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自殺念慮のある若者は、唾液中の細菌に違いがあることが判明

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(著) (編集)

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 アメリカの大学生を対象にした研究によると、過去2週間で死にたいと考えた人の唾液には、普通の人とは明らかに違う細菌が含まれていたことがわかったという。

 人体に存在する細菌が心に影響することは、これまでも明らかにされてきた。だが自殺念慮(希死念慮)と唾液の細菌に関係性があるらしきことが示されたのは初めてであるそうだ。

自殺念慮のある学生の唾液に違い

 今回の研究では、フロリダ大学の大学生およそ500人から唾液を採取し、うつ病や自殺念慮に関するアンケートにも回答してもらった。

 食事や睡眠など、メンタルヘルスに影響する他の要因を考慮しつつデータを分析したところ、過去2週間以内に自殺を考えたことがある人の唾液には、「歯周病や炎症を引き起こす細菌」が多く潜んでいることが判明したという。

 さらに自殺念慮のあった学生は、「アロプレボテラ(Alloprevotella rava)」という細菌が少なかったそうだ。

 この細菌は、脳を健康にする化合物を作り出すことで知られている。

 こうした学生たちにはある共通した遺伝子変異があり、これが口の中のアロプレボテラの数に影響を与えている可能性があるとのことだ。

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アメリカの若者4人に1人に自殺念慮

 研究グループのエリック・トリプレット氏は、「メンタルヘルスと自殺は、大学キャンパスにおける深刻な問題です。この問題の解決に役立つ今回の研究に、大学生たちは強い興味を持ってくれました」と語る。

 うつ病や自殺念慮は、大学生ではかなり一般的なものだ。

 アメリカ疾病予防管理センターが行ったある研究によると、アメリカで暮らす18~24歳の4分の1が、過去一ヶ月の間に真剣に自殺を考えたことがあるのだそうだ。

 研究の主執筆者アンジェリカ・アーレンス氏は、フォローアップ研究のためにデータを収集し続けており、より多くの学生や大学が参加することで、細菌とメンタルヘルスの関係性をより詳しく調べることができるという。

 様々な治療法や生活習慣の改善にもつながり可能性もあるが、その利用法については、まだ学ぶべきことがたくさんあるそうだ。

 この研究は『Scientific Reports』(2022年8月22日付)に掲載された。

 日本の場合、2021年の自殺者数は、前年比0.4%減となったが、女性は2年連続の増加となり、若者の自殺者も高止まりしている状態だ。

 厚生労働省では、「自殺の多くは追い込まれた末の死であり、その多くが防ぐことができる社会的な問題」であるとして、各関連機関との連携を図り、総合的な自殺対策を推進している。

 もし、何らかの悩みや不安を抱えて困っている場合には、厚生労働省のウェブサイト「まもろうよこころ」にアクセスしよう。SNSや電話で気軽に相談できる窓口が紹介されている。

References:Differences in Saliva Bacteria of Students With Recent Suicidal Thoughts – Neuroscience News / written by hiroching / edited by / parumo

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この記事へのコメント 20件

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  1. 自殺を考える人が食事に気を使ったり歯磨きをしたりするわけないじゃん。
    口内環境が悪化するのは当然。
    まあ逆に言えば口内環境が悪い人は注意ってことかな。

    • +4
    1. >>1
      するどい、その可能性あるよね

      でも本文に
      「食事や睡眠など、メンタルヘルスに影響する他の要因を考慮しつつデータを分析」

      って書いてあるでしょ?これは初歩的な統計処理で、他の色んな要因も変数に入れたけど、それでも自殺願望と口内細菌の種類に相関があったよってことなんだよ

      だから、自殺願望を抱くメンタルだから口内環境が悪い→だから特定の細菌がいる

      とはならず、口内環境に関わらず、自殺願望と口内細菌の種類には相関があった、と言える

      まあ、また論文見てないからわからんけど

      • +2
      1. ※5
        自分の文章をよく読め

        無茶苦茶な論理だ

        • -6
    2. ※1
      職場や学校に普通に来てる人でも希死念慮抱えてる人はいるし、食生活までは分からないけど歯ぐらい普通に磨くよ(ソースは自分)

      • +8
    3. ※1
      アメリカの研究だから強烈にバイアスかかってそうだけどどうなんだろうね。
      「歯が綺麗な奴は溌剌とした人格者だ。歯がきたねぇ奴は負け組のカス」ってって感じの、やたら歯を気にする文化だし。

      • 評価
  2. 大学に入ってからも勉強につぐ勉強、すぐにマウンティングを取ってくる同窓、社会を見れば将来への不安等のストレスが生活習慣に影響を与えた結果、同じような口内環境になり、特定の細菌の繁殖が増えたのが検出されたんじゃないかな

    • 評価
  3. 腸内細菌も思考に影響があるらしいし、体内の菌は「自分の考え」に大きく影響しているんだな。

    • +5
  4. ストレスからくる病気で体調にでるんやろな

    • +2
  5. 体質の影響が多分にあるから死にたい気持ちに付き合う必要はないよ、という事でよろしいかな

    • -1
  6. 精神的に健康な人の腸内細菌を移植すると気分障害が治るらしいので、口も消化管の一部だから、菌が人格に関わっている可能性は高いだろう。

    • +4
  7. これだけ社会問題として自殺が言われていて環境改善も頑張っていて、淘汰論としても自殺の遺伝子や思考は引き継がれないはずなのになかなか劇的には減らないっていうのも不思議だね。

    • +1
  8. 希死念慮持ちあるあるだと思うけど、急に過去の黒歴史やトラウマがフラッシュバックしてうわあああ死にてええええってなるアレなんなん?

    • +1
  9. ストレスで唾液の分泌がなんかなるんかな?
    元々唾液腺って毒腺の変化したモノだから、防衛用になんかやってんのかも

    • +1
    1. >>14
      うん、なんかやってんだろうね
      なんかそう思うわ

      • +1
  10. キスすると幸せになるのもそういう原理なのかな

    • 評価
    1. >>15
      見ず知らずの人とキスして、幸せなのか
      世の中、いろんな人がいるなぁ

      • 評価
      1. >>17
        なんで見ず知らずの人?
        どういうこと?

        • 評価
  11. ストレスが増すと口の中が乾くようになって虫歯になりやすくなるんだ
    それに鬱状態だと歯磨きする気力すらわかなくなる

    • +3
  12. 小学生の頃から自殺念慮あるな
    両親もその気があるし
    歯科衛生士になって口腔ケア完璧でも、改善されないどころ仕事のストレスで悪化してるし、自分は遺伝子説を推すかな

    • 評価

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