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ウクライナの危険地域に取り残されたペットたちの今。きちんと並んで餌をもらう犬たち

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(著) (編集)

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image credit:Nate Mook/Twitter
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 ウクライナがロシアに侵攻されて8か月が過ぎた。未だ終わらない戦争に、ウクライナの人々は想像を絶する困難と恐怖に直面し続けている。だがそれは人間だけではない。

 危険地域には飼い主と離れ離れになってしまった多くの犬や猫たちが取り残されており、住み家を奪われ、食べるものにも困っている状態だ。

 ウクライナで動物救助活動をしているボランティアたちは、お腹をすかせた動物たちの為、給餌ステーションを設置した。

 すると犬たちは、きちんと列を作り、自分の順番がくるのをじっと待っていたのだ。その姿があまりにも健気でせつなくて、多くのユーザーの涙を誘った。

給餌ステーション前で辛抱強くきちんと並んで餌を待つ犬たち

 10月21日、アメリカ・ワシントンからウクライナに来て動物支援ボランティアを続けているネイト・ムックさんは、クラマトルスクの通りで犬たちが一定の距離を保ちながらきちんと列をなして餌を待っている姿を見た。

 飼い主たちはペットを連れていく間もなく、泣く泣く危険地帯から避難しており、離れ離れとなってしまった。

 取り残されたペットたちは、安心な住み家を奪われ、飼い主と会えず寂しい日々を空腹で過ごしている状態だ。

 その前日、ムックさんたちボランティアはペット用の給餌ステーションを設置した。すると、犬たちは、我先にと餌に飛びつかず、自分の順番がくるのを辛抱強く並んで待っていたのだ。

 ムックさんは犬たちのあまりの健気さに「こんな光景は見たことない」とツイートをした。

家と飼い主を失ったペットたちを支援する各国の人々

 BBCによると、ウクライナ人の500万人以上が近隣諸国に、700万人以上が国内の別の場所に避難したようだ。

 緊急事態の為、あるいはペットを連れていくことが許されず、泣く泣くペットと離れ離れになった飼い主は多い。そういったペットたちは、今もウクライナの危険地域で暮らしている。

 動物たちを救うべく、世界各国からボランティア団体が支援活動にいそしんでおり、ムックさんもその1人だ。

 ムックさんは、家や飼い主を失ったペットの支援を積極的に行っている。

 支援活動は困難を極める。危険地帯で活動していることから命の危険性もある。更に、食料などの物資を調達するための資金も必要だ。病気になった動物たちを救うには病院代もかかる。

 そうした資金は世界各国からの寄付によって賄われている。

 ムックさんは、最近寄付された230kgほどのペットフードを、新たに解放された都市の路上をさまよう犬猫たちのために、スヴャトヒルシクの保護区に届けるのを手伝ったそうだ。

 クラマトルスクとハリコフの間の解放されたイジウムの街にも、猫たちのために給餌ステーションが新たに設置されたという。

 ムックさんのツイッターでは、ボランティア仲間がペットフードトラックのようにバンからサービスを提供するために様々な地域に出向き、全力でペット支援をしている状況がシェアされている。

何の罪もない動物たちが、ある日突然窮地に立たされている現状

 今回、ムックさんがシェアしたウクライナに取り残されたペットたちの姿は、多くのユーザーの胸を打ったようだ。

猫たちは、私が彼らのために何かを持ってきたことを察知すると、駆け寄ってきて私を出迎えてくれました。

ここクピアンスクやその他の解放された地域にいるペットの多くは、占領と爆撃によってトラウマを抱えています。現在、ロシア人は撤退したものの、爆撃は続いています。

家も家族も食料も奪われた動物たちの救いとなれるよう、できる限りのことをしていくつもりです。

 中には、危険な地域でさまよううちに怪我をしてしまったのか、鼻に傷痕を持ち、とても悲しそうな表情で見つめる猫もいて、心痛めるユーザーも少なくない。

 ムックさんは、自身のTwitterで日々の活動の様子を更新すると共に、動物たちの食料を確保するための支援を呼びかけている。

References:Man Sees Ukrainian Dogs Waiting Patiently In Line, Then Realizes Why – The Dodo/ written by Scarlet / edited by / parumo

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この記事へのコメント 19件

コメントを書く

  1. 人間でも国によっては並ばないのに本当にお利口さんやなぁ

    • +32
  2. 活動している人たちには頭が下がります
    こうしたペット達同様ウクライナの動物園も依然として厳しい状況にあるようで、日本の動物園でも募金が再開しましたね
    https://www.eaza.net/emergency-appeal-for-ukrainian-zoos/
    まだの方はこちらもぜひ!
    ※Description box には ” Ukraine – name ” (Ukraineのみでも可)

    • +19
    1. ※3
      自己レス
      今後この件に限らずコメント欄を利用してフィッシングサイトへ誘導する輩が現れる可能性も否めないため、寄付を考えている方は、公式サイトからリンク辿ってください(例:上野動物園公式サイトなど)
      と、思ったけど運営がファクトチェックしてるかも

      • +6
    2. ※3
      寄付させて頂きました。情報ありがとう。

      • +4
  3. やっぱり緑よりムックさんの方が人格者…ですぞ

    • 評価
  4. 最後のニャンコの画像切なすぎるだろ・・・・

    • +14
    1. ※5とそう変わらないコメントしたはずなのになんで私のコメントはダメなんだ…?

      • 評価
  5. 戦後の賠償金にペット餌代をロシアへ請求してやろう
    あいつら支払い拒否しそうな気もするが、どうせ1ルーブルも
    払わないと世界中の国々は商取引しないしケチらず払えや

    • +5
  6. 詳細な場所が明かされていますが、そこがピンポイントで攻撃されないか心配です。

    • +11
  7. 2/28にここに載せてくれた記事を見て
    UAnimalsに毎月寄付してる
    活動報告が写真つきで毎日届くので
    それを見ながらみんなの幸福と平和を祈ってます

    • +16
  8. ボクダンだっけ?そんな名前の人が同じようなことやってたはず

    • 評価
  9. この戦争あまりにも突然始まったからなぁ…元の飼い主の安否も分からないケースが大半だろうな
    本来の飼い主と再開できればいいけど、里親を募集しなきゃいけないケースが大半だろう
    戦争が終わって里親探しできる状態になって欲しい

    • +12
  10. 人も動物も傷ついているのを見ると心がギュッとなる…どうか無事でいてほしい…
    そして最後の猫さんをたくさん撫でてあげたい

    • +9
  11. ちゃんと愛されて躾された犬たちなんだな
    こんな状況でも人を信頼してるなんて泣けてくる
    飼い主も自力でどうにも出来ないこの状況擬かしいだろうな

    • +16
  12. 私がカラパイアを定期的に見る理由がここにある

    • +5
  13. 彼らは今を種の存亡に関わる一大事と捉えながら「食料を奪い合ってる場合じゃない」「互いの命を尊重するための規律が必要」という意識を共有してるのかも知れない。

    だとしたら多分、人間より遥かに聡明だ。

    • +6
  14. いぬ…
    また一つ戦争が引き起こす不幸を知ったよ…

    • +4
  15. この憤りをどこへ向けたらいいか分からない

    • +3

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