
だが、イギリス・スコットランドに住む6歳の少女は、母親の病気を理解していて、アレクサに助けを呼びかけた。そのおかげで、心臓疾患を抱えた母親は2度も命を救われた。
Six year old saves mum by calling for help on Alexa device
15歳のときから心疾患を抱えて生きてきた母親
スコットランド・グラスゴー出身のエマ・アンダーソンさん(27歳)は、15歳の時に肥大型心筋症と診断された。アンダーソンさんは、BBCラジオ・スコットランドの番組「グッドモーニング・スコットランド」で、娘が2度自分の命を救ってくれたこと、また自身の健康状態について説明した。
基本的に、この病は心臓を取り囲む筋肉が肥大して厚くなりすぎることを意味します。診断を受けて以来、アンダーソンさんは体内除細動器を埋め込んでいた。
つまり、心臓を囲んでいる壁が硬くなり、鼓動するたびにレンガの壁を叩いているような状態になります。そのたびに、心臓はどんどんダメージを受けていくのです。
だが、それでも胸が苦しくなることは避けられず、去年は3回も緊急事態を引き起こし、救急車を呼ばなければならない状態になった。
これまでほとんど薬で健康管理をしてきたが、命を救うために緊急に心臓移植が必要だと医師に告げられた。
定期健診で、心臓がかなり悪化していると言われ、緊急に対処しないとあまり時間がないと言われました。
入院しましたが、数か月間、心臓は完全に麻痺してしまっていました。
Quick-thinking girl, 6, uses Alexa device to call for help and save mum's life https://t.co/Ox6PGga5XJ pic.twitter.com/JAiBKpCl3Y
— The Mirror (@DailyMirror) July 3, 2023
6歳の娘がアレクサを使い母親の命を2度救う
母親が長年心臓を患っていることは、娘のダーシーちゃんはちゃんと知っていた。アンダーソンさんが、詳しく話して聞かせていたからだ。娘は、幼い頃から私が「心の痛み」を抱えていることを知っていたので、アレクサで助けを求めることも知っていました。心臓移植前、アンダーソンさんが痛みと苦しみで身動きできなかった時、ダーシーちゃんは何度かアレクサに呼びかけて助けを求めてくれたという。
私が気を失ったり気分が悪くなったりした場合、娘が『アレクサ、助けを呼んで』と言うだけで、角を曲がったところに住んでいる母に電話がかかるように、設定したんです。
娘はちゃんと理解してくれていました。

image credit: youtube
娘はアレクサを使って2度も私を救ってくれました。娘をとても誇りに思います。ダーシーは、小さなスーパースターです。最終的に、ドナーの心臓が入手可能となり、2022年4月に心臓移植を受けたアンダーソンさん。
それは、人生に大きな変化をもたらした。
新しい心臓のおかげで、アンダーソンさんはダーシーちゃんをプールやプレイセンターへ連れて行ったりすることができるようになった。
また、昨年7月にはパートナーのコナーさんと結婚することができた。
なにより、移植以来、自分の命が新しくなったように感じています。
娘の送り迎えに、実際に歩いて学校に行きまた迎えに行って歩いて戻ってくるということが普通にできるようになったのです。
以前はできなかった簡単なことが、今ではできるようになりました。母親としての役目を果たせるようになったのです。

image credit: youtube
心臓移植という大きな手術を受けただけでなく、かけがえのない娘の支えがあったからこそ、アンダーソンさんは今の自分があると感謝している。ちなみに、英国心臓学ジャーナルによると、約2万8000人のスコットランド人が遺伝性の心臓病を患っており、最も一般的なのは肥大型心筋症だという。
インタビューの最後、アンダーソンさんは「ドナーとその家族が自分にしてくれたことに永遠に感謝している」と締めくくった。
References:Six-year-old saves mum by calling for help on Alexa device/ written by Scarlet / edited by parumo
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コメント
1.
2. 匿名処理班
小さな子供でも簡単に助けを呼べるのはすごいね
アレクサの存在意義をやっと理解したよ(今までイタズラ大量注文とかの記事ばっかり見てたから…)
もちろんダーシーちゃんの行動力あってこそだけど!
3. 匿名処理班
>私が気を失ったり気分が悪くなったりした場合、娘が『アレクサ、助けを呼んで』と言うだけで、角を曲がったところに住んでいる母に電話がかかるように、設定したんです。
誰の音声かを判別させて、事前に登録した文章を記憶する
アレクサはこんな事可能なん?
4.
5. 匿名処理班
みんな幸せになあれ♡
6. 匿名処理班
>>3
キーワードで何かをするように登録するってのはスマートスピーカーの基本だね
スマホのSiriやタッチ・音声ガジェットの設定でできることは大体できると考えるとわかりやすい
7. 匿名処理班
アレクサ!銭貸してくれ
8. 匿名処理班
アレクサ!僕を幸せにして!
アレクサ「メンドクサ」
9. 匿名処理班
>>7
「キャッシングの暗証番号をどうぞ」
10.
11.
12. 匿名処理班
>>9
そこに愛は有るんかぁ〜(ーー;)
13. 匿名処理班
もちろん精神的にできないのだろうと分かっているが、せっかくドナーの心臓をもらったのだから、ダーシーちゃんのためにも適正体重を目指してほしい。
でないと他のもろもろの病気が出てくると思う。
そういう自分も、過去に摂食障害や向精神薬の食欲亢進作用で体重増加がどうにもならなかったので、とても難しい事は分かってる。
14. 匿名処理班
>>12
そこにAIが有るんだよ
15. 匿名処理班
アレクサの有用性と娘さんの機転がとてもいい話……なんだが、心臓が悪いならその肥満は何とかしようよ。薬の作用と、心筋症だからそもそも運動制限があるのは分かるが、現在は日常生活レベルの運動はむしろ推奨されてるんだから。
16. 匿名処理班
ダーシーちゃんの精神的なストレスやショックが半端なさそう
6歳の子に母親が死ぬかもしれないって恐怖を何度も味わわせて、またその時が来るかもって緊張した日々を送らせるべきではない
17. 匿名処理班
>>14
わぁぁぁーーーー!! ガバッ(゚Д゚;)
18. 匿名処理班
>>16 幸運にも移植手術は受けられたんだし、運動&食事療法で減量する以外どうしろと?