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1年以上墓地から離れようとしなかった犬、迷子になって飼い主が迎えに来るのを待っていた

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(著) (編集)

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 13か月にわたり、その犬は墓地にとどまり離れようとしなかった。犬のことが気がかりだった医師男性は、寝床や餌を与えてずっとお世話し続けた。

 男性が、家に連れて帰うと思っても決して触らせてくれない。なぜこの場所から離れようとしないのだろう?気になった男性は地域住人と協力して調べることに。

 するとこの犬は、引っ越してすぐに迷子になってしまったことが判明。誰かが飼い主のところへ連れ戻してくれるのをここでずっと待っていたのだ。

墓地から動こうとしなかった犬

 アメリカ・テキサス州タイラーにある墓地に、1匹の小さな犬が留まっているのをハーシヴィンダー医師が見つけたのは、1年以上前のことだ。

 当時、ちょうど墓地の近くに診療所を建設中だったハーシヴィンダー医師は、その犬を気の毒に思い、寒い冬の間建物の中に屋根付きの犬小屋を作って寝具を置き、食べ物や水を用意し、犬を寒さから保護した。

 医師は、犬のことがとても好きになり、家に連れて帰りたいと思っていたが、犬は1年以上世話を受けた医師に対して懐くことはなく、触れさせることもしなかったという。

 その犬の存在に気付いていたのは、医師だけではなかった。墓地の近くの主要道路の向かいに住む女性も、犬が1年以上もそこにいることを知っていた。

 ずっと気にはなっていたが、誰かに世話を受けていることを知り、結局1年間様子を見ていたようだ。

動物保護団体に保護してもらうことに

 だが、今年10月についに女性は動物救済施設『Nicholas’ Pet Haven』へ連絡した。施設創設者のシンディ・ナッシュさんは、次のように話した。

女性は、犬が道路を渡ってしまうのではないかと心配していました。それで、私たちに犬を保護できないかと相談してきたのです。

 早速、その日シンディさんは犬がいるという場所へ行き、人道的な罠をしかけた。

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 その時、遠くからハーシヴィンダー医師が様子を見守っていることに気付き言葉を交わした。この医師がずっと犬をお世話をし続けてくれたこともわかった。

 シンディさんが同日の夜同じ場所に戻ると、犬が罠の中に入っていた。

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犬にはマイクロチップが!迷子犬だったことが判明

 シンディさんは犬を家に連れ帰ると、汚れた体を綺麗に洗ってやった。

 翌日、犬を動物病院に連れて行くと、犬にはマイクロチップが埋め込まれていたわかった。

 その情報によると、犬はトルーヴィーという3歳のメス犬で、エイミー・ローガンさんという飼い主がいることがわかった。

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犬は飼い主に会えるのを墓地でずっと待っていた

 実は、トルーヴィーが迷子になった背景には、次のような理由があった。

 エイミーさん一家は、13か月前にテキサス州に引っ越してきた。その直後、トルーヴィーは、新しい家の庭に設置された鉄のフェンスを通り抜けた。

 全く知らない土地で迷子になってしまい、それ以来、ずっと行方がわからなくなっていたという。

 1年以上経って、ようやく愛犬と再会が叶ったエイミーさんは、このように話している。

トルーヴィーが行方不明になった時、私たちはすぐに徒歩や車で近所を調べました。

その後数か月間は、車でトルーヴィーを探し回りました。もしかしたら地元以外の人に拾われたかもしれないと、60マイル(約97km)以内にある全ての動物病院、動物保護施設、救済施設を探したり、メールで問い合わせたりしました。

 愛犬を見つけることはできなかったが、エイミーさんはトルーヴィーのマイクロチップが常に最新の状態に保たれているようにしていたという。

 10月13日、トルーヴィーは久しぶりに会った飼い主を一瞬で認識した。

 ベインズ医師の診察所のドアを開けたエイミーさんの声を聞くと、尻尾を振って一直線に向かっていったのだ。

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 エイミーさんは、予想以上にトルーヴィーがとても健康そうだったことに驚き、またその理由を知ってベインズ医師に深く感謝した。

トルーヴィーは、1年間私たちと離れて暮らしていて、すっかり恥ずかしがりやの性格がなくなったようです。

この子の世話をしてくれたベインズ医師や、保護するために連絡をくださった全ての方には、本当に感謝しています。(エイミーさん)

