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これどんなポルターガイスト?アパートの床が突然はじけ飛ぶ謎の現象が発生

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(著) (編集)

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 地震、雷、火事、親父。昔から恐れられているものだが、そのどれにも該当しないのに恐ろしいことが起きることがある。

 シンガポールの集合住宅の一室で、突然、床下から音がして床のタイルがはじけ飛ぶという謎の現象が起きていたようだ。

 まるでポルターガイストかと思うような怪奇現象は設置された室内監視カメラにとらえられ、住人によってSNSに投稿された。

 実はこの現象、特定の分譲集合住宅でここ6年の間に相次いで発生しているそうだ。いったい何がどうなっているのだろう?

Floor tiles popping in HDB flat @ Sengkang.

アパートの床タイルが突然はじけ飛ぶ

 シンガポール北東部の新興住宅地センカンにある集合住宅の一室で、10月8日午後3時20分ごろ、突然ガタガタという音が下かと思うと、床のタイルが何かに押し出されたように上にはじけ飛ぶという事態が発生した。

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 予期せぬ衝撃に見舞われた住人テディ・ホーさんは、室内防犯カメラの動画をFacebookのグループページ「Singapore Home DIY」に投稿した。

 ホーさんは妻子と一緒に住宅開発庁が提供している「HDB住宅」と呼ばれる分譲集合住宅に住んでいるという。

 映像には、誰もいないリビングに突然響き出す奇妙な音の後、ダイニングとリビングの床タイルが勝手に動き出し、突然割れて粉々になったり外れたりした様子が捉えられている。

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床タイル破裂現象は他の住宅でも起きていた

 この床タイル破裂現象はこの集合住宅だけでなく、シンガポールの複数の都市にあるHDB住宅で過去6年にわたって何度か発生しており問題視されていたようだ。

 SNSやYouTubeでシェアされた動画を見ると、破裂した床には同じデザインのタイルが敷き詰められている。

 こちらの映像は2021年に起こったものだ。

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考えられる原因は温度変化、構造上の問題、不適切な設置

 なぜポルターガイストのごとく、室内のタイルが突然はじけ飛ぶのか?いくつかの原因が考えられるという。

 急激な温度変化、構造上の問題、あるいは不適切な設置などだ。

 シンガポール・リノベーション請負業者・材料供給業者協会(RCMA)のディーン・リム副会長によると、激しい気候変動が引き金となった可能性があると述べている。

 南洋理工大学土木環境工学部の趙志業准教授は、天候とは関係なく施工不良が問題に拍車をかけていると推測している。

 趙准教授によると、温度変化や湿気は床タイルに使用されている接着剤の膨張や収縮を加速させるが、タイルとタイル裏の接着材が適切に接着されていれば熱膨張や応力集中を抑えることができるという。

 この道20年の請負業者トミー・チャン氏は、セメントを均一にならすスクリード(均し機)の出来が悪い場合にも破裂が起こることがあると言う。

砂、セメント、水を間違った割合で混ぜるとタイルの下にエアポケットができ、最終的に破裂する可能性があります。

2015年6月以降、タイル張り職人にはプレパックドセメントを使用することが義務付けられています。

プレパックドセメントはあらかじめ適切な割合に混合されているが、生のセメントと砂よりもコストがかかります。

セメントスクリードに含まれる水分が年々蒸発することによる自然消耗も、タイルのひび割れや破裂につながります。

タイルは時間の経過とともに磨耗します。タイルの熱膨張と収縮の差やタイルとスクリード表面との間の接着の自然劣化など、さまざまな理由で外れる可能性があるのです。

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image credit:Singapore Home DIY/Facebook

アパートの維持管理はアパート所有者の責任

 2017年、国家開発省(MND)はタイルの破裂やひび割れに関する国会での質問に対し、HDBは年間約2000件の床タイルが外れたケースを受けていると述べた。

 また2021年2月のMNDの文書回答では、「一般的な損耗の補修を含めアパートの維持管理は所有者の責任である」と述べている。

 しかし、HDBは元々HDBが提供したタイルが剥がれた場合15年以内であれば、アパート所有者の修繕を支援するとしている。

 15年以上経過したアパートについては、所有者は自分で業者にタイルの交換を依頼する必要があり、HDBは所有者に個人で依頼できる修理業者のリストを提供することができるようだ。

 2017年当時、HDBはFacebookで次のように声明を出していた。

一部のアパート所有者が、最近自宅のタイルが外れたことに遭遇しているというのは認識しています。

もしあなたのアパートで破損したタイルがあれば、壊れたタイルを慎重に安全な場所に移動させ安全のために段ボールでその場所を覆ってください。

修理作業についてアドバイスが必要な居住者はホットラインに電話することができます。

 アパートを購入した場合、確かに築年数に伴う損耗については居住者の責任で修繕をしなければならないだろう。

 しかし、10年の間たびたび起こっているHDBの床タイル破損事案は、さまざまな原因にくわえて構築時の施工不良の可能性も無きにしもあらずといったところではないだろうか。

 今回のホーさんの動画を見たユーザーからは、「同じ問題を抱えた他の隣人がいるのであれば、あなたが修繕費を負担することに変わりはないだろうけど、デベロッパーに対する瑕疵(かし)請求の可能性を運営会社に提起する必要があるかもしれない」とアドバイスの声も寄せられている。

 ちなみにこの問題は、フィリピンや台湾でも発生しているようだ。

Floor Tiles Suddenly Crack || ViralHog

 上の動画はフィリピンで去年7月に起こった。下の動画は台湾で発生時は10年ほど前のようだ。

How To Tell If Your Tile Is Going To Pop Off Your Floor

References:Floor tiles in HDB flat living room suddenly explode while nobody around/ written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 18件

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  1. 風の影響か低周波地震でマンションが歪んで敷き詰められた床のタイルが弾け飛んだ様に見える

    • 評価
  2. 施工ミスだろう
    体に感じない地面の振動にビルが揺れて床面が捻じれたり
    熱収縮でタイルが割れてるんだ
    床面に震度計や捻じれの測定器を置いて計測すればいい

    窓ガラスが直接コンクリートに埋め込まれずに、コムパッキンで接着れているのはその対策
    酷い地震だと流石に割れるが

    • +15
  3. こんなのが夜中に一人の時に起きたら正気じゃいられないわ…

    • +9
  4. 地盤沈下などがゆっくり起きていることによる歪みかと思ったけど、あちこちで起きているというしやっぱりタイル自体か施工の問題なのかな

    • +14
  5. 昔はチャイナボカンって爆発するのはメイドインチャイナなイメージだった

    • +4
  6. 下地はコンクリートだろうけどコンクリートは経年劣化で絶対ヒビ入るからタイルに使ってるタイル用モルタルの配合や均し方が悪いのかな
    てか屋内の床がタイルって落ち着かないな

    • +2
  7. タイルの当たり判定が重なってハヴォック神が荒ぶったんだろ

    • +7
    1. >>11
      現実でも物理演算が荒ぶることがあるのか……

      • +3
  8. これ、引っ越したほうが良いかも
    建物全体が歪んでいて崩壊し始めてる
    何てこともあるから
    温度変化がタイルに使用されている
    接着剤の膨張や収縮を加速させる
    だけではちょっと説明付かない

    タイルが
    「壊れる前に壊れる音がしてる」
    「別な物が壊れてる」
    証拠だよ

    • +8
  9. ホントに気候変動が原因なら膨張による歪みが計算に入ってない設計って感じ
    それなら構造上の問題って事になるのかな

    • 評価

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