メインコンテンツにスキップ

オランダ軍がNATO初のキラーロボット、自律制御無人戦闘車両を実験配備

記事の本文にスキップ

30件のコメントを見る

(著) (編集)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
Advertisement

 NATO加盟国として初めて、オランダ軍が自律制御されたキラーロボット、無人戦闘車両を実験的に配備したそうだ。その狙いはロシアとの戦いを想定してだ。

 配備されたのはエストニアの軍事企業 Milrem Robotics 社が開発するロボット「Tracked Hybrid Modular Infantry Systems(THeMIS)」で、キャタピラの中央にマシンガンが搭載されたような姿をしている。

ロシアを念頭においたNATO初の実験配備

 軍事・諜報系の専門誌『Janes』によると、「Tracked Hybrid Modular Infantry Systems(THeMIS)」が配備されたのは9月12日のことで、実験的な試みであるという。

 オランダ陸軍のロボット・自律システムの司令官ジョエルド・メヴィッセン中佐は、「実験的な運用として、無人戦闘車両ロボットを4台配備した」と、Janes誌で述べている。

私が知る限り西側諸国では初の試みだ。マシンは軍事環境における実験的な運用ユニットとして納入された。

ただし訓練場での単なるテストというわけではない。ロシアを念頭に、半実践的な環境が想定されている

THeMIS UGV with the PROTECTOR RWS

世界で配備が進むキラーロボット

 なおオランダの無人戦闘車は、世界初というわけではない。

 エストニアは2019年に非武装バージョンのTHeMISをマリに配備しているし、2018年にロシアもシリアに配備した。

 イランも独自の無人戦闘車を開発する。2019年に公開された「Heidair-1」は小さなカブトムシを思わせるデザインで、戦車や装甲車の下に潜り込んで爆発するように設計されているようだ。

この画像を大きなサイズで見る
イランの無人戦闘車「Heidair-1」 / image credit:Hossein Zohrevan / Islamic Republic of Iran Army Ground Forces

 エストニアのTHeMISとロシアの「Uran-9」はそれよりも大型で、より殺傷力の高い兵器を装備できる仕様だ。

 とりわけ口径30mm機関砲「2A72」と対戦車誘導ミサイル「9M120-1 Ataka」4門を搭載したUran-9は、いかにも無慈悲な殺人ロボットといった冷たい雰囲気をまとっている。

 ただし、シリアでは不具合が発生し、コントローラーとの接続が何度も切れたとの報告もある。

ロシアの「Uran-9」

 また夏には、背中にアサルトライフルを背負ったロボット犬の動画がネットを騒然とさせた。

 その背後にはロシアがいると疑われているが、これを受けて米国のボストン・ダイナミクス社は自社のロボット犬を兵器化しないと表明している。

 しかし、これまで述べたようにキラーロボットはすでに現実のものだ。

 最近でもドローンから降り立つ殺人犬型ロボットが公開されるなど、世界のディストピア化が着々と進んでいるらしきことがわかる。

References:The Netherlands Has Deployed NATO’s First Killer Robot Ground Vehicles / written by hiroching / edited by / parumo

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 30件

コメントを書く

  1. キラーロボットなんて過大評価されすぎ

    無人戦闘車両なんて誰かがリモコンで操作してるだけだから結局有人と同じ
    この戦車なんて自律制御しかできやしない

    現場で戦局に対応したほうがきめ細かい対応ができる
    有人戦車のほうが故障も少ないしな

    • 評価
    1. ※1
      だから実験的って書いてるじゃん
      使い物にならなければどう改良すれば使いものになるか考える訳だし

      • +3
    2. ※1
      何に対しても「ダメ ! ダメ ! 」しか言わないお母さん
      かよw

      • +1
  2. 射撃まで遠隔操縦となると、これもうワールドオブタンクスなんじゃ

    • +1
  3. コレひっくり返ったらどうするんでしょうね

    • 評価
  4. 某FPSで似たような兵器があったけど、出くわした時の絶望感はかなりのもの。ターミネーターみたいなもんだしね。

    • +3
  5. 周囲の有機生命体を感知して無差別に攻撃する無人兵器が登場するのは時間の問題だね

    • +1
  6. 日本は専守防衛を徹底して
    空想レベルだが
    例えば超音波による対ミサイルバリアとか開発した方がいいと思うのw
    そういうのは、軍事以外にも転用できそうだし

