メインコンテンツにスキップ

米軍の次世代戦闘機にR2-D2が!? AI副操縦士を搭載した偵察機の飛行実験(アメリカ)

記事の本文にスキップ

39件のコメントを見る

(著) (編集)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
Advertisement

 Xウィング戦闘機に乗って帝国軍と戦うルーク・スカイウォーカーはR2-D2というドロイドのサポートを受けていたが、手に汗握るあの映画のシーンは、近い将来現実のものになるかもしれない。

 今月15日、米空軍はカリフォルニア州ビール空軍基地で、米軍初の試みであるAI(人工知能)副操縦士にパイロットをサポートさせるという飛行実験を行った。

 U-2型偵察機に搭載された「ARTUμ」というAIアルゴリズムは、チェスや囲碁の名人を打ち破ってきたゲームミング・アルゴリズム「μZero」をベースにしたもの。

 飛行実験ではレーダーの情報を人間のパイロットと共有しつつ、人間が空中の敵機の警戒を担う一方、AIは地上にあるミサイルランチャーの索敵を担当した。

人間パイロットの負担を分担

 現代の戦闘機はただ飛ばすだけでも複雑な乗り物だ。

 操縦インターフェース、各種センサー、兵器システムといった様々な機器の操作を熟知しているのはもちろんのこと、その上でパイロットは高度、速度、燃料といった飛行機の状態を把握し、最新鋭の機体ならば赤外線センサー、警報システム、レーダーといったものにまで気を配る必要がある。

 そしていざ戦闘に突入すれば、パイロットはこれらを制御しながら、空と地上から迫る敵に対応しなければならない。

 AI副操縦士は、そうした重くなるばかりのパイロットの負担を軽くする頼れる相棒として開発が進められている。

 AIからの支援を受けることで、人間のパイロットは、飛行機の操縦、兵器の使用許可、飛行ルートの変更の許可、味方との通信といった、より人間が得意とする作業に専念できるようになる。人間よりもAIの方が得意なものは、すべてそちらに任せてしまえばいい。

この画像を大きなサイズで見る
人工知能「ARTUμ」を搭載したU-2偵察機 image by:US Air Force

次世代制空戦闘機にもAI副操縦士が

今回の実験はU-2偵察機を使ったものだが、今年9月には空軍の武器調達・技術・物資担当国防次官であるウィル・ローパーが「次世代制空戦闘機(NGAD)」の存在を明らかにしている。

この画像を大きなサイズで見る
次世代制空戦闘機のイメージ図

 その詳細については、それが実際に存在し、すでに飛行していることのほか、どうやらロッキード社が開発しているらしいことなどが伝えられてきたが、最近になって、AI副操縦士が搭載されるらしいことも明らかにされた。

 米軍のトップであるマーク・ミリー統合参謀本部議長の演説では、今後10~15年においてAIとロボットが軍事において大きな役割を果たすことになるだろうと述べられている。

References:breakingdefense / popularmechanics/ written by hiroching / edited by parumo

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 39件

コメントを書く

  1. 宇宙戦艦大和でいうアナライザーのことかな

    • 評価
  2. この装置よりもキットのほうがいいじゃねえの

    • 評価
  3. R2D2のように外部にセットする必要はないだろうが、デザインはあれにしたいってパイロットはたくさんいそうだなあw

    • +5
    1. >>4
      テンション上がりすぎてバイタルチェックに引っかかるのが続出だろうなぁw

      NORADが「お前ら…」と呆れそう。

      • +1
  4. 正直AIの判断に依存しきってしまう未来はすでに予想されているよね
    SF作品でもAIの判断に惑星国家の未来をゆだねているなどの描写もあったり
    現場で自分の経験不足を補うという存在としてはこれほど頼りになる存在は無いと思う

    • +2
    1. >>5
      う~ん、PSYCHO-PASSっていうアニメ作品をおすすめする

      シビュラシステムというシステムが犯罪抑止だけでなく、人生(恋愛や結婚、就職等など)を示してくれる世界が描かれているよ
      シビュラシステムが進学先を示してくれて、シビュラシステムが最適な就職先を示してくれて、さらに私に最適な彼を紹介してくれて、結婚生活も幸せって、いう幸せいっぱいなキャラもでてくるよ

      シビュラシステムは、強制はしない、数多の選択肢の中からあなたに最適な選択肢を示すだけ、その選択肢を選ぶも拒否するもその人次第といった感じで示してくれる世界

      • 評価
      1. ※27
        逆にあなたにはもっと色々な作品を見る事をおススメするよ

        • 評価
      2. ※27
        あの作品を見たならシビュラが
        所謂AIとは違う事もお判りのはず。
        ちょっとこの記事の話題からはズレますね。

