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自転車を盗まれた自閉スペクトラム症少年のために地域住民たちが立ち上がる

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(著) (編集)

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 アメリカ・ワシントン州に住む自閉スペクトラム症の少年にとって、自転車は単なる移動手段ではなく自由と安らぎを得るものだった。

 ところが、自宅近くを走行中にその自転車が何者かに盗まれてしまった。

 それを知った地域の住民たちは少年のために立ち上がった。盗難にあった自転車の特徴を限りなく再現した、新品のカスタム自転車をプレゼントしてくれたのだ。

自閉症少年の大切なBMXが盗まれる

 この夏の終わり、ワシントン州スポケーンに住むゲイブさん(16歳)が愛用していたBMXが盗まれた。

 ゲイブさんが自宅近くを走行中、何者かに奪われたという。

 ゲイブさんにとってMMXは単なる移動手段ではなかった。自閉スペクトラム症にしばしば伴う感覚の過負荷から解放され、自由と安らぎを得ることができる大切なものだった。

(2013年以降、自閉症とアスペルガー症候群は自閉スペクトラム症という診断名にまとめられたため、ここでは自閉スペクトラム症という名称を使用する)

 母親であるブレンダは地元メディアに「その自転車は彼にとってすべてで、唯一脳が静まる瞬間だった」と話している

 母親のブレンダさんはこのように話した。

あの自転車は息子にとってすべてでした。盗難がどのように起こったのか、誰がやったのかを完全に理解するのは息子にとっては難しいことなんです。

息子の世界は時にとても難しく、私たちとは違うのです。自転車に乗ると彼は自由になる。彼にとってつらい音や光や物事がすべて静かになるような感じです。

息子はいつも乗っていました。脳が静かになる唯一の時間が自転車に乗っているときなんだって言っていました。

だから自転車がなくなったのは本当にショックでした。

 ゲイブさんの自転車が何者かによってトラックに積み込まれるのを見たという目撃者もいて、家族は息子のために自転車の行方を必死で探したが、何週間経っても見つからないままだった。

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photo by Pixabay

地域の住民たちが少年のために立ち上がった

 この1件を知った地域の住民たちは、コミュニティ社会の連帯感と思いやりを見せてくれた。

 窮状を聞いたチェリーヒルBMXとTwo-Wheeler Dealerは、ゲイブさんのために躊躇することなくすぐに協力し支援する計画を立てた。

 そして、盗まれたMBXの特徴を限りなく再現し、慎重に設計された新品のカスタムバイクを作ってくれたのだ。

 チェリーヒルBMX社長のエリック・エマーソンさんは、このように語った。

役員会がこの事件を聞いたとき、迷うことなく支援に乗り出しました。

BMXに関わる多くの子供たちにとって、バイクは命です。

スクリーンから離れて自転車に乗っている子供の喜びに満ちた表情を見ることは、とてもうれしいことです。自転車に乗る子供たちの喜びは、決して奪われてはならないものです。

私たちの小さな親切が子供の顔に笑顔をもたらしてくれるのであれば、それが私たちがすべき必要なすべてなのです。

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地域のやさしさに感動

 カスタマイズされた自転車がゲイブさんの家に直接届けられたとき、両親は地域のやさしさに感動した。

私たちに示された無作為の親切な行為は、冷笑的で常に親切な場所とは限らないこの世界で実に新鮮なものでした。

この思いやりのプレゼントは、私たち家族にとって、そして息子にとっても大きな意味がありました。

関係者の皆さんには本当に感謝しています。チェリーヒルBMXさんとTwo-Wheeler Dealerさんの寛大さには感謝してもしきれません。

 現在、盗難の通報を受けた警察では地域に情報提供を呼びかけながら窃盗犯を探しているが、いまだ犯人は見つかっていないということだ。

References:Community Rallies To Replace Stolen Custom Bike For Teen With Autism/ written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 10件

コメントを書く

  1. こういう記事を見ると「同じ境遇の全ての人に同じ施しをしている訳ではないくせに」という気持ちがどこかに湧いてきて、素直に感動できず偽善のように捉えてしまう自分に辟易する

    それを乗り越えて敢えて言いたい

    いい話だなあ

    • +5
    1. >>2
      「偽善のように捉え」、「(そんな感情を)乗り越えたい」、「いい話だなあ」、全てバラバラに見える・・・

      偽善のように捉え ― 個人的経験から予想
      乗り越えたい ー 自分に対する希望
      いい話だな ー 自分が考える理想の発言

      元の性質もあるけど、自己肯定感を上げていくことを何か実現していくことができたら、皮肉的な見方は多少は減っていく可能性はあるよ

      あなたの肯定的な面は、良いことであれ悪いことであれ物事を裏からも見るのは多面的に見てる事でもあるので、社会や他人のポジティブさを強めに否定していくタイプじゃないなら別にいいと思うけどね

      • +7
    2. >>2
      自分のコミュニティや友達に困ってる人がいたから助けたって話なんだから仕方ないでしょ。
      自分の全然知らない他人か、周囲の人かって時に前者を助けることを優先する人はほぼいないだろうし。

      • +2
    3. >>2
      不可能なことを他人に求めてるからでしょ。
      どんなスーパーマンだって全員救うのは不可能、全員に寄り添うのも不可能。

      被災地にいって被災者全員に寄り添うのが市長の仕事では?とか言い出す議員みたいだといえば想像できる?

      金と時間を湯水のように注ぎ込めばできるだろうけど、それはつまり実質不可能だろ?

      • 評価
  2. 走行中に盗まれたって強盗じゃん
    酷い事する奴が居たもんだ
    天罰が下りますように

    • +18
    1. >>4
      それな。
      自転車は残念だけど、その時に危害加えられなくて良かったよ。

      • +3
  3. 自転車を盗む奴は気楽だが盗まれたほうは費用もだが
    精神病むし、命で償っても文句言えんよ
    なのでこの犯人は警察に突き出すなんて優しいことせず
    次回解禁になったベーリング海で一人漁業やってこい
    カニ50トン取ったら解放してやるよ

    • -3
  4. 世界中の苦難に万遍なく手を差し伸べる事はできない。

    目の前の困窮に手を差し伸べるのは善、偽善を論じる前に自然な感情の発露だろう。

    世界はそうやって出来ている。

    対象が人、動物に関わらず、「少し優しい」を伝えてくれるこのサイトが好きだ。

    • +8
  5. 盗んだバイクで走り出す、て
    盗まれた方の身になってみろ、って先日思った

    • +2

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