    • -2
    1. ※9
      某大手ニュースのコメ欄もこういうのが多くて一番上になってたな~
      撃たれたら敵のミサイルを操作して、Uターンさせる技術を作れ!発射装置をハッキングしろ!とか
      余ったジャベリンがテロ組織に渡らないよう時限装置で一斉に壊れるようにしろ!とか

      絵空事とかいうレベルじゃない、日本人の安保感覚ヤバい。マジでお話にならない
      冗談じゃなく真面目に言ってるのがたち悪いわ

      • -2
      1. ※21
        ちなみにミサイルをUターンさせる装置は実は作ろうと思えば作れる
        そもそもミサイルのシーカーをジャミングしてこちらを認識できなくさせる防御装置は既に現実化しており、
        なおかつミサイルの誘導の仕組みを逆利用して、それに割り込んで誘導先を別のものに変えることも技術的には可能
        ただしここで問題になるのが「ミサイルの速度=命中までの時間的余裕および誘導最終段階の終端速度での旋回能力の限度」で、Uターンさせる装置を作ったところで敵のミサイルを乗っ取るのがギリギリ間に合わないとか、乗っ取ったところでそのままUターンさせるほどの旋回能力や発射した敵のところに戻っていく推進力、運動エネルギーはその時点で残っているのか?という点
        つまり結論としては、面倒な手間とコストをかけてミサイルをUターンさせる装置作っても思ったような効果は現実的ではないので得られず
        現状の「ジャミングして自分を目標から外したり、別の目標に逸らさせる」程度が実用的なため、Uターンさせるほどの装置なんか誰も作らない、ということだ
        こういうのは安保感覚というより単純に技術的無知によるもので、別に日本人に限らない
        アメリカ人でもロシア人でも科学を過信したり科学って万能なんだろ?とか安易に思い込んで限度を知らないアホな絵空事を要求する人は必ず発生するってだけの話よ

        余談ながら超音波によるミサイルバリアも理論的には可能っちゃ可能
        指向性のある超音波をぶつけてやる事で要するに振動でミサイルの精密な内部装置を壊しちゃうわけ
        だがやはり同様に現状の技術ではコストかかり過ぎ(どんだけ電力を食うことやら…)でレーザーによる迎撃装置のほうがまだ実用性があるというレベル
        ※9は多分その「理論」があることだけ知ってて実現に至るまでの諸問題までは詳しくないんで気軽にそういうこと言ってると思われる

        • +1
        1. ※24
          読まん読まんwwまあ寝言は寝て言えって話だよな
          ああいう実現性乏しいSFチックな極論になるのは平和ボケなのかアニメの影響なのやら…

          • -4
          1. ※26
            脇からやけどな。
            空想的な発想を平和ボケって切り捨てるのこそ重症の平和ボケって知っておいたほうがええぞ。

            アメリカが国防予算使って走らせたプロジェクトに、どんだけアホなもんがあるのかとか君、知らないでしょ? あれ、ただの伊達や酔狂じゃないんやで。独創性ってのはそういうところから生まれるし、さらにその中からゲームチェンジャーたる技術も生まれる。
            それが出来ない国はいずれ劣勢に立たされるだろうさ。

            八木アンテナや航空優勢論の教訓からも、もっと学んで、どうぞ。

            • +1
          2. ※26
            ちゃんと読んだほうがいいよ
            要するに「技術的には可能だけどコストだけかかってしかも思ったほどの成果は得られないので誰も作らない」の頭の「技術的可能」の部分だけしか見てない人が可能なんだすげー!じゃあ作れよ!って安易に言い出すだけで
            アニメとか平和ボケとかは全く関係無いし誰でも陥る類の現象ってこと書いてるのが※24だし真っ当なことしか書いてない
            ていうかまさにあんたのようにちゃんと読まないせいで論旨を勘違いしてるし理解ができない合わせ鏡の同類なんだよ※9は