        • +1
  5. 東日本大震災の時に日本企業の株価が急上昇したのは
    「世界的な大事件が起こった時にはとりあえず日本株を買え」
    と指示をされていたAIが日本株を買いまくったから、らしいね。

    • +1
    1. >>6
      いや、それはどうかなぁ
      あのときは、ほぼ全ての株が値下がりして、通常なら買うことを躊躇するような高額の株がお手頃価格になってたので、買え!買え!買えとなったんじゃないかな
      民主党政権下でただでさえ値下がりしてお手頃価格になっていた株が売買中止になるくらい下がったところもあるからな
      信用の高い企業の株が例え1日でも劇的に下がれば買うようになってたんじゃない、その為、連鎖的に買いが溢れていたのかもしれない

      • 評価
  6. パイロットが本部の支持に従わなかったら
    コンピューターだけの操作に切えられて
    暴走モードになって友達を握りつぶすんだよね…

    • +2
  7. そしてAIが未知の生命体のデジタルデータを受精して地球に持ち帰ってくるんでしょう?
    「フィロソマ受精完了」

    • +3
  8. 自動運転とか民間で使われてるぐらいだしね

    • 評価
  9. 戦闘妖精雪風だー。小説の方な。
    アニメ版はアレなんかよくわかんないホモアニメで
    作品テーマのAIが全くクローズアップされてないからダメ。

    • +2
    1. >>10
      カーリー・ドゥルガーも出現してしまうぞ。

      • 評価
  10. 「雪風が撃てと言っている」
    「雪風が敵だと言うなら、そいつはジャムだ」

    • +5
    1. ※11
      言葉なしに表示器や計器類でAIとコミュニケーションする感じがよかったね

      • +1
    1. >>12
      世界を人間が救うためにAIを駆使して危機に陥れよう

      • 評価
    2. ※12
      わりと冗談抜きでAIに政治を任せた方が国は発展すると思う。

      • 評価
  11. もしもパイロットの名がマーヴェリックなら、AIの名はグースだ。

    • +1
  12. 兵器へのAIの活用はすでに始まっていて、日本でもP-1対潜哨戒機もAIを搭載してますね(名称はHYQ-3情報制御処理器というなんとも愛想のない名前ですけどw)。ソノブイからの音響データ、レーダー情報などの大量の情報を一元処理して、状況にもっとも適した行動を提示して乗員をサポートしてくれるみたいです。

    音声ガイド機能があるかどうかは私は知りませんが

    • +1
  13. 脆いわ鈍いわでマシンの進化についていけてない人間パイロットを、できればもう降ろしたいけど、
    それだとまだいろいろ問題が(ハッキングとか咄嗟の判断とか)あるから仕方なく操縦席に座らせてる感じだなー。

    でもロボットだけで戦争する時代になったら、手軽で効率よくなったぶん、なんか倫理的な歯止めが外れてしまいそう……。

    • +2
  14. パイロット「コンピュータ、燃料の残数いくらだ」
    パイロット「コンピュータ、残弾いくらだ」
    パイロット「コンピュータ、もう一度行けるか」
    パイロット「針路、高度はこれでいいか」
    等などいろいろコンピュータにサポートしてもらえるな

    • 評価
  15. ちゃんと人語を話すようにしないと
    ルークはピロピロ言うロボ語をC3POの通訳無しでも理解してたっぽいけど

    • 評価
    1. >>23
      答えが人間に判れば問題ないんじゃない
      例えば、目標はどれだ?と聞いたらヘルメットディスプレイに、ぽんっ!と○表示が出てコレが目標だと判断できれば人語を話さなくても問題にはならないじゃない

      • 評価
  16. 航空事故のほとんどが副操縦士の言う事を聞かないで勝手に判断して墜落してるんだよなぁ
    AIの事を聞くのかね?

    • -2
    1. >>24
      つまりパイロットが邪魔ってことだね

      • 評価
  17.  自律型AIを搭載した「はやぶさⅡ」の成果を見ると、将来は人間さえも不要になるかも知れませんね。

    • 評価
  18. AIがパイロット不要と判断したら時にあり得ない高G挙動で頚椎折れたりコクピットから強制射出される可能性もあるんかな
    あ、雪風やん

    • 評価
  19. 正直度は90%でいこう@インターステラー

    • 評価

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

サイエンス&テクノロジー

サイエンス&テクノロジーについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

知る

知るについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。