この画像を大きなサイズで見るイギリス・北アイルランドで、前の飼い主に施設に預けられた犬が、新しい飼い主の家に連れ帰られた瞬間に逃走、前の家を目指して64kmもの距離を旅するという出来事が起こった。
行方不明になった犬を探すため、新たな飼い主は支援団体に捜索を依頼した。その間も犬はすぐれた嗅覚に頼り、ひたすら歩き続けていたようだ。
しかし27日後、犬はついに保護され、無事に今の飼い主のもとへ戻ることができた。犬と再会できた飼い主は、安堵と喜びを口にした。
新しい飼い主のもとから逃げ出した犬クーパー
4月1日、北アイルランド・ティロン州ダンガノンに住む写真家ナイジェル・フレミングさんは、動物保護施設からゴールデン・レトリバーのクーパーを引き取り、車で自宅に連れ帰った。
だが、車から降ろした瞬間に逃げ出されるという悲劇に見舞われた。
施設のスタッフによると、クーパーは前の飼い主に無理やり施設に預け入れられたのだという。
この画像を大きなサイズで見る何度も施設を訪ね、クーパーと親睦を深め、家族となるのを心待ちにしていたフレミングさんは、予期せぬ逃走に心を痛め、すぐにクーパーを探した。
クーパーは、家まで車で帰ってきた直後に逃げ出しました。
数日前、クーパーに会っていた私は、いい家族になれることを願っていたんです。家には、ゴールデン・レトリバーのモリー(メス)がいて、私はモリーもクーパーと仲良くなってくれるだろうと期待していました。
こう話すフレミングさんだが、施設を初めて訪問した時、クーパーと兄弟犬のジョージがいることを知った。
両方とも引き取りたかったのですが、3匹の大きなゴールデンを世話する自信がなかったので、クーパーかジョージか、どちらかにしようと決めました。
それで、運を天に任せようと、コイントスしたら、クーパーと出たので、これもなにかの縁と、クーパーに決めました。
施設での手続きを終え、クーパーのマイクロチップもフレミングさんの名前に変更し、引き取りのための費用を施設に払って、後は家に連れ帰るのみとなった。
家に到着して、車からクーパーを出そうとした時、突然クーパーが逃げ出したのです。
私を追い越して、走って去って行きました。なんてことだ、と愕然としました。追いかけようとしましたが、クーパーはすぐにいなくなってしまいました。(フレミングさん)
この画像を大きなサイズで見る支援団体に捜索を依頼しクーパーを探し続けた
フレミングさんは、行方不明のペットを探す慈善団体 「ロストパウズ・北アイルランド」のメンバーに、クーパーの捜索を協力してもらうようすぐに依頼した。
その後、ポスターを貼り、SNSで情報を呼びかけ、あらゆる場所を昼夜問わずに探し続けたが、クーパーはなかなか見つからなかった。
その頃、クーパーはできるだけ人との接触を避けるように、昼間は穴に隠れ、主に夜間に森の中や幹線道路沿いを移動し、餌をくれる人がいなくてもひたすら歩き続けていたようだ。
この画像を大きなサイズで見るクーパーの安全を心配し続けていたフレミングさんにロストパウズから連絡があったのは、クーパーが行方不明になって3週間ほど経った頃だった。
クーパーに似た犬を見たと連絡をくれた一般市民がいた地点は、フレミングさん宅から64km以上も離れた前の飼い主がいた地域だった。
信じられないことに、クーパーは、自分を保護施設に追いやった前の家に戻ろうとしていたのだ。
その後、クーパーは無事に保護された。行方不明から実に27日が経過していた。
この画像を大きなサイズで見るクーパーと再会し感謝を口にするフレミングさん
クーパーと再会したフレミングさんは、捜索に協力してくれたすべての人に感謝の気持ちを述べた。
クーパーが見つかって、本当に安堵しました。ロストパウズ、Pets Lost and Found Mid Ulster チームを始めとし、実際的な支援を提供してくれた Dogs Liveから一般の人々まで、私たちを助けてくれたすべての人に感謝しています。
クーパーは、前の家にとても思い入れがあったのでしょう。もし私たちが事前にそれを知っていれば、クーパーの不安を取り除くことができていたかもしれません。
でも、クーパーは今安全です。行方不明だった間、体重がかなり減っていましたが、今は体力を取り戻し、少量の食事をしてゆっくりと体重を戻しています。
もう少し健康が回復したら、温かいお風呂に入れてやろうと思います。
万が一、今後クーパーが再び逃げ出したいと感じた場合に備えて、我が家は追加の予防措置を講じています。
