
猿の母親は、病院を「怪我を治してくれる場所」とちゃんと理解していたようだ。医師は母と子を迎え入れ、両方に治療を施した。
猿がお礼をいったかどうかはわからないが、その後猿は元居た場所へと帰っていったという。
広告
#Monkey went to the #doctor to get his child treated In #Bihar.
— Akshay Pandey (@akshay019) June 7, 2022
Read News- https://t.co/oFZz7hUM2o pic.twitter.com/0ntyAB4pfY
負傷した猿の母子が人間の病院にやって来る
6月7日、インドのビハール州サーサーラームにあるクリニックに、小さな赤ちゃんを連れた母猿がやって来た。2匹の猿が怪我をしていることを知ったアーメド医師は、母猿にクリニックの中へ入るよう促した。
すると、母猿は医師が伝えようとしていることを理解し、診察台に上って傷を見せた。
母猿は頭に怪我をしており、赤ちゃん猿も足を負傷していた。医師は2匹に破傷風の注射をし、患部を消毒した後軟膏を塗って治療を施した。
猿の患者が来ているという噂は住民たちに広まり、一目見ようと病院の前に押し掛ける騒ぎとなった。
アーメド医師は、猿たちに危害が加わらぬよう、見物人たちに解散するようお願いした。बिहार के सासाराम में आज एक बंदर अपने घायल बच्चे को लेकर एक डॉक्टर के क्लिनिक में पहुँच गया और इलाज कराने के बाद वहाँ से निकला @ndtvindia @Anurag_Dwary pic.twitter.com/kI7LIpvQw5
— manish (@manishndtv) June 8, 2022
猿の母子は無事治療を終え、見守っていたところ、母子はその場を去り、安全に元居た場所へと帰ることができたようだ。
他の州でも猿が人間の病院を訪れる
インドの猿たちは、病院が治療を施してくれる場所だと知っているようだ。2020年には、カルナータカ州ダンデリのパティル病院の入り口に、負傷したオナガザル科のラングールがやって来た動画が注目を集めた。
Injured Monkey Visits Patil Hospital | In Dandeli For Treatment | at Karnataka
ラングールは辛抱強く待っていたが、やがて病院のスタッフによって傷口を消毒され、薬を塗ってもらうことができた。
インド神話には「ハヌマーン」と呼ばれる猿神がいて、昔から神聖な動物とされ、手厚く保護されている。
その為に猿たちは人間を恐れることなく都市部に出没することがよくあるようだ。賢い猿は人間の施設についてしっかりと学んでいたのかもしれない。
References:Injured Monkey Visits Clinic In Bihar To Get Wounds Treated/ written by Scarlet / edited by / parumo
あわせて読みたい





コメント
1. 匿名処理班
本当に理解してきていたのならすごいですね
人間の子供だって、まだよく理解できなくてただ恐怖で行きたくないと泣いていたりするのに
知能の高い猿で、人間と密接して暮らしているから、多くの仕組みを理解しているのかな
こないだの大勢の子猫がわらわらと男性の許に駆け寄ってきた件といい、「小さなものから信頼され助けを求めるとなんとかしてやりたくなる」という人間の習性をわかっていたりするのかな
2. 匿名処理班
インドかなと思ったらやっぱインドだった
あそこ輪廻転生が信じられてる影響か、動物と人との距離が近いんだよね
3.
4. 匿名処理班
👨「治療費は?」
🐵「うきっ!」🍌🍎
5. 匿名処理班
葉っぱのお金を置いて行ったという...
6. 匿名処理班
過去に動物病院でお世話になってたりするのかな
7. 匿名処理班
先進国なら動物病院へ行くんだろうか
人と動物の距離が遠くなってしまっているから無理かな
8. 匿名処理班
>>4
🐵🍌💦「ウキッ!」
👨🍌💦「んひッ!」
9. 匿名処理班
大人しい猿の親子に比べてギャラリーのうるさいこと(笑)
10. 匿名処理班
人間でも大きな個体差があるように、言葉が喋れないというだけで頭はメチャクチャいいサルって結構いそう。
11. 匿名処理班
犬や猫でも病院を理解出来るんだもの
猿なら余裕かもね
12.
13. 匿名処理班
インドでは猿は神様扱いで人に襲われる事はまず無いだろうからか大人しく診察受けてるのがなんとも可愛い
14. 匿名処理班
どうぶつのお医者さんに度々獣医大の外来へ連れてこられた犬がそこへ行くと身体の調子が良くなる事に気がついておなかの調子が悪くなると勝手に外来へ来るようになった話があったのを思い出した
15. 7cg3
>>5
それはタヌキかキツネでせう
16. 7cg3
どういう経緯で「病院=治療してくれるところ」って認識できたのか。以前に誰か親切な人がおさる母子を病院に連れてって治療してくれたことがあって学習したのか、病院に出入りするホモサピエンスを見て推測したのか?
17. 匿名処理班
>>14
クルたんだね
漆原教授の事が好き(※勘違いで)な珍しい子だった
18. 匿名処理班
犬でもこういう話あったよね。
19. 匿名処理班
注射まで我慢するって凄くねって思った(・∀・)
20. 匿名処理班
日本のスピリチュアリストよりはよっぽど理性的だな
21. 匿名処理班
※16
自分もそれが気になる
仮に過去の経験による学習だったとしても、傷の治療なんて病院ですぐに治るものでもないし、消毒なんかは「治療しなければ悪化or死んでいた」類いのもので「回復を経験」できるものでもないから、動物の知能で「治療をされた」という学習をすること自体が難しいように思う
傷口に塗ってもらった軟膏に痛み止めでも入ってて、即座に治ったように感じることができたのだろうか