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8月12日、潜在的に危険な小惑星が音速の27倍の速度で地球に接近。シロナガスクジラサイズ

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 2022年8月12日にやってくるのは満月だけではなかったようだ。この日の夕方ごろ、「潜在的に危険な小惑星」が、地球のそばを通過する予定となっている。

 小惑星「2015 FF」は、直径13~28メートル。大人のシロナガスクジラの体長と同じくらいで、時速3万3千km、音速の27倍、で地球のそばを通過する。

 だが幸いなことに地球に脅威をもたらす危険性はないという。 

潜在的に危険な小惑星とは?

 NASAは地球から1億9300万kmの範囲内にある、地球と衝突する可能性のある軌道を持つ天体のことを「地球近傍天体」と定義している。

 さらに地球軌道との最小交差距離が約748万km以下の高速で移動する小惑星は「潜在的に危険な小惑星(PHA)」に分類している。

 PHAに分類された小惑星が、必ずしも地球にとって危険であるとは限らないが、該当したものは、監視対象となり、予測された軌道から外れ、地球に被害をもたらすことがないかモニタリングされる。

 NASAは「小惑星地球衝突最終警報システム(ATLAS)」を利用して、およそ2万8000個の小惑星の位置と軌道を追跡している。

 4基の望遠鏡で24時間ごとに夜空全体をスキャンするATLASは、2017年の稼働以来、地球近傍小惑星700個以上と彗星66個を検出。そのうちの2個は実際に地球に衝突した。

 「2019 MO」はプエルトリコの南海岸沖で爆発、「2018 LA」はボツワナと南アフリカの国境近くに落下したが、幸いなことにどちらも大きな被害は出ていない。

小惑星「2018 LA」の落下の瞬間

8月12日、シロナガスクジラサイズの小惑星が接近

 小惑星「2015 FF」は、直径13~28メートルとそれほど大きくはないが、音速の27倍の速度で接近しており、地球に最接近するは8月12日午後5時9分(日本時間)。

 そのときの距離は430万キロで、月との平均距離の8倍ほどにまで近づく。宇宙的な視点から見れば、目と鼻の先の距離だ。

 今のところ地球に衝突する危険性はないとされている。

 図らずもこの日、月は満月だし、土星も地球の近くに位置し、ペルセウス座流星群も活動のピークを迎えており、宇宙ではお祭り騒ぎ状態だ。

NASAによる2015FF近接ビューアー

今後100年以内に脅威となる小惑星はないと予測

 NASAは今現在、存在が知られているすべての地球近傍天体の軌道を推定済みで、幸いにも今後100年内に地球の脅威になるものはないと予測している。

 とは言え常に監視は続けねばならない。近い将来に文明を滅亡させてしまうような地球近傍天体がないのだとしても、最近起きた実際の事例が警戒を怠るべきではないと伝えているからだ。

 例えば2021年3月7日には、米バーモント州上空でボウリング球大の隕石が爆発しており、その威力はTNT爆薬200キロに相当したという。

バーモント州の隕石

 だが2013年にロシア中部のチェリャビンスクで空中爆発した隕石はもっとすごい。その爆発によって広島型原爆の26~33倍ものエネルギーが放出され、近隣の建物に被害が出たほか、怪我人も1200人出ている。

チェリャビンスクの隕石

小惑星衝突に備えた地球防衛ミッション

 万が一、危険な小惑星が地球めがけて飛来したらどうするのか? この現実の脅威に備えるため、世界中の宇宙機関が地球防衛へ向けて動き出している。

 例えば2021年11月24日に打ち上げられたNASAの探査機「DART(Double Asteroid Redirection Test)」の主な任務は、今年秋に小惑星「ディディモス」に突撃して、その軌道を変更できるかどうか試すことだ。

 さらも中国もまた同様のミッションを計画している。それによれば、23基の「長征5号ロケット」が小惑星「ベンヌ」に打ち込まれる。

 ベンヌは2199年までに地球に衝突する可能性があるとされている不吉な小惑星だ。

小惑星ベンヌ

References:A ‘potentially hazardous’ blue-whale-size asteroid will zip through Earth’s orbit on Friday | Live Science / written by hiroching / edited by / parumo

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この記事へのコメント 20件

コメントを書く

  1. サメの次はシロナガスクジラ(サイズ)かよ
    トレックのザトウクジラといい、やたら巨大哺乳類が宇宙に飛ぶが
    カエルが地球侵略に来る時代なので、何が飛んでも不思議でない

    • 評価
  2. どうしたんだよ?
    ぶつかって来いよ
    やる気を見せろよ
    根性出せよ

    遠慮しないで俺の胸に飛び込んで来いよ

    • 評価
  3. サムネでスペースシャーク襲来かなーと思った人

    は~い

    • +4
  4. オーストラリアがなんとかしてくれる。

    • 評価
  5. なんか地球に向かって来るかどうかの判断って難しいと聞いたが、理由はなんだったかな?

    • +2
  6. いつかは当たるが、生きている間に当たるかわからない宝くじみたいなもの

    • +1
  7. >距離は430万キロで、月との平均距離の8倍ほど
    解散

    • +2
  8. あのニューガンダムで押し返せばええやろ。

    • 評価
  9. 落ちるならワイの所へ落ちてくりぃ。一攫千金で人生やり直すか、直撃で終わらすか、どっちか頼む。

    • +1
  10. >距離は430万キロで、月との平均距離の8倍ほど
    地球と月の平均距離は、約38万kmなのだが、なぜ8倍なのだろう?

    • 評価
  11. このシロナガスクジラ地表に到達するときはメダカサイズになっていませんか?

    • +3
  12. 防ぐ手段がないなら祈るしかないやね
    落ちたら落ちたでもう諦めるしかないんやし

    • +1
  13. 来いよ!ここを狙え!(自分の額ペチペチ

    昔は洋画でこう言うシーン見るとまたブラフかとしか思えなかったけど、今ならわかる。

    奴ら撃ってほしい気持ちも多分普通に3割くらいある。

    • +1
  14. 外からの災害より、中での災禍で滅ぶ方が音速の27倍早そう

    • 評価

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