今クーパーは、私の側でモリーと一緒にここにいます。ほんとうに、信じられない出来事でした。もう会えないのかとも思っていました。
感謝の気持ちを言葉で説明するのが難しいほど、みなさんには本当に心から感謝しています。
また、ロストパウズの広報担当者は、次のように述べている。
クーパーは賢い犬です。彼の本能が彼を慣れ親しんだ場所に連れ戻したのでしょう。
クーパーは、食べ物もなく、眠る場所も助けもない状態で、粘り強い決意と信じられないほどすぐれた嗅覚でもって、64kmの距離を歩きました。
27 日間にわたって、クーパーは主要な幹線道路、森、野原、田舎道を横断し、これまで訪れたことのない地域から故郷に戻ってきました。
私たちは、クーパーの救出に参加できたこと、そして彼の家族の中で、きっと何世代にもわたって生き続けるだろう物語に参加できたことを、心から嬉しく思います。
クーパーがこれを行うことができたのは信じられないことのように思いますが、犬は素晴らしい生き物です。
それが、私たちが犬を助けるために日々懸命に取り組んでいることです。
犬はたとえ捨てられようとも、最初の飼い主を忘れないという。
ロストパウズのスタッフが言うように、前の飼い主に施設送りにされたとしても、クーパーのなかでは最初に飼ってくれた飼い主のことが忘れられなかったようだ。
今度こそクーパーにはフレミングさんのところで幸せになってほしいね。
References:Rescue dog walks 40 miles back to the home he was forced to leave/ written by Scarlet / edited by parumo














見つかって良かったけど、前の家が恋しくてってのがつらい話だなあ
動物を裏切ってはいけない…
64kmというのは最短距離だよね。
27日間も放浪したなら実際に歩いた距離は遥かに長いはず。
>クーパーは前の飼い主に無理やり施設に預け入れられたのだという。
・・・・なんかこの時点で複雑だわ
前の飼い主の事情によるからなあ
極端な悪者扱いも変だし、
今の飼い主の所で幸せになる事を祈るしかない
切ないですね
前の飼い主さんにどんな事情があったのかはわかりませんので、クーパーを施設に預けたことの是非については非難することはできないでしょう。
クーパーが新しい家を自分の帰るべき場所だと思えるようになってほしいものです。
前の飼い主は、別れを惜しみながら施設へ預けたのではないかなと思った。
だから、前飼い主のところへ帰りたがったのでは。
どうやって辿ってくるんだろうな、こういう犬。
まさか鳩みたいに地磁気を頼りに移動してるわけじゃないと思うんだけど。
>>9
車のナンバーや形状、色などの特徴をもとに
犬社会のネットワークを使って目撃情報などから
飼い主の足取りを追ったとかね
クーパーは、自分を保護施設に追いやった前の家に戻ろうとしていたのだ。
いいね
人間の事情なんて関係ない 動物優先ってのはよく表れている
よほど前の飼い主さんとの思い出があったんだろうね
飼い続けられない事情があったのは悲しい
こういう記事を読むと神聖なものを感じてしまう。
うまく言えないけど、動物の人間に対する忠誠心には、何か人の思惑を遥かに越えたものがある気がする⋯。
保護してしばらくはダブルリードが基本でしょうがー!
>>13 日本でも保護犬を逃がしてしまうはケースは、度々ある。
日本の真面目な保護団体&個人ボラさんは、Wリードを徹底して里親さんにお願いしてるよね。
行方不明になって一番悲しいのは助けたボランティアだし、必死の捜索で探し出すのもボランティアだから。
全身全霊で人間を信じて生きているからね。純度100%過ぎて健気で尊い。泣けてくる。
復讐のチャンスを狙っていたのかもよ
前の飼い主は命拾いしたな
>>15
その発想
好き
>>15
そんな解釈があったとは……w
とにかくクーパーが無事で良かった。
64キロ歩いてるうちに事故にあっても不思議はなかったから……。
なんか心がざわつく話しです。
今、足元にいる犬ちゃんは自死した弟の飼い犬だでした。身体障がい者である自分に大型犬を飼えるのかと言う不安はありましたが何とか2年になりました。自分としては、置いて逝った弟に腹は立ちますが、犬、ぴぴさんには弟の事は忘れては欲しくないとか思ってしまいます。ぴぴさんの中から弟が消えて欲しくないって思っています。
でもせっかく縁あって飼った犬を置いて逝った弟には姉としてコラッ!ですけど。責任をもって最後まで一緒にいるつもりです。