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人間とオウムの仁義なき戦いが勃発!ゴミ箱を巡っての知恵比べ合戦

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(著) (編集)

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 黄色い冠羽がトレードマークの天才肌のオウム「キバタン」と人間が、ゴミを巡って仁義なき戦いを繰り広げているという。

 ペットとして人気が高いものの、オーストラリア国内の一部地域では増えすぎてまい、住宅地に出没しては次々とゴミを漁っていく。日本でいう所のカラスのような存在となっているようだ。

 更に困ったことに、キバタンは賢い。人間が様々な防御策を講じてゴミ漁りを阻止しようとするのだが、知恵と工夫で次々と攻略してしまう。

 ゴミをめぐる人間とキバタンのバトル、果たして勝者はどちらになるのか?

人間とキバタンのゴミを巡る知恵比べ

 オーストラリア・シドニー近郊にある、森とビーチと崖に囲まれた美しい町スタンウェル・パークは、ゴミ箱をめぐる攻防の最前線にある。

 この町でカフェを営むアナ・クリックさんは、「ゴミを捨てたらすぐにゴミ箱に蓋をしないと、中に入ってしまうんです」「キバタンだらけで、店の前はゴミが散乱しているようなものです」と、語る。

 単なる蓋付きのゴミ箱では、簡単に中のゴミを漁られてしまうのだ。

 そこでクリックさんは、カカシならぬフクロウ像で脅かしてみようと思ったが、効果はなし。

 今度はゴミ箱の蓋にレンガを置いてみたが、いつしかキバタンはレンガをどかすようになった。結局、ゴミ箱に錠前を付けねばならなかったという。

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 「連中は進化してますね。5、10年前ならあり得なかったけど、今じゃ蓋を開けてしまいます」と語るのは、カフェのシェフ、マット・ホッドさんだ。

 また別の住人は、レンガや岩ではどかされてしまうので、ゴミ箱の蓋をゴムひもで押さえざるを得なかったという。

 「このままじゃ、本物の鍵が必要になる。それも時間の問題でしょう」と困り顔だ。

 キバタンのゴミ箱の開け方はこうだ。まずゴミ箱前側のフチに留まり、クチバシで蓋を持ち上げる。そのまま蓋の蝶番があるゴミ箱後方へ伝っていき、グッと蓋を開け放つ。

Cockatoos and humans are in an arms race over garbage access

 驚くことは他にもある。キバタンは賢いだけじゃなく社会性も高い。その為、「仲間の行動を観察して学習することができる」のだ。

 ゴミ箱を攻略法を見た他のキバタンは、見よう見まねで学習し、その技を覚えてしまう。攻略法はあっという間に広がってしまうのだ。

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人間とキバタンの技術革新競争

 ドイツ、マックス・プランク研究所の行動学者バーバラ・クランプ氏は、この町ではゴミを巡って人間とキバタンの「技術革新競争」が繰り広げられていると指摘する。

 キバタンがゴミ箱の開け方をマスターしたのは驚きだ。だが、人間の側も負けていない。ゴミ漁りを防止するため、バラエティ豊かな対策を考案する。

 「これほど多くの方法を住民たちが考案したことに驚きました」と、クランプは語る。

 だがせっかく人間が防止策を考案しても、キバタンはそれを突破する方法を編み出す。いわば「技術革新競争」だ。

 クランプ氏によれば、これを通じて両者は「段階的な進歩と反復」を行っているように見えるという。

 クランプ氏らが3283か所のゴミ箱を調査したところ、おもちゃのヘビや蓋の上にブロックを置くといった低レベルの対策は、一部のキバタンにはもはや効果がないことが判明している。

 1000人が参加したオンライン調査で、蓋にレンガを置く方法は「一時的には効果があったが、キバタンがあまりにも賢くなりぎた」と、ある参加者は述べていたそうだ。

 一方、より高度な対策として、蓋に重りを付けたり、蝶番に物を突っ込んで蓋をロックするといったやり方が考案されている。今のところ、これを突破できるキバタンはいないとのことだ。

Sulphur-crested cockatoos in Australia are learning how to open garbage bins in Sydney

仁義なきゴミバトルの行方は?

