この画像を大きなサイズで見る今は亡きコロンビアの麻薬王パブロ・エスコバルは、1980年代、私設動物園のために不法に4頭のカバを持ち込んだ。
ところが彼の死後、放置されたカバは野生化して増え続け、今や160頭を超え、現地の生態系や住民の安全を脅かす深刻な外来種問題となっている。
そこでコロンビア政府は、カバの子孫、最大80頭を安楽死させる方針を固めた。
環境・持続可能開発省は、不妊手術や海外移送による解決が困難であると判断し、科学的な調査結果に基づいてこの計画の実行を決定した。
麻薬王が射殺され、野生化したカバが増殖
今回の騒動のきっかけは、1980年代にさかのぼる。
当時、世界最大の麻薬組織を率いたパブロ・エスコバル(1949年 – 1993年)は、自分の広大な別荘「ハシエンダ・ナポレス」に私設動物園を作るため、アフリカから1頭のオスと3頭のメス、合わせて4頭のカバを不法に持ち込んだ。
しかし、1993年12月2日、エスコバルはコロンビア当局との銃撃戦の末に屋根の上で射殺され44歳でこの世を去った。
主を失った別荘の動物たちの多くは各地の動物園へ引き取られたが、巨大で体重が重いカバだけは移送が極めて難しく、そのまま現地に放置されてしまった。
管理する人間がいなくなったカバたちは、近くを流れるマグダレナ川へと逃げ出し、天敵のいない環境で自由に繁殖を始めた。
もともと4頭だったカバは、現在では160頭を超えるまで増えている。
この画像を大きなサイズで見る外来種のカバがコロンビアの生態系に深刻な被害を与える
カバがここまで増えた理由は、コロンビアの温かい気候と豊かな水場が、彼らにとって理想的だったからだ。
しかし、本来この場所にいないはずのカバが増えることは、生態系に大きな悪影響を及ぼしている。
カバは毎日大量の草を食べ、その排泄物を川に流す。
排泄物が分解される過程で水中の酸素が大量に消費され、魚などが呼吸するための酸素が不足する「貧酸素状態」を引き起こしているのだ。
その結果、在来種の魚やマナティー、カメなどは、生息地を離れざるを得なくなったり、個体数が減少したりといった被害を受けている。
また、縄張り意識が強いカバの存在そのものが、他の動物たちの活動範囲を物理的に狭めている。
安楽死以外に増殖を止める手立てが見つからず
コロンビア政府はこれまで、ただ手をこまねいていたわけではない。カバに不妊手術を施したり、海外の動物園への移送を試みたりと、可能な限り命を守るための努力を長年続けてきた。
しかし、野生のカバを捕まえて手術をするには1頭あたり数万ドルの費用がかかり、その効果も個体数の増加スピードには追いつかなかった。
さらに、海外への移送も行き詰まっている。
環境大臣のイレーネ・ベレス・トレス氏は、外交努力を重ねたが、現時点でカバの引き取りと管理の責任を引き受ける国はひとつもないと説明している。
こうした状況を受け、政府はついに、年間33頭以上の個体を排除しなければ数を制御できないという科学的な結論に基づき、最大80頭を安楽死させる計画を承認した。
近親交配による遺伝的な問題も
安楽死という厳しい手段が選ばれた背景には、遺伝的な問題も関係している。
現在コロンビアにいるカバは、すべて最初に持ち込まれた4頭の子孫であるため、血縁の近い個体同士が交配する「近親交配」が起きている。
その影響で、鼻の形が変形するなどの奇形を持つ個体がすでに見つかっている。
こうした遺伝的異常がある動物は、健康上のリスクが高いため、他国への移送もいっそう難しくなっている。
3億円の予算を投じ2026年後半から開始予定
政府は2026年の後半から、安楽死の手順を開始する予定だ。
1頭あたりの費用は、鎮静や埋却処分を含めて最大1万4,000ドル(約210万円)に達するとされている。
この高額な費用には、体重数トンの巨体を眠らせる大量の特殊麻酔、作業員の安全を守る警備、さらには腐敗による環境汚染を防ぐための重機による厳重な埋設作業などが含まれている。
約200万ドル(約3億円)の予算が投じられるこの計画は、人間の身勝手が生んだ制御不能な事態に、苦渋の決断をもって終止符を打つための、避けては通れない道となる。
カバたちに罪はなく、勝手に持ち込んだ人間、その後放置した人間のツケを人間が払うのだ。
References: Colombia to cull up to 80 hippos descended from Pablo Escobar zoo / Colombia announces plan to cull Pablo Escobar’s feral hippos
















勿体ないから食えってば。美味しい事は判明してる。
カバ焼きってやつですかねえ。
前、矢毒蛙の毒を使い吹き矢で河馬を狩る原住民をTVでみた
毒を煮詰めて松脂かなにかで吹き矢に付けて一人で狩りに行くんだけど
崖の上から狙って数時間、吹き矢は当たるけど「足に当たった、あれじゃ死ぬまで時間がかかる 胴体に当たれば3日くらいなんだが…可哀そうなことをした」と
30mくらいかな? かなり遠いんだけど軌道とかヒットポイントを見ているんだよ
で、河馬が死ぬまで長く苦しむことに少し悔やんでいる
そして「肉が手に入るのが遅くなるな、河馬は美味いのに」と
長文失礼、でもファットな奇蹄類てどんな味なんだろう
食えんの?
