この画像を大きなサイズで見るアメリカ・ニューハンプシャー州の小さな町に住んでいた82歳の男性が、この世を去った。
控えめな性格だった男性は、着古した服を着て、車もろくな家財道具も持たず、生涯を通して質素な暮らしを続けていたが、実は大きな秘密を抱えていた。
男性は莫大な遺産を所有する億万長者だったのだ。彼の死後、地域住民たちはそれが地域に寄付されたことを知り驚いたという。
質素な生活をしていた男性が他界
ニューハンプシャー州ヒンズデールの小さく静かな町に住んでいたジェフリー・ホルトさんは、周りの人たちに「質素な暮らしをしている控えめな隣人」として知られていた。
ヒンズデールのモビールホームパーク(トレーラーハウスの駐車場)の管理人を務めていたホルトさんは、着古した服を着て、自転車か芝刈り機を移動手段としていた。
そして普段は幹線道路沿いでのんびりと新聞を読んだり通りの車を眺めたりしていた。
彼は他人のために雑用はこなしたが、町から出ることはほとんどなく、高校生に運転教習を教えていたが車はもっていなかった。
テレビもパソコンもなく、ミニマリストとして最小限の物だけを揃えたトレーラーハウスのベッドの脚は、床を突き抜けていたという。
この画像を大きなサイズで見る地域の住人たちは、そんなホルトさんを少し変わった人だと思っていたようだ。
ホルトさんの親友であり、かつての雇い主でもあったエドウィン・”スモーキー”・スミスさんはこのように話している。
彼は必要最低限のものは持っていたようでしたが、あまり物を欲しがりませんでした。
そんなホルトさんは、今年6月に82歳でこの世を去った。
誰もが知らないとても大きな秘密を抱えたまま。
ホルトさんは莫大な遺産を所有する億万長者だった
ホルトさんは、実は莫大な遺産を抱える億万長者だったのだ。死後、そのすべての遺産は、彼が住んでいた小さな町のコミュニティに寄付された。
4200人の住人が、その事実を後で知って驚いたのは言うまでもない。
ホルトさんの遺言にはこのような簡潔な文章があった。
教育、健康、レクリエーション、文化の分野で地域社会に貢献するため、380万米ドル(約5億7千万円)をヒンズデールの町に寄付すること
ホルトさんが生きている時、彼を見かけ車中から時折手を振って挨拶をしていたという町の選択委員会スティーブ・ディオリオ委員長は、地域の住人同様驚きを口にした。
彼がここまで大金持ちだったとは、誰も想像すらしなかったことでしょう。
彼にはそれほど家族がいなかったことは知っています。にもかかわらず自分が住んでいた町にすべての遺産を託すとは。町にとってはとてつもない贈り物です。
この画像を大きなサイズで見る慈善財団を通して信託が設立される
ヒンズデールはバーモント州とマサチューセッツ州に挟まれ、ハイキングや釣りが楽しめ、小規模のビジネスが盛んな町だ。
ホルトさんの遺産は、今後この町を活性化させるために役立てられるという。
ひとまず資金の分配を管理するため、ニューハンプシャー慈善財団を通じて信託が設立された。
コミュニティ内の団体は、年間約15万ドル(約2200万円)と見積もられる利子から助成金を申請することができる。
ホルトさんの遺産についての事実は、今年9月に地元当局に通知された。
だがそれ以来、この寄付金のアイデアを話し合う正式な集まりは開かれていないという。
地域住民のなかには、「役場の時計をアップグレードする」、「建物を修復する」、「いつも投票を欠かさなかったホルトさんに敬意を表して新しい投票集計機を購入する」、「オンラインによる運転者教育コースの設置」といった提案が寄せられたようだ。
これからどんなことに使われるにせよ、ヒンズデールの町の管理者キャサリン・リンチさん「ホルトさんがそうであったように、残されたお金は非常に倹約して活用される予定です」と話している。
ホルトさんの親友で、彼の遺産執行人となった元州議会議員のスミスさんは、近年ホルトさんの財産について知っていたそうだ。
彼は、生前ホルトさんが何百台もの車や鉄道模型を集め部屋を埋め尽くし、ソファを覆い、物置にまで及ぶような様々な趣味を持っていたことを知っていた。
この画像を大きなサイズで見るまた、歴史に関する本も集めており、中でもヘンリー・フォードと第二次世界大戦がお気に入りだったという。
ホルトさんは、ヘンデルやモーツァルトを含む膨大なレコード・コレクションも持っていた。
スミスさんは、バーモント州ブラトルボロ近郊で閉鎖された穀物工場で生産管理者として働いていたホルトさんが、資金を運用していたことも知っていたという。
ホルトさんは小川のそばの静かな場所を見つけて座り、金融関係の出版物を研究していたそうだ。
ある日、スミスさんはホルトさんに「自分の投資が予想以上にうまくいっていて、その金をどうしたらいいかわからないんだ」と打ち明けられた。
スミスさんは、「この町のことを考えてみてはどうだろうか」と提案したが、「莫大な遺産の全額が町に流れたと知ったときは、ちょっと唖然としました」と笑った。
質素な暮らしは父親から学んだ
ホルトさんの妹でカリフォルニア州に住むアリソンさん(81歳)は、ホルトさんが投資をしていたことを知っていた。
無駄遣いをしないことと投資は私たちの父親からの重要な教えだったので覚えています。
兄は失読症で学習障害がありました。でもある意味ではとても賢かったんです。字を書いたり、スペルを書いたりするのは苦手でしたが。
私の父は教授でした。だから兄は父を失望させているような気がしたんだと思います。お金をこんなにこっそり貯めこんでいたのは、父に競争するためだったのかもしれません。
この画像を大きなサイズで見るホルトさんが最初に投資信託に投資して成功したひとつは、携帯電話が普及する前の通信事業だったそうだ。
アリソンさんによると、ホルトさんは幸せになるために多くのものを必要とせず、自分自身に注目を集めたくないと常に口にしていたという。
兄はいつも、人生の主な目標は誰にも何も気づかれないようにすることだと言っていました。
お金のことはあまり話さなかったのですが、何か必要なものはないかとよく尋ねてくれていました。
私はただ、兄がほんの少しも自分を甘やかすことがなく旅立ってしまったことを悲しく思っています。
最期まで、大きな秘密を抱えたまま質素に暮らし続けたホルトさん。死後、惜しみなく故郷に寄付をした彼の思いは、ヒンズデールに忘れがたい足跡を残すに違いない。
References:New Hampshire Man Had No Car and No Furniture, But Died with a Big Secret, Leaving His Town Millions/ written by Scarlet / edited by parumo
















>地域の住人たちは、そんなホルトさんを少し変わった人だと思っていたようだ
素晴らしい人なんだけどやっぱり少し変わった人であることも間違いない
最期くらい自分を甘やかして欲しい
長距離電車で全米1周とかすればいいのに!!