 この仁義なきゴミバトル、果たしてどちらが勝利するのか?「最終的には人間が勝つでしょう」とクランプ氏は予測する。

 ただしそれは絶対はない。勝敗は最後までわからない。

 何しろ、キバタンのゴミ漁りが減ったことに気を良くして、すでに油断している人が出てきているからだ。

 しかしこの戦いを通じて、さらに賢く進化したキバタンが誕生する可能性は低い。

 キバタンには問題解決能力があり、好奇心旺盛で、冒険好きであることも知られている。「でもゴミ箱の攻防で、キバタンがさらに賢くなるとは思えません」とクランプ氏は話す。

 ちなみにこのバトルでは敵であるとはいえ、スタンウェル・パークの住人の間で、キバタンは人気者であるそうだ。

  とあるカフェ経営者はこう話している。

 「食べ物に目がないので、空のネズミと呼んでいます。キレイで、騒々しいですけれど、私は好きですよ」

References:Humans And Cockatoos Are Embroiled in an Escalating ‘Arms Race’ in Australia : ScienceAlert / written by hiroching / edited by / parumo

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この記事へのコメント 30件

コメントを書く

  1. 日本では高額で取引されてる動物が海外ではカラスみたいな感じなんか…
    行ってみたい

    • +5
  2. 地域猫としてエサを与え管理した方が
    野良猫の生ゴミ漁りが無くなるのと同じで
    エサになりそうな生ごみを最初から分けて与えた方が
    ゴミ箱荒らされないんじゃないの?w

    • -9
    1. >>3
      彼ら、遊ぶためだけにもやるんだよ…

      • +8
      1. ※21
        なら、エサとなるゴミがあるゴミ箱を別に用意するとかw
        猫でもそうだけど、人間側もあの手この手でやらんとw

        • 評価
  3. インコ→頭に飾りがない
    オウム→頭に冠毛がある
    ヨウム→灰色の大型インコ

    • +8
    1. >>6
      今80万くらい
      数年前なら50で買えたけど大幅に値上がった

      • +2
  4. そのうち蓋を元に戻してゴミあさりを隠蔽するやつが出てくるかも
    蓋はちゃんと閉まってるのにゴミが散乱してるとかね

    • +6
  5. 近所のカラスもキバタンだったら、この野郎かわいいでしゅね~と思えるのに…

    • +1
  6. 人間が簡単に開けられる物は開けられると思った方が良いね
    重くするか鍵とかで手順増やすか
    ウッカリすると人間が開けられなくなるくらいの方法考えないと

    • +7
  7. うちのオカメは換気扇のカバーに乗って汚れるからCDをぶら下げたら寄らなくなった。畑のカラスは黄色テグスで来なくなったな。

    • +4
  8. 日本にある、回して開けるゴミ箱はないのかな?
    あれもすぐ攻略されてしまうのかな?
    形はセサミストリートのオスカーが入っているようなやつなんだけど

    • +2
  9. 一万年後、そこには鳥から進化した新人類がいるかもしれない

    • +3
  10. 最後じゃけん、云うとったるがよ、狙われるもんより、狙うもんの方が強いんじゃ、

    • +2
  11. ゴミは夜に出して夜に回収する
    新宿だかどこだったか、そういうシフトにしてる自治体なかったっけ

    • +4
  12. 荒らしたら片付けるとこまで学習させたらいいんじゃない?

    • +2
    1. ※20
      片付けはキバタンに何のメリットもないから学習してくれないよ・・・

      • +1
  13. 頭いい鳥は口コミで攻略法や怖い人間を伝えていくから強いんだよね
    だから餌場や餌くれる人のとこにめちゃくちゃ来る

    • +5
  14. カラス「似合わんな、ワシらからこそ様になるんや」

    • -1
  15. オーストラリアはスズメの代わりにインコがいてカラスの代わりにオウムがいるって感じだったけど振る舞いまでカラスっぽいとは知らなんだか。

    • +1
  16. 捕鳥ネット使えばいいじゃん
    霞網っていうのか
    今だったら、細くても切れにくい糸作れるでしょ
    衛生上悪いものを放置するのは行政の怠慢

    • -2
  17. 頭から出てるにんにくの芽みたいなのかわいいよね

    • 評価

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