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 一方、ベインズ医師は、トルーヴィーに永遠の家を与えることができなかったことを残念に感じたが、何よりトルーヴィーが飼い主と再会でき、家に戻ることができたのを喜んでいるということだ。

References:Doctor Finds Little Animal In Cemetery And Solves A Year-Long Mystery/ written by Scarlet / edited by / parumo

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この記事へのコメント 25件

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  1. タイトル読んでてっきり(亡くなった)飼い主が迎えに来るのを墓地で待ってる忠犬かと
    良い人達に囲まれて生きて再会できて良かったね

    • +17
  2. 申し訳ないけど唸りだしたのには笑った
    たぶん、連れてきた犬は失踪したあとに飼い出したんだろうな
    家に帰ってからひと悶着、二悶着ありそうなのがおかしくて

    • +10
    1. >>2
      悲しいな。。
      なんか再会も軽いノリだし。

      • +3
    2. >>2
      ベインズ医師の飼ってる犬だと思うよ。猫もウロウロしてるし、別の写真でその犬抱いてるし。

      • 評価
  3. 俺もよく迷子になるから飼い主にマイクロチップ埋め込んでって頼んでみようかな

    • +9
  4. 恋愛ドラマの登場人物に置き換えたらお医者様の役回りが悲しすぎて…

    • +8
  5. 別の犬が現れた瞬間、理解したかのような様子してる
    「僕以外に犬をかったの?僕は待ってたのに」って感じ

    • +10
  6. マイクロチップをスキャンして固有番号が得られても、その固有番号でデータベース検索して見つかる飼い主情報が古かったり間違っていては…ですもんね。引っ越し、携帯端末の変更、固定電話の抹消などにともなう連作先の最新化の維持、だいじですね。
    日本は今年6月に変更がありましたしマイクロチップの登録情報が今どこで管理されていて変更はどうするのかなど要再確認ですね。

    再会場所はDr. Harshivinderjit S. Bainsの診療室でなくNicholas Pet Havenに関係したSpence and White Veterinary Hospitalの一室ではないかと。右に医師名のプレートもありますね。叱られた犬は飼い主さんの犬なのか病院にいた犬なのかどうなのだろう…猫自由だな。

    • +8
    1. >>12
      犬同士そっくりだから、新しく飼いだした犬と思われる。

      • +5
  7. 帰巣本能があるみたいな話はよく聞くけど、引っ越す前の家には戻らなかったんだね。

    • +3
  8. うちの犬も最近散歩中に逃げ出してしまった。
    運悪く週末だったから、月曜になるまで待って朝イチで保健所に行った。
    そうしたら似たような特徴の犬が近くの警察署に保護されていると聞かされた。
    それまで悪い想像ばかりしていてから!思わず泣き出してしまった。
    ちなみに逃げたその日には保護されていたらしい。
    もし犬がいなくなったら、まずは警察に。

    • +7
  9. ご主人さまだぁと駆け寄ったらまさか他の犬出現でぽか~んて感じかな?迷子になった後に飼ったワンコかな何にしてもご主人に会えてよかった
    早速新入りに誰がトップかを教えてるのかな

    • +3
  10. 犬同士は初対面に見える…
    行方不明の間に新しい犬を飼い始めていたのだろうか…

    • +5
  11. 感動の再会かと思いきやワンコぶち切れで草

    • +4
  12. 新しく似た犬を飼い始めていたのはいただけないな…。
    ずっと待っていたのに しんだもの扱いされたわんこが不憫すぎる

    • -2
  13. もっと責任をもって飼ってほしい、犬は、家に来た時から飼い主さんを信頼していると思います。動物だって尊い命です。

    • -4
  14. とりあえずお風呂に入れて毛もカットしてあげなきゃ。
    あと新しく飼われたらしいワンコとは仲良くして欲しいな。

    • +2
  15. 悪い癖でついつい「捨てた犬が戻ってきた」みたいな展開を想像しちゃったけども、なんにせよワンコがおうちに帰れてよかった

    • 評価
  16. 飼い主はやるべきことはやってたんだから責めるべきじゃないけど
    よく似た別犬が一緒なのはモヤモヤするよね…

    • 評価
  17. なんて、けなけな犬なんでしょう私は犬🐶が賢いとおもい

    • 評価

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