            • +1
      2. ※21
        >余ったジャベリンがテロ組織に渡らないよう時限装置で一斉に壊れるようにしろ!とか

        制御装置に一定期間すると起動できなくなる電子回路なりプログラムを仕込んでおけば上記のようなことが可能だが、万が一実戦段階でこのような機能が誤作動を起こせば命に関わるので採用されるケースは少ない。
        アフガニスタン撤退時に米軍が大量の兵器を回収できず、タリバンに悪用される懸念があったが、ヘリコプターのような複雑な機械はメンテナンスできる体制が無ければすぐに運用できなくなるためテロリストに渡っても運用できるとは思えない。
        問題はF-35のような最高機密の塊のような機材であれば、敵対する某国に売り渡され解析される恐れがある。このような機材を敵に絶対譲り渡したくないのであれば、敵国の近くで運用しない、安全な状況でのみ運用する、使用者に緊急時の破壊マニュアルを徹底するということが考えられるが、こうなると高脅威状態で利用できるのかという疑問が生じる(本当に使用したい状況で使用が難しい)。

        • +2
        1. ※25
          電子的な回路なしでも例えばミサイルの場合は電子機器を冷却するためのガス媒体がちゃんと機能する使用期限が存在するため、1979年 – 1989年のアフガニスタン紛争の時に米軍が撤退するときに現地に譲渡されたものはいずれ使えなくなるから問題ないとされていた
          実際には使用期限が切れる前に対タリバン・対テロ戦争を迎えてしまい、アメリカ製のミサイルが米軍に対し使われた
          また、ソ連軍が残していったヘリコプターもタリバンによって使用されており、精密機械だから使える訳が無いという予想も外している
          …これが約20年前、2000年代初頭に起きたこと

          • 評価
  7. 兵士は生理現象・心理面・体力・練度が弱点だし、一方キラーロボットの自律制御って事は電気じかけな訳で敵から見たら倫理的に遠慮なく戦術核使われて電磁パルスで簡単に不能にされてしまうだろ。何方でやっても弱点あり

    • +1
  8. ECMとハッキング、OSがトロイの木馬、好きなの選んでくれ。

    • +1
  9. こんなものが全自動フルオート充電で大量投入される世界
    もうすぐそこまで来てるね

    • +2
  10. 漫画「ぼくらの」の世界では無人機は戦争を開始するまでの心理的閾値が下がるからとかいう理由で使用を制限する国際条約があったりしたなぁ

    • +2
  11. カメラとかセンサーを使用不能にするだけで使えなくなるよね
    ドローンで空中からペンキ入りの風船を落として当てるだけで行動不能になるな

    • -4
  12. 遠隔操作で作戦終了、帰宅して家族と団らん

    • 評価
  13. 遠隔操作式のものであれば常に電波が届く環境が必要であり、衛星通信などであっても上空が開けている場所でなければ使用できない。障害物によっても電波が乱される可能性があるので飛行型のドローンに比べ地上走行型のものは実用化が遅れていた。飛行型のものと比べれば発見されにくい、稼働時間が長いといったメリットもある。
    有線操作、プロクラム走行、自律式(AI)であれば電波が届かなくても運用可能だが、自律式では敵味方及び民間人の区別がAIにできるのかという問題もあり、偵察及び欺瞞手段のみの利用であれば安全に運用可能だ。

    • 評価
  14. 足回りの構成が、最前方の起動輪/誘導輪の軸位置が高い割に転輪のサスペンションの上下動範囲はあまりなさそう(サスペンション自体無い?)という、菱型戦車を思わせるものになっている。
    そのため、車体サイズに対して大きな凹凸具合の地面を走行出来るが車体がガックンガックンと激しく揺れる、というものになっていそう(実際、動画の走っている様子でもそのように見える)だが、人を乗せて高速で走るというものではないのでそれで構わないということなんだろう。ならばその方がコストを抑えられる。走行間射撃は考えていないのか? とも思ったが、関連動画で走りながら機関銃を撃っているカットがあった。ただ平坦なところで車体がほとんど揺れていなかったので、そういうところならば出来る、ということか?

    • +1
  15. 限界集落付近に住んでるけど、この手の兵器をお手頃価格で欲しいのよね
    武装は銃器を外して、高圧水あたりでOK
    夜間に集落の周りをぐるり警戒して貰って、猪・鹿・そしてクマが近づいて来たら高圧水をブシュー!っと嫌がらせ攻撃

    • +3
  16. AIのロボットに殺されるのは何か腑に落ちない

    • 評価
  17. こいつもそのうちドローンみたいに化けるんだろうな。
    プレデターが登場した時はまだ玩具って声も多かった。でもほんの数年で立派な兵器扱いされるようになったしな。

    • 評価

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

サイエンス&テクノロジー

サイエンス&テクノロジーについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

知る

知るについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。