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1万ドル紙幣(149万円)がオークションに出され、48倍の金額(7160万円)で落札される

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(著)

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 現在のアメリカの紙幣が最高額が100ドル(約1万4900円)だが、かつては高額の紙幣が発行されていた歴史がある。

 それはなんと1万ドル紙幣。現在のレートで日本円に換算すると約149万円札となる。

 当時の物価から考えたらものすごい金額だが、1934年に発行された1万ドル紙幣がこの度オークションに出品され、なんと48万ドル(約7160万円)で落札された。

 出品された紙幣は未使用であり、現存する紙幣の中で、紙質が最も高品質な点が評価されたという。

1934年発行の1万ドル紙幣が48万ドルで落札

 かつてアメリカでは高額紙幣が流通していた。公共で流通していた紙幣の中で一番高額なのがこの1万ドル紙幣で、1918年より発行が開始された。

 今回1934年に発行された1万ドル紙幣がオークションに出品され、個人のコレクターにより48万ドルで落札されたという。

 日本円に換算すると約149万円の1万ドル紙幣が、その48倍の7160万円相当となったのだ。

 出品した「ヘリテージ・オークション(Heritage Auctions)」によれば、これは現存する中で最も高品質のものの1つであり、この紙幣は一度も流通することなく、Paper Money Guaranteeによって「Exceptional Paper Quality(最高品質)」の評価を受けた。

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image credit:Heritage Auctions

 1万ドル紙幣には、南北戦争時代に活躍し、第23代オハイオ州知事(1856年~1860年)で、エイブラハム・リンカーン大統領の下で財務長官および最高裁長官を務めたサーモン・ポートランド・チェイスの肖像画が使用されている。

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image credit:Heritage Auctions

1969年に廃止となった米ドル高額紙幣の数々

 アメリカでは1969年に500ドルを超える額面の紙幣が廃止された。

 使用率が低かったという事実もあるが、犯罪者がマネーロンダリングに高額紙幣を使用する懸念があったため、リチャード・ニクソン大統領が、1969年に紙幣の回収を命じたのだ。

 以下はかつて発行され1969年に廃止された高額米ドル紙幣である。

500ドル紙幣

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 財務省はいくつかのバージョンの500ドル紙幣(76,500円相当)を発行したが、いずれも表にウィリアム・マッキンリー大統領の肖像画が使用された。

 500ドル紙幣は1945年に発行が開始され、1969年に正式に廃止された。

 現在誰かが所有している500ドル紙幣は使用可能なものの、そのほとんどはディーラーやコレクターの手に渡っている。2023年時点での市場価値は額面の2倍程度となっている。

1000ドル紙幣

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 1000ドル紙幣(14万9000円相当)の表面には、アメリカ合衆国建国の父の1人であるアレクサンダー・ハミルトンの肖像が使用されていたが、その後、第22代と第24代大統領のグローバー・クリーブランドの肖像に差し替えられた。

5000ドル紙幣

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 5000ドル紙幣(74万7千円相当)は南北戦争中の1861年に初めて発行された。

 紙幣には、第4代大統領、ジェームズ・マディソンの肖像画が描かれていた。

 ただし5000ドル紙幣を持ったことのあるアメリカ人はほとんどいなかった。主に銀行間取引に使用されていたからだ。

1万ドル紙幣

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 そして今回オークションで出品された1万ドル紙幣(149万円相当)である。

 サーモン・ポートランド・チェイスは大統領にはならなかったものの、最も成功を収めた政治家の一人であり、アメリカ人の間では1万ドル紙幣の顔として認識されている。

 1万ドル紙幣は、一般の流通を目的として印刷された最大の額面の紙幣だった。

 ただしこの紙幣は、発行されていた時期の大部分で、一般のアメリカ人の純資産を上回っていたため、実際にはあまり使用されることはなかったという。

 5000ドル紙幣と同様、現在残っているのは数百枚程度だという。

10万ドル紙幣

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 第28代大統領のウッドロウ・ウィルソンの肖像画が描かれたこの10万ドル(1490万円相当)紙幣は、公共には出回っていない。

 大恐慌時代 、連邦準備銀行間の公式取引を行うための金貨証券だった。

 そのため、10万ドル紙幣をコレクターが法的に保有することはできないが、アメリカ金融博物館などの一部の施設は教育目的で10万ドル紙幣を展示している。

 ちなみにアメリカでは連邦法により、通貨の肖像に採用される人物は故人に限られており、存命中の人物の採用は禁じられている。

追記(2023/10/04)誤字を訂正して再送します。

References:$10,000 bill from Great Depression era sells for $480,000 at auc – KAKE / 6 Discontinued and Uncommon U.S. Currency Denominations / written by parumo

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この記事へのコメント 13件

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  1. 訳ありで市場に流通しなかった最終号ものとかある部署でボケて
    業界内でひっそり回収されたある単行本とかもし持っていたら
    売れたかもしれんな

    • -1
  2. よくあるおもちゃかと思ったらガチだった
    こんなんおっかなくて使えないね

    • +1
  3. 「南畝区長戦争」って何やねん?
    南北戦争の誤字だと思うがどうやったらこんな間違いが

    • -1
    1. >>4
      多分手癖かなんかで南北朝→それを更に誤打って南畝区長(なんぽくちょう)と打つ
      ってなったんじゃ無い?

      • +1
  4. 高額紙幣が亡くなったのは偽札が作りやすいのもあるからだと思う。
    100ドルでも現地で払うと照明に透かしたりして本物か確かめられたことがある。80年代

    • +3
    1. >>5
      日本でも10万円記念硬貨とか滅茶苦茶贋金出回って懲りたらしいからねぇ
      それからは高くても一万の奴しか作らなくなったし

      • +3
  5. 2000円札が出た時は「5万円札か10万円札にすれば良いのに」と思ったけど、同じように偽札が出回った時の被害が大きくなるのか
    でも2500円札だったらそこまで嫌われなかった気がする

    • -3
    1. >>9
      2000よりも2500の方が中途半端じゃない?

      • 評価
      1. >>10
        2枚で5000円、4枚で1万だから2000円札より扱いが楽かなって

        • 評価
  6. 「百万ドル紙幣」ってユーモア小説があったなって思って調べたら、正しくは「百万ポンド紙幣」だった
    作者はマーク・トウェインみたい

    • +1
  7. 2000円札って割と日本の黒歴史だと思うわ

    • -1

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