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竜巻に飲み込まれた赤ちゃんが奇跡の生還、木の枝がゆりかご代わりとなり守ってくれていた

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(著) (編集)

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 強い威力を持つ竜巻に飲み込まれた生後4か月の赤ちゃんが、そのまま宙を舞い竜巻と共に消え去ってしまった。

 絶望した家族だったが奇跡が起きた。竜巻が過ぎた後、倒木の枝の中で眠ったまま発見されたのだ。

 まるで映画のワンシーンのように、木の枝がゆりかご代わりになって赤ちゃんを守ってくれていたようだ。

 息子の生存を諦めていた母親は「奇跡にほかならない」と涙を流して喜んだ。

Baby survives after being sucked up in tornado

テネシー州で強力な竜巻が発生し甚大な被害をもたらす

 アメリカ、テネシー州で12月9日、最大風速が時速241kmもの竜巻が少なくとも2つ発生した。

 暴風雨は数百棟の家屋を破壊し、車やトラックをひっくり返し、道路に倒木や瓦礫を散乱させるなどの大きな被害をもたらした。

 地域の数千人が避難を余儀なくされるなか、母親と幼児を含む少なくとも6人が死亡したという。

 下記の映像は、クラークスビルで25歳のドライバーがこの致命的な竜巻に巻き込まれたときの強烈な映像だ。

 彼のダッシュカムは、稲妻、電柱の折れ曲がり、フロントガラスが割れて破片が飛び散る様子を捉えている。

生後4か月の赤ちゃんが竜巻に飲み込まれ吹き飛ばされる

 この日、同州クラークスビルにある移動式住宅でシドニー・ムーアさん(22歳)はボーイフレンドのアラミス・ヤングブラッドさん(39歳)と2人の息子プリンストン君(1歳)とロード君(生後4か月)と一緒にいた。

 その時竜巻のサイレンが鳴り響いた。

 直後、移動式住宅の壁が崩れ落ち、叩きつけるような雨が降る中ヤングブラッドさんは、ロード君が眠るバシネットに手を伸ばそうとした時、地面から持ち上げられ宙を舞った。

 とてつもない勢いと速さで家の屋根は剪(せん)断され、生後4か月の息子ロード君は竜巻に飲み込まれた。

何の前触れもありませんでした。私はすぐにプリンストン(1歳)をかばおうと体を動かしました。(ムーアさん)

 涙を流す暇もなく、ムーアさんは長男の上に身を投げ出しその身を守ろうと必死になった。

 外にあったムーアさんの車は消滅、移動住宅周辺は完全に破壊されてしまった。

 倒壊した家の下敷きになるのを免れたムーアさんは、竜巻の影響で腕と肩を骨折したボーイフレンドと一緒に、生後4ヶ月のロード君を必死に探した。

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image credit: youtube

生後4か月の赤ちゃんは奇跡的に木のゆりかごの中で生きていた

 致命的な竜巻に飲み込まれて一瞬にして吹き飛ばされてしまった小さな我が子を探しながら、ムーアさんは「もしかしたら…」と悲しい予感を止めることができなかった。

 しかし奇跡が起きていた。ロード君は倒木の上ですやすやと眠っているところを発見されたのだ。

 ちょうど倒れた木の枝がまるでロード君を守るためのゆりかごのような役目を果たしており、ロード君はほとんど無傷でいたのだ。

アラミスは肩を脱臼しながら、必死で瓦礫の山の中を歩いて息子を探していました。

10分ほどすると、家が建っていた場所から10m弱ほど離れた倒木に埋もれているロードを発見し、泣きながら見つかったと叫びました。

土砂降りの雨の中、アラミスが服を引き裂かれ、ロードを抱いて私の方に歩いてきたのを覚えています。まるで映画のワンシーンのように思えました。

ロードは死んだと思いました。息子は死んでもう二度と会えないと思っていました。(ムーアさん)

