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海の近くに住む犬に会うために毎日にやってきた野生のアシカ。2年続いた異種の友情物語

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(著) (編集)

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 犬は、同じ犬はもちろん他の動物に対しても友情を育むことができる。それは「海の犬」と言われるアザラシやアシカも同様だ。両者が深い絆で結ばれるのは必然だったのかもしれない。

 アメリカ、カリフォルニア州で、アシカと大親友になった犬がいた。アシカは毎日のように海沿いに住む犬に会いに来るようになり、犬もアシカと一緒に海で遊ぶのが楽しみだった。

 その関係は2年間続いたが、終わりは突然やってきた。

 アシカがクジラに襲われて亡くなってしまったのだ。仲間の死を知った犬の悲しそうな姿を捉えた動画がSNSでシェアされると、多くの人の心を痛めた。

Wild Sea Lion Visits His Dog BFF Every Day | The Dodo

犬とアシカが友情を結ぶ

 カリフォルニア州マリブビーチが見えるオーシャンビューの自宅を構えるリンジー・グリーンバーグさんは、チョコレートラブラドールレトリバーのスリム(オス)という愛犬がいる。

 スリムと浜辺に散歩に出かけては、彼がさまざまな海の生き物たちに興味を示すのを微笑ましく見守って来た。

私たちがビーチサイドに引っ越してから気付いたのですが、スリムは他の犬たちと遊ぶよりも水の中にいる方が自然で、より快適さと楽しさを感じるようです。

 ある日、海から出てきた野生のアシカがリンジーさんとスリムに近付いてきた。

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 野生のアシカは少なくとも50m距離を保つ必要があるという。リンジーさんはスリムとともに距離を置きながら、アシカの接近を注意深く観察した。

 アシカは興味深そうに尻尾を振っているスリムを見つめた。その瞬間、何かが通じたのかもしれない。

 アシカは襲いかかったりすることなく、スリムの前で鳴き声をあげながらビーチに寝そべった。

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 以来、リンジーさんの家の前にアシカが姿を現すようになった。多い時で週に4日、アシカは海から出てきてスリムに会いに来るようになったのだ。

 その交流は2年間続いたという。

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アシカの突然の旅立ちを経験

 リンジーさんはスリムとアシカとの交流を映像で記録し続けた。

目の前で見ている光景が、信じられないほどでした。

2匹は本当に穏やかで、かつ好奇心旺盛な態度で、ただお互い一緒にいるだけで十分だと思っているような感じでした。

 ところが、別れは突然やってきた。

いつものようにアシカを待っていたスリムは、その日アシカが姿を見せなかったので困惑しているようでした。

 グリーンバーグさんによると、アシカが海岸に打ち上げられた日、スリムの鳴き声は「吠えていてまるで叫び声のようだった」という。

あまりに鳴くので何事かと見に行ったんです。そのときアシカの亡骸に気づきました。

アシカは全身に噛み跡があり、近くの建設作業員らからは「クジラが攻撃しているのを見た」と聞かされました。

 ”Whale”と書かれていたのでクジラと訳したけれど、クジラの種類はわからない。もしかしたらシャチの可能性もあるかもしれない。

 アシカが亡くなったことで、しばらくの間スリムはとても寂しい思いをしていたようだ。

今でも外に出て海岸に座って周りを見回しています。もうアシカは戻ってこないということを、スリムは理解していないと思います。

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image credit:linzybinzy120/TikTok

異種の友情に励まされたリンジーさん

 2年にわたり交流を育んだスリムとアシカの動画がInstagramやTikTokでシェアされると、多くの人々が心を痛めた。

2匹の動物の友情には、励まされました。

亡くなる前にアシカが最後の時間をスリムと一緒に過ごすため、私たちの家の前で休んでいたのだと思うととてもうれしいです。

動物からは本当にたくさんのことを学ぶことができます。

彼らはその時その時の瞬間を一生懸命生きているのだと、改めて実感しました。

 悲しい別れが来てしまったが、虹の橋のたもとで待っているアシカにスリムが再び会える日は、いつかきっと来るだろう。

References:Sea Lion Comes Out of Ocean Daily to Visit Dog BFF/ written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 29件