たった4頭からそこまで増えるものなのか・・・
そして環境が変わるほどウンコするってどれだけ
麻薬バカのせいでカバが気の毒なことになったのね
こういうのをハンティングしたい人はいないのか?
よほど良い環境なんだろうな
カバって結構気性荒い動物らしいもんね…地元の人からしたらそんな動物が大量にいるのはたまったもんじゃないよな。もちろん動物に罪はないんだけど
オス1にメス3ってえぐいな。
元々増やすつもりだったんだろうか。
元々の生息地ではカバによる悪影響は起きないのかな
あれこれ作用しあってうまいこと生態系が保たれてるのなら、それもすごいものだね
ドキュメンタリーで見たけど
乾季があるから水不足で死んだりしているみたい。
オーストラリアでも、19世紀に持ち込まれて野生化したラクダが、まあまあ大量合法的に駆除される(野生馬や野生ロバ、ノネコ、カンガルーなんかもだけど)
ある牧場主は毎年800頭
ラクダは平均体重450キロ、長いと40年生きる
群れで押し寄せて牧場の生態系を踏み荒らし、水を求めて施設やインフラを破壊し、作物を食べ、水場を排泄物で汚してしまう
駆除は悲しいが、じゃあ自分が何かできる訳でもない。。。。
カバは草食だけどワニに勝てる湿原の王者だよ。
スイカやかぼちゃも軽くかみ砕く歯と巨体で、肉食獣に襲われても返り討ちするから成獣になったらほぼ天敵なしの存在で放流放置したら大繁殖するよ
コロンビアにはワニはいるけど、ライオンはいませんからねぇ。 でもって、カバって絶滅危惧種(危急種 VU )らしいのに安楽死ってのもなんかモヤモヤします
4頭からそんな増えるのか…
近親交配も怖いし、悪いのは全部ニンゲンなのにほんとカバにはニンゲンが愚かで申し訳ないな
食べるに一票。食べてみたい人も大勢いるんじゃないかと思う。
コビトカバだったら
動物保護団体が注目して
世界中の動物園が「うちで飼います」って
なりそうなものだが
大きいとそれだけ費用がかかるから
「うちでは無理」ってなるよね
誰も庇ってやらんのか
楽園だと信じて暮らして、家族も増えたあげく一族ごと眠らされるってところがゾクゾクする
ChatGPTに、このニュースをカバ視点のに仕立てさせたらなんとも物悲しいになった
外来種なら引取り手がいなくなった時点で根絶させそうなものだが意外と保護寄りなのね
カバに罪は無いのに、
致し方ないんだろうけど心痛む
もういっそ食べて供養なんて事にはならんよな・・・
タマタマが移動するから去勢が大変でお金かかる
って某マンガで知った
160頭以上いるカバを80頭安楽死…
半分にしてもまた増えるんじゃ……
エスコバルさんは随分儲けて残したでしょうから、それを相続した人になんぼか出してもらうのが筋なんじゃないかな…?土地を売るとかして捻出してもらう訳にはいかないのかな?
アフリカの大型の天敵やライバルもたくさんいる過酷な大地に適応した動物だもんな…
マナティやカメなどは蹴散らして無双するのも頷ける
もしも日本の川に放たれたらそれこそ生態系が駆逐されそうだ
カバディ。。。いや、マナティが心配(;;)