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死の寸前まで追い詰められていた馬は生きることをあきらめなかった。奇跡の回復物語

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(著) (編集)

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 アメリカ・ミシシッピ州で、瀕死の状態の馬が救助・保護された。飼い主に虐待され餌を与えられていなかった馬は、やせ細り激しい脱水症状を引き起こしていた。

 立ち上がる気力さえなく、死の寸前まで追い詰められていたように見えた馬だったが、最後まで生きることをあきらめなかった。

 保護された後、馬は驚くべき速さで奇跡的な回復を遂げるのだ。

Defeated horse goes through incredible transformation

飼い主に飼育放棄され身も心もボロボロになっていた馬

 2022年1月、ミシシッピ州にある馬の救済団体スタッフ、ステファニーさんがダッシャーを見たとき、あまりの姿に心を痛めた。

 ダッシャーは、まともに世話をされていないのが一目瞭然だった。虐待されたその体は骨と皮だけで立ち上がる気力もなくやせ細り、ボロボロの状態だった。

 ただ諦めて、あとは死を待っているだけのように見えたダッシャーを、ステファニーさんはなんとかして救いたいと思った。

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image credit:Mississippi Horses/Facebook

ダッシャーのひどい状態を見て、「どうやってこの馬を立ち上がらせることができるだろう」と思いました。

ダッシャーは、もう生きることを諦めてしまっているように見えました。

 ダッシャーは、トレーラーに自力で乗ったものの、四肢があまりにも弱っていて、犬がうつ伏せになるようにすぐに座り込んでしまったという。

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image credit:Mississippi Horses/Facebook

 それでも、ステファニーさんは「この馬にはまだ希望がある」と感じた。

 幸いにもダッシャーの里親宅は、15分ほどの距離だった。そこに到着すると、なんとかダッシャーはトレーラーから降りて、横に寝そべりながら干し草を食べ始めた。

ダッシャーの生きたいという強い思いが奇跡の回復へ

 ステファニーさんは、脱水症状で飢えているこの馬が、果たして生き延びられるだろうかと心配した。とにかく、ダッシャーが必要なのは十分な愛情とケアだ。

 翌日、里親家族は、トラクターを使ってダッシャーを持ち上げ、立ち上がらせてみた。

 ダッシャーは紐で上から引っ張られていたが、ふらついた様子を見せることなく、なんとか四肢で支えて立つことができているようだった。

 翌朝、ステファニーさんは自力で立っているダッシャーを見て驚いた。

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image credit:Mississippi Horses/Facebook

前日あれだけ弱っていたのに、介助なしで立っているのを見てびっくりしました。

普通は、自力で立つようになるまでは時間がかかるものですが、ダッシャーは片脚で地面を掻いて、早くごはんをちょうだい、とせがむ仕草をしたんです。

前日の様子からして、こんなに回復できるとは夢にも思っていませんでした。

少しの希望が、驚くべき生きる意志へと変わったのです。

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image credit:Mississippi Horses/Facebook

 それから1週間、里親家族はトラクターでダッシャーを引っ張って立たせる訓練を続けた。

 そのケアとダッシャーの生きたいと思う強い精神が、早い回復へと繋がったようだ。

 1か月後には、ダッシャーは走ることができるほど元気になった。

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奇跡の回復を遂げたダッシャー

 ステファニーさんや里親家族の献身的なケアのおかげで、数分も立ち上がることができなかったダッシャーが、1か月後には完全に力を取り戻した。

 歩くことも、短距離でなら走ることもできるようになり、体にエネルギーが満ちるようになった。

 ステファニーさんは、ダッシャーが本来とても美しい馬だということに改めて気付いた。

 ダッシャーが健康を回復できたのは、周りの親切な人々の努力のおかげだ。そして何より、最後まで生きることを諦めなかったダッシャーの強い精神があったからこそだ。

 ステファニーさんによると、ダッシャーの推定年齢は10代後半だそうだ。

 馬としては、まだ高齢ではなく、これから何年も生きることができる。

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 現在、ダッシャーはとても元気に暮らしている。保護区で、たくさんの世話と愛情を受け、長距離でも走ることができるようになった。

 虐待された馬たちが、回復し、自力で立ち上がっていく姿を見ることが、なにより喜びだというステファニーさんは、ダッシャーがこれからも幸せに生きてくれることを願っている。

References:Horse So Defeated He Had Given Up On Life Has Amazing Transformation/ written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 14件

コメントを書く

  1. 馬、虐待で真っ先に「宮古馬」のことが思い浮かんでしまった・・・
    多くの方が興味や関心をもっていただけるとこういったことの抑止力になるかも

    • +14
  2. 馬は繊細だし治療は獣医がチームを組んで挑まねばならないこともあるぐらいの大仕事ゆえに治療費がかさむので安楽死させられることすら多々ある、と聞いたことがある
    よく元気になったなあ、本当にすごい

    • +11
  3. 人でも動物でも弱い者を虐げる奴が本当に本当に大嫌いだ…元気になって良かったなあ。

    • +23
  4. 動画見たらちょっとほろっとした
    元気になって良かったねえ

    • +12
  5. 骨が浮き出るほど痩せた馬を初めて見ました。
    痛々しくて目を背けたくなったけど……
    回復した姿に感動しました。素晴らしい。

    • +11
  6. どんな動物でも人間でも虐待のニュースとか出来事を見ると、そんなことをした人間にも同じ仕打ちをしてやればいいのにと強く思う。
    お馬さん、幸せに、元気に生きてほしい。
    助けてくれた人ありがとう

    • +12
  7. ガリガリに痩せた動物というのはもう可哀想で見てるだけで涙が出てくる…。

    こんなに痩せて生命の危険があるところまできても自力でトレーラーを乗り降りして、一生懸命ご飯を食べる気力、生命力が素晴らしい。
    助けが来た、なんとかなるって思って頑張ったのかな。
    これからのダッシャーさんが幸せでありますように!

    • +5
  8. 若いと回復が早いね
    あとは自身の元々の生命力が強いんだね
    生まれつき体の弱い子は同じくらいの衰弱具合で
    同じ処置をしても助からない事もあるしな
    瀕死だったのにひと月で走れるのがスゴイ

    • +4
  9. 元の飼い主は何がしたかったんだろう
    餌も与えず立ち上がれなくなった馬を、死ぬまで放置するつもりだったのか
    本当に腹立たしい

    • +7
  10. こんな可愛い子を虐待する奴永遠に理解できない
    ただただ幸せになって欲しい

    • +3

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