コメントを書く

    1. >>1
      厳しいからこそ、ときおり出会う優しさや嬉しさがより一層際立つんだろうね…

      • +3
  1. アシカと聞くとバブリーのころ流れてたCMで足利銀行を
    思い出すな

    • 評価
  2. 陸の犬と海の犬
    友情が芽生えても不思議はないだろ

    • +18
  3. 世界中の鰭脚類が幸せになりますように。ワンコの幸せを祈るのは他の人が既にやってるだろう。
    シャチが嬲り殺しを楽しまなくなりますように。

    • +10
  4. 満身創痍の状態でいつもの場所に最後の力振り絞って来たんだなぁ

    • +37
  5. これから客先に行かなきゃいけないのに、うっかりこの記事に目を通してしまったんだけど、どうしてくれるんや!目から汗とまらなくて動けんよ!

    • +14
  6. 海洋哺乳類の海の◯◯シリーズはいまいちしっくり来ない漢字表記が多い
    海のロバ(アシカ)とか海のパンサー(アザラシ)とか海の馬(トド)とか海の豚(イルカ)とか

    • +1
    1. >>11
      「海豚」の「豚」は家畜の豚ではなくイノシシのことらしい。
      鼻先の尖った顔つきが似てると思われたんだろうね。

      「海豚」は中国生まれの字だけど日本でも猪を「山鯨」と呼んでたから
      何かしら通ずるものがあるんだろう。

      • 評価
  7. ”Killer Whale”(シャチ)のほうでしょうね

    • +12
  8. 自然は厳しいのう…
    この交流がそんな厳しい世界での
    束の間の安らぎだったと願うしかない(´;ω;`)

    • +13
  9. これはアシカの片思い
    犬は興味と警戒の中間くらい

    • -19
    1. >>14
      どうして、そのような断言ができるのですか?

      悲しい人ですね…

      • +9
  10. アシカ「遅いじゃないか…ワン公…」

    • 評価
    1. >>18
      赤ちゃんアシカが犬に託されたのか

      • 評価
  11. なんて切ないんだ。。。
    でも、2人とも会ってる時どんな会話してたのか想像してしまう。

    • +6
  12. いや特段友情とかそんなもん何もないように感じたけど

    • -3
  13. 犬って死で別れることを理解するんだよなぁ。
    親父が死んで出棺のとき、初めて聞くような声で吠えて見送ってたよ。

    • +1
  14. 人は動物から学ぶ事が多いはず
    謙虚になり頭を垂れて思いを学ぼう

    • 評価
  15. アシカも犬っぽいもんな。
    無人島に漂流したひとがアシカに餌をあげたら懐いたって言ってたし。

    • +1
  16. 脱線だけど
    虹の橋って真○神転生(1992年)だよね
    前ネットのアーカイブで数百円でPSに落とせた
    パスカル(犬)が死ぬんだけど東京湾のTDLへ行く橋の手前まで行くと仲魔ケルベロスになって主人公を待ってるという…泣 まあ🌈ブリッジ(93年開通)はお台場だけどディスティニーLは架空なんで多分有明あたり
    いや何を言ってるか分からないと思うが…
    因みに欧米でも「ペットが虹の橋云々」と伝播的に言われているのを知って興味持って数年前ネットで出所を調べたけど、ちょっとにわかで曖昧な話ばかりで90年代より前だと話題になった形跡もない
    ともかく誰かが戯れに言い出した優しい話が人口に膾炙していったんだろう 都市伝説ぽい

    • -3
  17. 動画観たけどそんなに仲良さそうには見えなかったな~。あんなものなのかな。異種族の触れ合いって。凄い警戒の念あふるる挙動に見えちゃったなー。

    • -1

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