってしまったが、カラスと一緒に過ごした楽しい日々を、女性は良き思い出として胸に刻んでいるという。

The crow that lived like no other

巣立ったばかりの若いカラスと出会う

 野生のカラスが自分と仲良くなるだけでなく、飼い猫や飼い犬とも仲良くなるという思いがけない経験を明かしたのはカナダに住むクイリー・キーラーさんだ。

 3年ほど前、野生動物教育者かつ猛禽類の愛好家でもあるキーラーさんは、保護犬ボーダーコリーのサムと散歩に出かけたとき、巣立ちした直後の若いカラスが地面に1羽でいるのを見つけた。

 動物好きで知識も豊富なキーラーさんは、若鳥を見つけてもすぐに保護せず、そのままにしておくのが最善の策であることを知っていた。

 親ガラスか仲間のカラスがヒナに気付き、保護するからだ。

 しかし夜になってもまだ同じ場所にひとりでいることを知ると、キーラーさんはそのカラスを自宅のデッキに連れて行き、間に合わせの巣を作ってそこで休ませた。

 やがて仲間のカラスがやってきて、保護したカラスも一緒に飛び去ったていったが、キーラーさんの家の広い敷地内の近くに留まることを選んだ。

 キーラーさんはそのカラスをダーリンと名付けた。

人間やペットの犬猫と友情を育むように

 やがてダーリンは、朝になるとキーラーさんの家の窓をくちばしでコツコツとたたいて挨拶をしてくれるようになった。

 キーラーさんとサムが森に散歩に行くと、森の奥のどこからか飛んで来て、一緒に散歩に出かけたがった。

 サムは特別な犬で、ダーリンにはとても穏やかに接した。ダーリンを背中に乗せて歩くこともあった。一緒に散歩もした。

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 サムもダーリンのことを友達だと思っていて、サムの尻尾を引っ張ってじゃれついても、噛みついたり吠えたりすることは決してなかった。

 ダーリンはサムの毛皮についたバリを取ってあげたり、サムの口に木片が詰まった時にはそれを取り出してあげたりもした。ダーリンはサムを守ってくれる存在になった。

 サムもダーリンを守り、ある時は空の上を舞う捕食者のタカからダーリンを救った。

 ある日、猫のジジを家族に迎え入れるとサムはジジにもやさしく接し、2匹はすぐに意気投合した。そこにカラスのダーリンが加わり、異種トリオが完成した。

 ジジとダーリンは窓越しの挨拶から始まり、交流を始めたという。外でかくれんぼしたり追いかけっこのような遊びもした。

野生のカラスの聡明さに驚かされた

 ダーリンはキーラーさんとサム、ジジにとってかけがえのないともだちになった。

 それでもキーラーさんはダーリンが「野生」のカラスであることを忘れなかった。ダーリンがキーラーさんの家の中に入りたそうにしていても、入れることはなかったそうだ。

ダーリンはあくまでも野生動物です。常に行動が予測不可能だし、野生のカラスを守ることは私にはできないからです。

 ダーリンと日々接していくうちに、キーラーさんはカラスの聡明さに驚かされた。

カラスは人間の7歳程度の知能があると一般的に言われていますが、私はカラスはそれ以上の、いえ人には理解できないような聡明さを持っていると思いました。

同じ言葉を話さなくても、ダーリンとの交流は会話として成立していることがわかりました。

名前を呼ぶと飛んでくるし、サムやジジの名前もちゃんと理解していました。

 キーラーさんは、過去にもタカやフクロウなど猛禽類と接する経験をしてきた。だが、カラスとの出会いはキーラーさんに新たな経験を与えてくれたようだ。

ダーリンがメスなのかオスなのかはわかりませんでした。

ダーリンは私たちの家の敷地を自分のテリトリーだと認識していたようで、私や夫には懐いてくれていましたが、見知らぬ人が敷地内に入ってくると追いかけまわしたりするので、私たちは看板で警告をしなければならなかったりもしました。

突然やってきたダーリンとの悲しい別れ

 去年11月、キーラーさんはダーリンがいつものように自宅の窓をつつきにやってこないことに気付いた。

 外に出て空を見ると、数羽のカラスたちが鳴き声をあげて舞っていたという。

 だが、ダーリンがキーラーさんに会いに来ることはなかった。サムと森を歩いてみたが、どこにも姿は見当たらなかった。

 キーラーさんは、ダーリンがおそらくタカなどの捕食者に捕らえられてしまったのだろうと察した。

しばらくの間、落ち込んでいました。サムやジジも同じように、ダーリンに会えずさみしがっているようでした。

カラスの鳴き声が聞こえると、2匹ともじっと耳を済ませますが、それは決してあのダーリンではないのです。

 仲良しだったダーリンは、もう二度と戻っては来ない。

 だが、今までの楽しかった思い出がキーラーさん、サム、ジジの中に残り続けるのなら、きっとダーリンは彼らの心に生き続けていくことだろう。

突然の別れは悲しいけれど、ダーリンは一生の思い出を私たちに残してくれました。

References:Wild Crow Has Incredible Friendship With Woman And Her Dog And Cat/ written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 8件

コメントを書く

  1. 今世は無理そうだけど来世はこういう自然が豊かな所に住みたい

    • +14
  2. カラスも懐っこくて可愛いけど猫も犬も優しい
    この家に飼われたらヒグマでも大人しく優しくなりそう

    • +11
  3. 猫の様に 人間の腹にも乗るし犬にも乗る リードのヒモでじゃれつくし腹も見せる(*’ω’*)

    • +6
    1. >>4
      ホンコレね
      みんな黒くて集合写真もお洒落に仕上がってる
      >>6
      なるほど・・・

      • +1
  4. 人や犬や猫と仲良く接した事が、かえって警戒心を削いでしまったのかもしれないね。

    • +5
  5. こんなに知的な生き物がタカにやられた…?
    どれほど怖かったことか…
    可哀想に。

    • +1

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