 ムーアさんの姉ケイトリンさんは、後の取材でこのように語った。

木の枝のゆりかごの中で眠るロードを見たとき、それはまるで小さな主がそこに置かれたかのように見えました。

私は自然をつかさどる天使が嵐の中、甥を導いてくれたと信じています。

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image credit: youtube

命が助かった一家のために支援を呼びかけ中

 ロード君は耳にわずかな切り傷が見つかったが、皮膚用の傷テープで治療できるものだった。

 一方、1歳になるプリンストン君は、泥だらけの状態で顔に少し裂傷があったが救急隊員によって治療を施された。

 幸いに、2人とも軽傷と打撲のみのたいした怪我ではなかったようだ。

ロードが生きているのは奇跡にほかなりません。姉の家が倒壊したその中に、昨年亡くなった母親の遺灰が入った箱があったんです。

母親の遺灰は、まったく手付かずの状態で発見されました。完全に箱の中に入っていて、壊れることなくきれいな状態でした。

私は守護天使と奇跡を信じています。甥のロードを無事にあの木に納めたのは、おそらく私たちの母親だったのではと思います。(ケイトリンさん)

 現在、彼らを支援するためのサイトには約1400万円が寄付されたという。

 一時的にホテル滞在をしているムーアさん一家は、「私が今まで持っていたすべての財産がなくなってしまいましたが、人々のやさしさが心にしみます。本当に心強いです」と感謝の気持ちを口にしている。

References:4-month-old Baby Sucked Up into Tornado is Found Asleep and Unharmed in a ‘Cradle’ of Fallen Tree Limbs/ written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 23件

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  1. いやあ、よかったなあ
    赤ちゃんが助かったニュースは本当に胸がすっとする
    天使が守ったんだろうな

    • +15
  2. 本当に奇跡ってあるんだね…。
    うちにも小さな子がいるから、赤ちゃんを探している母親の気持ちを考えると涙が出てくる。

    • +20
  3. 名前がLordだもんなぁ
    すごい加護がついてそう

    • +15
  4. 奇跡にほかならないよおお( ; ; )
    そんな状態でも眠ったままだったって
    何かの存在が優しく包んでくれてたのかな?
    よかったよかった

    • +13
  5. バキのシャオリーの解説を思い出した(うっかりコケて骨折してしまう大人、高所から落下しても無傷でいられる赤子)
    こういうのって本当にあるんだね

    • +8
  6. 怪我したまま赤ちゃん探した旦那…最高のパートナーじゃないですか
    赤ちゃんと共に一生大事にするべき相手だわ

    • +13
  7. 映画だったら竜巻を操るヒーローになるやつw

    • +2
  8. 竜巻の時は橋の下に避難するといいって事は
    家の耐久性を橋くらい頑丈にしておけば
    吹き飛ばされないって事❓

    • +2
    1. >>12
      鉄骨の超高層ビルが飛んだという話は聞かないから
      そういうレベルの家を建てれば大丈夫かもね。
      窓が割れたりはするだろうけど。

      • +1
    2. >>12
      南部は地域によっては地下室の設置が必須だったりした気がする
      地上のものが全て吹き飛ばされても地下は平気だったりするので。
      トレーラーハウスとかは…対策難しいよねぇ
      臨時避難できるようにアメリカンサイズの地下の広場とか?でも実際「動ける物件」にしてるだけで、生活してたらそんなに身軽じゃないもんね

      • +3
  9. アメリカって平地がめちゃくちゃ広いから都市開発とかにはチート級で有利なんだけど、高威力の竜巻が人口密集地で平気で起こるっていう…
    しっかし良く助かったもんだな。本当に奇跡だ。

    • +10
  10. 腕と肩を骨折&脱臼した状態で大した治療もなく動き回るって相当痛かっただろうにボーイフレンドの人もすごい
    子供たちが無事でよかったし、この人の怪我も早く治るといいな

    • +11
  11. 奇跡って本当に起きるんだねぇ( *´艸`) 良かった良かった。

    • +5
  12. 血の繋がってない赤ちゃんのために大怪我しながら頑張ったボーイフレンドも立派
    この先もきっと家族として上手くいくはず

    • +12
  13. マザー・グースの『風が吹くとき』とちがって
    枝が折れて揺り籠が落ちずに済んだんだな。

    • 評価
  14. 生後4ヶ月で竜巻に攫われた上に冬の土砂降りの中から生還って、まるで古代の伝説や映画の冒頭みたい
    きっと将来大物になる

    • +2

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