
日本の電気機器メーカーオムロンの第七世代「フォルフェウス」はそんな人間らしい役までこなすおそろしく有能なAIコーチロボット。
卓球専用のこのロボはただ球を上手に打ち返すのではなく、プレイヤー個々の能力や感情まで推量し、ダブルスの共感レベルが上がるような球を返すのだ。
世界に先駆け誕生し「最初の卓球コーチロボット」のギネス記録まで樹立したフォルフェウスのすさまじい能力にせまってみよう。
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7th Generation FORPHEUS
ディープラーニングで効率が良い練習相手になるAI卓球ロボット「フォルフェウス」
AI卓球ロボット「フォルフェウス」のカメラが見るのは卓球台だけじゃない。
ディープラーニングを導入したフォルフェウスは、あらかじめ組み込まれている学習プランを軸に、技を磨きたいプレイヤーとラリーをしながら相手の卓球スキルを短時間で判断。
そのスキルを上げるのに最適な球を返すため、効率が良い練習相手になる。
パフォーマンス向上のためプレイヤーの共感度と連携度を推し量る技術
そしてダブルスでは、対戦中のプレイヤー2人の表情や動きなどから感情を推し量る。




誕生から3年で「最初の卓球コーチロボットとして」ギネスを樹立
フォルフェウスが誕生したのは2013年。初代はカメラとセンサーとソフトウエアを頼りに人間に卓球を教えるロボットだっただったそうだ。そんなユニークな発想から3年後の2016年には「最初の卓球コーチロボット/First robot table tennis tutor」としてギネス認定された。
ギネスに認定されたオムロンの最新技術「FORPHEUS(フォルフェウス)」
Table tennis playing robot breaks world record - Guinness World Records Japan
AIを搭載し進化を重ねた第7世代フォルフェウス
その後AIを搭載し、進化を重ねた最新機種の第7世代フォルフェウスは、ダブルスのコーチを務めるほど有能に。AIも使いようというか、人の能力を超えるロボットはこの先いくつも登場するだろう。
だが、機械でありながら、チームプレイをするプレイヤー個々の感情などを推しはかって数値化し、共感や連携を高めるロボットなんてとても斬新だ。
コロナ下で個のつながりが希薄になったといわれる人間社会に寄り添うように、着々と進化を続けるフォルフェウスのこれからが楽しみだ。
References:designtaxi / hypebeastなど /written by D/ edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
オムロンって医療機器とかのオムロン?
こんなものも作るんだ
2. 匿名処理班
あの機械のラケットの動きでは、回転がかかったカットやドライブは返せない
実戦では直球のようなボールなど打たない
つまり何の練習にもならない
3. 匿名処理班
>>2
初心者用なんじゃない?