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Twitterでやさしさの連鎖。極寒で避難所に集まったホームレスたちに大量のピザが届けられる

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(著) (編集)

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 今年は激しい寒波の影響で、世界的に厳しい寒さとなっている。そんな中、特に寒いカナダの冬を乗り越えるのは、ホームレスたちにとって容易ではない。

 ホームレスたちは空きがあれば避難所を利用することが可能だ。氷点下20度を下回った日、彼らは避難所に集まった。だがここで食事は提供されない。

 複数の慈善団体が支援しているのが現状だが、なかなか手が回らない。

 そんな時、1人のTwitterユーザーがこうつぶやいた。「食事が得られないホームレスたちにピザを宅配したいんだけど、どの店がおすすめ?」

 するとそれに呼応するようにユーザーらから多くの寄付が集まり、大量の焼き立てピザを複数の避難所に届けることができたという。

1人のつぶやきから始まったやさしさの連鎖

 クリスマスの週、バンクーバーでは気温が氷点下20度を下回り、ホームレスたちが、市内の避難所を埋め尽くした。

 こうした緊急センターと呼ばれる避難所では、1日や数日の短期の滞在はできるが、長期滞在はできない。また食事は提供しないシステムとなっている。

 12月21日、バンクーバー在住の車椅子のライターで政策アナリストのガブリエル・ピーターズさんは、避難所に滞在しているホームレスのために、Twitterでこのように呟いた。

今夜、食事を提供しない避難所にいるホームレスたちに、温かいピザを届けたいと思うんだけど、どのピザ店がおすすめかな?みんなのお返事まってます

 ピーターズさんは、ほとんどの避難所ではコーヒーと紅茶の飲み物は自由に飲めるが、食事は提供されないことを知っていた。

 ホリデーシーズンとなるクリスマス前のこの時期、ホームレスたちに焼き立てのピザを届けたいと思ったのだ。

 すると、ピーターズさんのつぶやきを見たテレビやラジオ、ポッドキャストで活躍しているMo Amir(@vancolour)さんがピザを購入するために多額の寄付をしてくれた。

 それに続いて、見知らぬTwitterユーザーからの善意の寄付が一気集まり、3000カナダドル(約29万3000円)も集まった。

 これは、バンクーバー市内の 15 の避難所にいるホームレス全員にピザを提供するのに十分な金額だった。

 最終的に130枚ほどのピザがそれぞれの避難所に届けられ、ホームレスたちは焼き立てピザを楽しんだようだ。

人を救うのは人。互いに支え合う気持ちが必要

 ピーターズさんによると、寄付は次の日も続いたという。そこで、さらに 57枚のピザを 10か所の避難所に届けることができた。

この時期、ホームレスたちはみな凍えています。彼らはいつも空腹で、寒さは彼らからエネルギーを奪ってしまいます。

人を救うのは人です。私たちはお互いを支え合うために存在しているのです。

コミュニティは単なる名詞ではなく、動詞です。それはまさにもちつもたれつで、お互いを思いやる行為です。

こうした地域のやさしさは連鎖し、みんなが自分でできる範囲のことを実行しようとしています。(ピーターズさん)

 ツイッターでのつぶやきがきっかけで、多くの寄付が集まり、温かいピザがホームレスたちに届けられたことはなによりだ。

 ピーターズさんはカナダ政府がさらに力を入れて、困窮している人に職業訓練や仕事、食料、そして住居を提供することを望んでいる。

References:Almost 200 pizzas arrived at warming centres across Vancouver this week. Here’s what happened./ written by Scarlet / edited by / parumo

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この記事へのコメント 14件

コメントを書く

  1. ピザ屋さんの配達員にもチップをあげたい
    それが仕事とはいえ氷点下20度を下回るのはさすがに大変だ

    • +27
  2. >ピーターズさんによると、寄付は次の日も続いたという

    たった2日だけのことは連鎖でもないし美談にならないな
    むしろ、その行為に安どして続きが無くなってしまう

    本当に必要なのは、永続的な支援のための役所への陳情

    • -23
    1. >>6
      そう断言するあなたは、他人の善意の行動を全否定できるほどのことを何かしているのか?
      あなたが日本在住なら、日本にも同じように困っている人がたくさんいるわけだけど
      少なくともこの出来事に関わった人達は、自分のできる範囲でできることをして赤の他人を(微力だとしても)確実に助けているし、この記事に書かれてないだけで他にも何かしているかもしれないよ

      「永続的な支援」の実現を待つ間にも、いま、心身ともに飢えている人達がいて、一時的にでもそれを満たすことができれば、特にキリスト教圏の人にとってクリスマスという時期ならなおさら、価値があるはず
      「本当に必要」なことはすべきかもしれないが、今夜飢えている人がひとまずピザ一食分生き延びることができるなら、しないよりも絶対に意味があるし素晴らしいことなのでは?

      この種の記事が出るたび上から目線でケチつける人が必ず出てきてうんざりする…

      • +19
    2. ※6 確かに行政への働きかけも必要だよね。

      • +1
  3. 日本では殆どこの手の話って聞かないけど、どうなのかな?

    • +2
    1. ※10
      なんとなくだけどあちらの方は宗教的にチャリティーとかボランティアの精神が根強いと思う

      • +3
    1. ※13
      支援のような善意は他者から強制されるものでもチェックされるものでもないよね。

      • +7
    2. ※13 自分はこの記事を読んで、今年も微力ながら寄付しようと思ったよ。

      • +5
  4. ピザ屋「ピザお届けに来ました」
    ホームレス「(あぁ、こっちにも支援が・・・)ありがとう」
    ピザ屋「○○ドルになります」
    なんていたずらする奴出てきそう

    • -2

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