top
image credit:stevejobsarchive
 だって無料だもの。生粋のファンはもちろん特にそうでもない人もこの機会に目を通してみてはいかがだろうか。

 Appleの共同創設者であり、PC時代の創造的かつカリスマ的なパイオニアとして名を馳せたスティーブ・ジョブズの電子書籍が無料公開中だ。

 本書には、いつも「人と違うこと」を意識していたというジョブズ氏のクリエイティブな思考や素顔に迫るヒントが満載。彼の写真や未公開資料も随所にちりばめられた必見の書籍だという。

世界に名だたる人物だった故スティーブ・ジョブズ

 いわずと知れたAppleの顔、先見の明がある起業家、創造的な工業デザイナーなど数々の活躍で世界規模で高評価を受けていた故スティーブ・ジョブズ。
1_e
image credit:stevejobsarchive
 ただこうした名声につれ「実際のスティーブは要求が厳しく、時には扱いにくい上司」との評判も広まり、気難しい人物としても知られるようになった。

 頑固であり率直で、決断するリーダーといわれた彼は、人に仕事をゆだねるより自ら指揮を執ることを好んだ。

 たくさんの人を魅了する高いカリスマ性をもつ上に迅速に行動するタイプでもあったという。
2_e

スティーブに最も近い人々が手がけた書籍が無料公開

 多くの人を引きつけるエネルギーの塊でありながら、こだわりがめっぽう強いアーティスト気質もうかがえたスティーブの逸話はこと欠かないが、公開中の「Make Something Wonderful: Steve Jobs In His Own Words 」は別格といえるだろう。

 実は本書を手がけ公開したWebサイト「スティーブ・ジョブズ・アーカイブ」は、スティーブのパートナーであり実業家で慈善活動に専念するローレン・パウエル・ジョブズと 現 Apple CEO ティム・クック、さらに Apple 元 最高デザイン責任者のジョナサン・アイブが設立したもの。

スティーブ・ジョブズ・アーカイブの公式アカウントより  このサイト自体は昨年できたばかりだが、スティーブに最も近い面々が世に出した新書籍なだけに、今回の無料公開は Apple ファンや技術者にとっても耳寄りなニュースになる。
3_e
4_e

メールや会話などスティーブの歩みをたどる構成

 注目の「Make Something Wonderful: Steve Jobs In His Own Words 」は、2011年に惜しまれながらこの世を去ったスティーブ・ジョブズの生涯と彼のずば抜けた才能を表すメールや会話、インタビューなどが収められている。

 その構成は彼の歩みをたどる形で、幼少期やオフィスでのやりとり、個人的な考えなどを年代順に掲載。そこには生前のスティーブが自分宛に送ったメールなども含まれる。
6_e
7_e

可能性という感覚を手放さなかったスティーブ

人を理解する最善の方法はその人の話を直に聞くこと。そしてスティーブを理解する最善の方法は、彼が人生の過程で言ったこと、書いたことに耳を傾けること。
 本書に序文を添えたローレン・パウエル・ジョブズは読者に向けてこんな言葉も綴っている。
これらのページはスティーブが草案を練って洗練したもの。時につまずき成長し変化する彼はいついかなる時でも可能性という感覚を手放さない。

私たちが人生と呼ぶものを構成するものすべてが、とりたてて賢くもなく有能でもない人々で成り立っている。だからこそこの世界は可変であり私たちはそれをより良く変えられる。
5_e

公式からブラウザまたはダウンロードで閲覧可能

 194ページにわたるこの本は、スティーブ・ジョブズ・アーカイブ公式からブラウザで閲覧Apple Books またはオープンフォーマットのePub を介してダウンロードなどで閲覧可能。

 言語は英語のみだがウェブならブラウザの翻訳機能で日本語訳でも読める。
1
image credit:stevejobsarchive
 天才とも呼ばれる彼の生い立ちや知られざる横顔、当時明かされなかった背景などがうかがい知れる未公開エピソードがちりばめられている「Make Something Wonderful: Steve Jobs In His Own Words 」に興味がある人はスティーブ・ジョブズ・アーカイブの書籍情報をチェックだ

References:designtaxi / 9to5mac / stevejobsarchiveなど /written by D/ edited by parumo
あわせて読みたい
スティーヴ・ジョブスが独創的なアイデアを生み出すためにやっていた、たったひとつの習慣。それは「散歩をすること」


スミソニアン博物館、280万点以上の作品をデジタル化&無料ダウンロード可能に


ルーブル美術館が全所蔵作品をオンライン無料公開に


スミソニアン博物館が無料利用できる画像をさらに拡大、440万点以上がオンライン公開


非常に興味深い。生物に関する世界の書籍の挿絵や図解など15万点以上が無料ダウンロード可能に

Advertisements

コメント

1

1. 匿名処理班

  • 2023年04月13日 19:55
  • ID:vsYxLCRy0 #

パワハラエピソードを聞く限りリーダーに向かない人だし、神格化され過ぎだとは思う
でも、行動力は尊敬に値する

2

2. 匿名処理班

  • 2023年04月13日 20:52
  • ID:IE.Iy7me0 #

ちょうど彼が現役の頃、アップルユーザーでした(そこまで尊敬はしていない)
倒産寸前だったトラウマなのかお金に執着する企業となってしまったことが残念です
テクノロジーを金儲けだけの道具としか捉えていない感
今では一つも使っておりません

3

3. 匿名処理班

  • 2023年04月13日 22:34
  • ID:wgdD0w6p0 #

亡くなった人にプライバシーは無いのか?と考えさせられる。

4

4.

  • 2023年04月14日 07:08
  • ID:Pm5m0VRc0 #
お名前
Sponsored Links
記事検索
月別アーカイブ
Sponsored Links
Sponsored Links