
そんな高齢猫たちが安心して暮らせるようにと、イギリスの動物保護施設では高齢猫のための老人(猫)ホームを作った。
敷地内の一角に作り上げた老猫ホームは小さな村のようになっていて、低い屋根の小屋が立ち並ぶ。 猫たちが好きなだけ運動したり、交流したりできるように、広い小道が設けられている。
Take a look at the retirement village where elderly cats live out their days in mini cottages
高齢猫のための老人ホーム「リタイアメント・ビレッジ」
2019年に設立された英国シュロップシャー州にある猫の動物保護施設”Shropshire Cat Rescue”では、保護された猫や子猫の里親探しや医療ケアを行っている。また、施設の一角には、年老いた高齢猫たちが安心して暮らせる「リタイアメント・ビレッジ」がある。
かわいらしい小屋が立ち並ぶゲート付きの村で、人間がお世話をしきれなくなったり、飼い主と死別してしまった高齢猫が現在17匹ほど暮らしている。
猫は平均寿命が15年前後と言われているが、最近では20年近く生きる猫も珍しくない。
だが、高齢になると人間同様、猫も若い頃と比べて、体力の低下や視力や聴力が衰えてくる。また病気を発症しやすくなり、猫の日常生活に影響を与える。
そのため若い猫と違い、新たな家族を見つけるのが難しくなる。
リタイアメント・ビレッジは、高齢猫たちが自由に過ごせるように設計されている。
ここでは、高齢猫たちに快適なベッドやキャットタワー、おもちゃや爪とぎ用ポストなどが用意されている。また、広い庭やテラスもあり、高齢猫たちが日光浴や散歩を楽しめる。
さらに、高齢猫たちの健康管理や医療ケアも行われており、定期的に獣医師による健康チェックやワクチン接種を行い、必要な場合は薬や治療を施す。
また、高齢猫たちの食事も個別に調整し、栄養バランスや食欲を考慮しているという。
リタイアメントビレッジでは、高齢猫たちが自分らしく、幸せに老後を過ごすことができる。
それと並行して施設側は、高齢猫たちの里親探しも行っている。猫にとっては愛してくれる家族のいる家があることが最善の選択だからだ。
だがそれが難しい場合は、この施設が高齢猫たちの永遠の家となる。
高齢の猫には、若い猫にはない魅力や個性がある。落ち着いていて愛情深く、長年の経験や知恵を持っていて、人間に多くの学ぶべきことを教えてくれる。
人間社会では高齢化が進んでいるが、猫も同様の事情を抱えていてる。我々は、高齢猫に対しての理解と尊重と愛情を持ち、この施設のように、高齢の猫たちに何ができるかを探していくべきなのかもしれない。
written by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
日本だったら
廃校になった建物を使って
老猫ホームやホスピスに出来そう
若い猫ちゃんは里親募集して
保護猫カフェも併設
そして猫用品と猫グッズの販売もする
2. 匿名処理班
俺も混ぜてくれ
3.
4. 匿名処理班
かわいいお家だね
動画に出てるニンゲンの方も高齢のようだけどこうしてニンゲンのお年寄りもお世話に通って触れ合ってお互いに幸せになれる仕組み良いと思う
5. 匿名処理班
すべての猫たちに幸せな猫生を送ってほしい
6.
7. 匿名処理班
人間だって老人ホーム安くないんだが、これはいくらくらいなんだろう…
8. 匿名処理班
手厚く保護される猫がいる一方で、路端に打ち捨てられる人間もいる…。
世の中とは。
9. 匿名処理班
そこのヘルパーになりたいけど看取るのはつらい
10. 匿名処理班
高齢人間の施設で高齢猫をお世話するようなことはできないのかな?
高齢人間が高齢猫を世話することで生き甲斐を感じたり生活に張りが出たりとかならないかな?
机上の空論だけど
若い猫より高齢猫のほうが、そんなに遊んだりしなくても良さそうだし、一緒にマッタリ日なたぼっことか
高齢猫が病気とかしてても、時間を持て余している高齢者がいればお世話してもらってもよいのでは?そう上手くいくかどうかだけど
スタッフが大変かな?
母がもう年だし今の猫で多分最後だけど、猫を高齢者向けにレンタルみたいなことをしてくれるサービスがあるって言ってた。人間が死んだり、病院に入らなくてはならなくなった時に猫を回収してくれるとか。
人間だけだとギスギスするけど、猫いると生活が何でか楽になるんだよね
犬みたいに捨てられても前の飼い主を慕ったりあまりしないし、条件の良い飼い主にすぐ乗り換えられる猫はそういうのに向いていそう
11. 匿名処理班
>>10
猫付き賃貸住宅があるね
アパートと保護猫を借りる
つまり店子に仮の里親になってもらって
保護団体の負担を減らす
退去時には猫を返却
もちろん
転居先に猫を連れて行って
仮の里親から本当の飼い主になるのも可能
12. 匿名処理班
>>10
ペットと一緒に入居できるホーム、あったと思います確か。
詳しくは覚えてませんが。
人間が亡くなった後もペットの面倒を見てもらえればいいんですが……どうだったかな……
13. 匿名処理班
>>10
実際、高齢者施設ではセラピーアニマルが活躍してるところもある。
けど、やっぱり比較的従順で安全な犬の方が圧倒的多数だなあ…。
夢が無いが、老いてもそれなりに予測不能な猫だとランニングコスト的にも安全性的にも犬に劣る。
あとは実際の高齢猫がどれくらい穏やかかが広まれば全然あり得ると思うし、現実にも既にやってるところはあるんじゃないかな?
ただ気性で向き不向きがあるのはどうしようもないし、高齢猫なら特に適性で選ばなきゃいけないから「絶対みんな幸せ」とはならないかもね…。人間側も動物嫌いは必ずいるし。
14. 匿名処理班
段差の昇り降りを助けるためのスロープがあるかと思ったら意外にも無かった
屋根から屋根へ飛び移ったり、高齢でも健脚な猫たちだね
15.
16. 匿名処理班
>>10
猫も重い病気になれば通院、投薬、おむつ替え、強制給餌等々やることはたくさんある
そして旅立てばペットロスになることもある
大変な仕事だ
高齢猫だとそういう世話をする可能性も高くなるけどなぜに高齢者に世話させようとするの?
17. 匿名処理班
>>10
ただでさえ介護で手一杯で忙しい職員にさらに下らない仕事を押し付ける気か
18.