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双頭の竜が刻まれた800年前の動物の咬傷から身を守るための呪術的な治療鉢を発見(トルコ)

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 トルコ、アルトゥク朝時代の城跡の発掘中、動物の咬傷から身を守るために使用された、800年前の鉢が発見された。

 双頭の竜が描かれているこの鉢から水を飲んだ者は動物に咬まれない、あるいは咬まれても治癒すると信じられていた。

 この遺物は、およそ1万2000年前にさかのぼる古代集落ハサンケイフ遺跡のテラコッタの水道管の中から出てきた。

 発掘を主導しているのは、トルコ、マルディン・アルトゥウクル大学の考古学教授ゼカイ・エルダル氏で、この発掘調査は1985年から行われているが、イリスダム建設のせいで遺跡の一部が水浸しになったため、調査が急がれている。

城跡から出土された800年前の鉢

 見つかった鉢は、アルトゥク朝(トルコ南東部の都市、ディヤール・バクルを11世紀から15世紀にかけて支配した王朝)がこの地域を支配していた時期のもので、12世紀から13世紀にさかのぼるものだという。

 城も同じころにアルトゥク朝によって建てられた。この王朝は、3世紀にわたってハサンケイフ周辺を治め、十字軍やビザンチン帝国と対立していた。

 鉢には双頭の竜、犬、サソリ、ヘビが絵が描かれている。

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鉢に描かれていた絵とコーランの一節を写したイラスト / image credit:Courtesy Zekai Erdal)

動物の咬傷から身を守ると信じられていた呪術的な鉢

「描かれている絵から、この鉢から水を飲んだ者は動物に咬まれない、あるいは咬まれても治癒するとされていることがうかがえます」エルダル教授は説明する。

 また鉢には、コーランからの一節など、魔術に関連した表現やシンボルも描かれている。

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 こうした呪術的な治療の鉢の概念は、その他多くの文化でも見られる。

 エルダル教授は、現存するこうした鉢を特定するために文献を検索し、おもに博物館や個人コレクションに残されている22点を発見した。

 オークションサイトでも見つかることもあった。中世には、こうした治療の鉢は中東の一部で使われていた。さらにチベットでも、同じような目的でこうした鉢が使われ、現代でもその習慣は残っている。

References:800-year-old healing bowl emblazoned with double-headed dragon unearthed in Turkish castle | Live Science / written by konohazuku / edited by / parumo

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この記事へのコメント 7件

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  1. ドラゴンが好きなのは今も昔も変わらないね

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  2. タイトルだけみて、800年前に噛まれた?とかアホなこと考えてしまった

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