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車の盗難が相次ぐニューヨーク市で、車内にAirTagを入れることを推奨。500個を無料配布

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(著)

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 ニューヨーク市長とニューヨーク市警察(NYPD)は、ドライバーらにApple社の忘れ物捜査タグ「AirTag」を車に備えるよう呼びかけている。

 これは最近ニューヨーク市で急増する車の盗難に対処するためのものだ。

 先週日曜日に開かれた記者会見で、エリック・アダムス市長は、500個のAirTagを無料で配布すると発表した。

 市長の狙いは、AirTag作戦で車の盗難件数だけでなく、ニューヨーク市全体の犯罪件数を減らすことであるようだ。

ニューヨークで急増する車の盗難事件

 ニューヨーク市がAirTag500個を無料配布するという大胆な手段に出るのは、同市で車の盗難事件が急増しているからだ。

 今年になって市内で起きた車両盗難事件は4492件で、昨年の同時期と比較して13.3%増加。7つの主要な犯罪カテゴリーの中で、今一番増えているのが車泥棒なのだという。

 とりわけ窃盗犯に狙われやすいのが、韓国車のキア(起亜)とヒョンデ(現代)だ。今年盗まれた両メーカーの車は950台を超え、2022年の合計819台をすでに上回っている。

 こうした盗難は市の全体的な犯罪件数まで押し上げていると、ニューヨーク市は怒り心頭。4月にキアとヒョンデを訴えてすらいる。

 キアとヒョンデが狙われる理由は不明だが、1つにはセキュリティの甘さがあるようだ。

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 それはただの盗難では終わらず、盗難者によるひき逃げなど、さらに別の事件につながることもある。

 ニューヨーク州北部で盗んだキアを運転していた十代の若者4名が、死亡事故を起こしたこともあった。

 こうした事件の多発を受け、一部の保険会社は、ヒュンダイおよびキア車両の新規保険契約を取り止めているという。

車に捜索用タグを!ニューヨーク市のAirTag作戦

 「AirTag」は、Appleが開発した失くし物を防止するための発信機だ。で、iPhoneなどの探すAppを使うことでその位置を簡単に調べることができる。

 AirTagは、近くにあるiPhoneなどを経由してクラウドに位置情報を送信することで、持ち主にこれがつけられた物がどこにあるのか教えてくれる。

 だから、これを車に仕込んでおけば、車がどこに持ち去られても、Apple製デバイスの「探すネットワーク」によってすぐに見つけ出すことができる。

 ニューヨーク市警がTwitterで発表したところによると、AirTagで発見された盗難車両は、ドローンや、弾丸のように射出可能な発信機「StarChase」などを利用することで、速やかに回収されるという。

AirTagが悪用される可能性も

 こうしたAirTagを利用した自動車泥棒対策は有効であると思われる一方、それが防犯ではなく逆に犯罪に悪用される可能性もある。

 実際、高級車を狙う窃盗団がAirTagをこっそり車に取り付けることでターゲットの位置を特定したり、他人のカバンに忍ばせてストーカー行為をするような事件が頻発している。

 昨年などは、AirTagで浮気現場を突き止めた女が恋人をひき殺すという、痛ましい事件まで起きてしまった。

 実際、こうした事件を巡ってアップルに対する集団訴訟が起きており、同社はその対策のために、不審なAirTagを発見しやすくするようなアップデートを施している。

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Apple AirTag

 またAirTagはApple社製デバイスを持っていないと使えないので、Androidユーザーにとってはまったく関係のない話でもある。

 ちなみに元警察という経歴があるアダムス市長は、市長就任後の初任給をイーサリアムやビットコインといった暗号資産で受け取ると発表したり、核攻撃マニュアルを公開したりと、何かと話題になる人物だ。

References: Arstechnica

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この記事へのコメント 25件

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  1. 自分は使ったこと無いが…iPhoneを探すの不具合も直さないのに大丈夫かな…これ…

