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赤ちゃんを緊急搬送するため、アラスカの住民が結集。車のヘッドライトで暗い滑走路を一斉に照らす

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(著)

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 アラスカ州にある人口180人ほどの小さな町ディアリングで赤ちゃんが病気になった。助けるためには、飛行機で大きな病院に緊急搬送しなければならない。

 ところが町にある空港は、砂利と氷がシステムを破壊し、滑走路の照明器具が使用不能となっていた。事態は一刻を要する。

 その事実を知った住民らはすぐに行動に移した。冬の暗い夜、赤ちゃんを助けるために空港に30台の車が集まり、一斉にヘッドライトで滑走路を照らしたのだ。

 そのおかげで救急医療機は無事空港に着陸に成功。その後、赤ちゃんを乗せて離陸し、大きな病院へと搬送することができたそうだ。

Alaskans use vehicles to light up dark runway so medevac flight for baby in need can land

赤ちゃんを救うため、住民らが空港の滑走路をヘッドライトで照らす

 アメリカ、アラスカ州北西のノースウエストアークティック郡にあるディアリングは、人口182人ほどの小さな町で、先住民族イヌピアットが自給自足で暮らしている。

 町には公民館、米国公衆衛生局が運営する診療所、郵便局、教会、2 つの店舗、国家警備隊の武器庫、管制塔のない未舗装の空港しかない。

 その町で12月18日夜、赤ちゃんが一刻を要する急病となった。救急医療機を呼んで、大きな病院に搬送してもらう必要がある。

 ところが、砂利と氷がシステムを破壊し、空港の滑走路の照明設備が12月14日より使用不可能となっていた。

 そこで診療所のスタッフは住民に連絡を取り、滑走路を照らしてもらうよう呼び掛けた。すると多くの住民がその呼びかけに応じ、30台の車が空港に駆け付けた。

 そして滑走路をヘッドライトで一斉に照らしたのだ。

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飛行機は着陸成功、赤ちゃんを乗せて無事病院へ

 住民らの団結した行動により、滑走路はヘッドライトの光で照らされた。

 住民たちもすごいが、パイロットのテクニックもすごい。ヘッドライトの明かりだけを頼りに、管制塔のない空港に無事着陸を果たしたのだ。

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 アラスカ州交通公共施設局のジョン・ペロー氏は、「我々は、ディーリングの住民たちの助け合いの精神と、悪条件下にもかかわらず、ためらわず着陸してくれたパイロットの勇気を非常に誇りに思っている」とメディアに語った。

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 ちなみに、救急医療機が赤ちゃんを乗せ、空港を飛び立った時、空にオーロラが現れたという。

 滑走路の照明機器はその後修理が行われ、現在は使用可能だという。赤ちゃんもきっと回復してくれることだろう。

References:Alaskans use vehicles to light up dark runway so medevac flight can land / written by parumo

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この記事へのコメント 24件

コメントを書く

  1. 小さな命を救う為に、多くの人達が即座に団結する。
    こういうのって胸が熱くなるよね。
    みんな素晴らしい(拍手)

    • +29
  2. 映画ではよくあるけど実際はそう多くない
    しかもブッシュエアーと呼ばれるほど晴天昼間以外は
    飛ばすことは危険と言われてる
    またパイロットの訓練で無灯火航行はするが、いくら訓練で
    やっても実際は命懸けでその失敗代金は命と大災害
    ただのライトだけど、それは各人々の生命と同じだ

    • +18
  3. 最後のオーロラがカッコ良すぎるな
    映画化希望

    • +4
  4. 今年は散々な年だったんだけど、こういった暖かい記事に心がほぐれます。元気に育ってね

    • +13
  5. この赤ちゃんは大きくなっても地元の人達に「お前が赤ん坊の頃こんなことがあったんだぞーw」って言われ続けそうだね

    赤ちゃんが早く元気になっておうちに帰れて、みんな幸せな新年を迎えられますように

    • +22
    1. ※8 動画によると赤ちゃんは無事お家に帰る事ができ、良好みたいだね。

      • +2
  6. がっごいいいいい
    努力と団結で起こせる奇跡もあるんだなあ

    • +8
  7. アナウンサー「連日胸糞の悪いニュースばかりの報道の中、このような心温まるニュースを報道できること、私は今猛烈に感動している」

    • +1
  8. こういう時の住民への連絡手段って防災無線的なものでやるんだろうか

    • 評価
  9. 初めてカラパイアの記事で涙が出た。

    何年も読んでるけれど。

    • +1
    1. ※13
      俺は赤子を守ったゲラート(Gelert)って犬が主人に殺されちゃうウェールズの寓話で泣いた
      健気で勇敢な犬と勘違いして殺しちゃう人間っていう構図の話が世界各地にあると知ってまた泣いた
      動物と赤ちゃんは涙腺に響きがち

      • +1
  10. オペレーターのカルヴィンさんが日本人に似ているので親近感を持ってしまった。

    • +1
  11. 良い話だなぁ・・それにしてもパイロットさんの勇気と技量に乾杯したい(`・ω・´)

    • +7
  12. 前にヘリの着陸であったよね?
    でも、これを行うには人々が集まることが必要で…どこがオリジナルとか関係ない
    良いことは真似すればいいんだ、電話をした人は知っていたのかもしれない

    • +4
  13. よみがえる翼ってレスキューアニメでも似たような事やってたな
    それはヘリだったけど
    何にせよ良い話だ

    • 評価
  14. 待って待って泣いちゃう…
    飛行機の機長やフライトアテンダントの人たちもだけど、誰かのために行動できる人たちがこんなにいるんだね。
    暗いニュースや悲しいニュースも多いけど、優しく勇気ある人たちも確かにいるんだって思い出せたよ。(もちろんニュースにならないそういう人たちも多いのだけど)
    赤ちゃんも街の人も、みんなに沢山の幸せが訪れますように!

    • 評価

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