これが足るを知るか
趣味もあって自分のペースで生活してきて、幸せな人生だったんでしょうね。
街も降って湧いた大金だけど、ホルトさんにならって大事に使ってくれそう。
その人に人生ありだねえ。
妹さんは
「兄がほんの少しも自分を甘やかすことなく旅立ってしまった」
と嘆いてるけど、鉄道模型や趣味は充実してたようだし
意思通りに生ききれたし、心は満たされてたんじゃないかな。
>>6
だね 自分の手が届く管理できる範囲内で楽しむ節度ある趣味人だったんだろうね
この手の趣味人は趣味以外は必要性に駆られない限り割と気にしないから何年でも同じ物を使続けるし
こんな悟り系ハリウッドスターが居たような…。
>>7
キアヌで映画化決定
>>7
もしかしてキア…いやなんでもない。
>>7
一体誰ヌ・リーヴスなんだ……
失読症で学習障害が無かったら、違った性格で別の人生だったかもしれない。
でも、莫大な遺産を残す人になる事も無かったかも知れない。
他人のエピソードって、色々と考えさせてくれるよね。
億万長者が質素に暮らすってある意味何よりの贅沢かもしれない
妹との関係が良好だったなら、そっちにも少し残そうと思わないか?
遺書に怪しい点が無かったかどうか、気になるねぇw
畑の作物や草花の成長を眺めるのにも似て、実に楽しいものでがんす
>>13
聞いた事ある、聞いた事あるぞとググったら、たそがれ清兵衛だ!
充実出来た人生経験だったでしょうね。まずは遺言の通り教育、コミュニティ等きちんと整備し、残されたレコードや書籍等は小さな館を作り地域住民が自由に見聞き出来るようにしてみてはどうだろう。豊かな人生を考えるきっかけになったら良いな。残された町の人々に希望となれば喜んでくれると思います。
鉄道模型や歴史の本やレコードコレクションも
多くの人を楽しませるなり、ほしい人に渡すなり
適切に扱われてほしい
欲の無い謙虚な人って本当に居るんだな
お金を持つと気が大きくなったりひけらかしたくなることもありそうだけど
一歩引いた人生だったんだろうけど生きてる内に感謝されて欲しかったな
妹さんの言葉に彼女の優しさが溢れてるけど、多分お兄さんは一般多数の幸せと自分の幸せが少し違ってる事を自覚しててひっそりと静かに生きていたのかなと思った
人間嫌いでも交流嫌いでもなくただ孤立を愛してそれに順ずる人ってごく稀にいるし
彼に倣って遺産を〝非常に〟倹約して使うって決めてる町も素晴らしいなぁ
ここのコメントでは映画化の暁には誰が主演か決まったようだな
>私はただ、兄がほんの少しも自分を甘やかすことがなく旅立ってしまったことを悲しく思っています。
なんだか寂しい人生であったかのように思ったけど
老後の心配する必要もなく
自分自身に注目を集めたくないという願いを叶え
遺産を寄付するほど地域を愛し
何か必要なものはないかとよく尋ねたくなる妹がいて
その妹からもこんなふうに思ってもらって幸せな人生だったんじゃないかな
車も家具も欲しかったら買ってるよ
ご冥福をお祈りします
リアル「隣の億万長者」だなあ
おれもこんな静かで満ち足りた余生を送れるようがんばろ
たまーに、ヒゲぼーぼーで
日本にラーメン食べにくる人かな。
清貧ならぬ「清冨」
もし自分に5億あったら今すぐ仕事辞めて東京の1億くらいの家を買って毎日ゲームやってニート謳歌するのに!!
好きなものに囲まれて、生活に必要なものが揃っていて、のんびり暮らす。
これは最高の贅沢ではあるまいか。
自分に何十億円もあったら
廃れそうな伝統工芸の工房と
研究資料館を作って次世代に存続させたい
俺は長距離列車で全米各州行く予定。