    • 評価
  2. 対処療法かぁ……末期だなぁ…w
    BLM暴動の余波で車強盗の動画がSNSで山ほど流れてきたよね
    西海岸の往来も相当ひでー有様らしいし、ほんとUSA終わってんな
    アメリカの社会秩序もう死んでんで

    • 評価
    1. >>3
      正しくは、「対症療法(たいしょうりょうほう)」です。

      • 評価
  3. この使い方してappleが「AirTagは個人の持ち物を見つけるのに役立つよう設計されています。人や他人の所有物を追跡するためのものではありません。当社製品の悪意ある使用に対しては強く非難します」とか言ってなかったっけ
    わけわからんけど

    • 評価
    1. >>4
      車の所有者が自分の車に仕込むのはまったく問題ない。その情報を警察に通報して共有するのは本人の自由だしな。

      • 評価
  4. appleは防犯に使うことは推奨していない
    3日間 登録した親機と同期(自動でする)がないとアラームがなる
    そんな代物を行政が配って大丈夫か?

    • +3
  5. 500個では到底足りないような気もするが、車を盗んだところで(AirTagがあれば)足取りを追われて捕まるぞという公報にはなるかも

    • +3
  6. 当然犯人もiPhoneもってたら不審なエアタグあるって通知来るだろうけど、それでもどこにあるかがわからなければ諦めるしかない。
    予防にもなるね。

    • 評価
  7. キアチャレンジまだ続いてるのかよw。問題が始まったのは一年以上前ぐらいの話だよな?
    しかもニューヨークでも始まってるの?w

    • 評価
    1. >>9
      もちろん速攻でリコールかけて鍵穴直してるんだけど、外からはそれがわからないから運転席の窓ガラス割られるのは防げないとかいう地獄なんですわ…
      AirTag配るくらいでなんとかなる規模じゃないけど、なんとかしようとした実績が必要なわけで。

      • 評価
  8. ヒュンダイ、キアが無償配布するべきなんじゃないのか?
    同機能の商品と携帯もくれてやれよ

    • +1
  9. これって盗難届の出てない車に特殊部隊がまちがって
    強襲しかけて持ち主をハチの巣にしてしまう
    テヘペロ案件が発生するんじゃねえの。

    • 評価
  10. 500個ぽっちじゃ、焼け石にAirTag
    になると思う

    • +1
  11. > だから、これを車に仕込んでおけば、車がどこに持ち去られても、Apple製デバイスの「探すネットワーク」によってすぐに見つけ出すことができる。

    これは嘘

    AirTagはGPSではなく、IPHONEユーザーのBluetooth範囲内で繋でなければ探すことができない。
    つまり、田舎まで車を移動させられると探すことができない

    AirTagをつけるぐらいならGPSをつけるべき
    誤作動多いしな

    • 評価
  12. 持ち主がしっかりと自分のアイポンと連携してくれればいい対策だと思う、
    エアタグ以外の類似商品も多いし犬の迷子札にも使えて便利だよ

    • 評価
  13. コナンの1巻を読んでた時代に、こんな発信機とかが発明されるのは未来の話だと思ってたのに、普通に当たり前になってた。

    • +1
  14. もう盗まれる前提なのがね。
    まず犯罪を徹底的に取り締まればいいのに。

    • +1
  15. 何だよAppleのデバイスが必要て
    しかもソレで事件まで起きてんのにプレゼントすんのかよ
    合法的に見える手段で外国の車のネガキャンとAppleなど自国製品のごり押しをやってる様に見えるぞ

    • 評価
  16. 高級車は盗難対策にはじめからGPSつきで売られる日が来るのかも

    • 評価
  17. このやり方も悪くないが、これ半分くらいはマニュアル車両に変えれば更に効果が出るのでは…
    それに今はオートマのみしか運転できない人が多いからな

    • -1
  18. 警察が捜査に動くのにも、警察官が書類仕事するのにも税金が費やされる話だから、クルマを所有しているかどうかに関わらずニューヨークの全市民が関心を寄せるべき課題だよね。
    日本でも、盗難の心配のある高級車を所有してる人なら真似してAirTag仕込んでもいいかも?

    • 評価

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