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宅配はドローンの時代へ、米ウォルマートがドローン配送を400万世帯に拡大

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(著) (編集)

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 当初は物議をかもしたものの、なんだかんだで世間に定着しつつあるドローンの宅配がいよいよ本格化するようだ。

 先月24日アメリカの小売り大手ウォルマートが、かねてから取り組んできたドローンによる配送ネットワークDroneUp(ドローンアップ)の拡大を発表した。

 年末までに従来の国内拠点を増やし、およそ400万世帯にサービスを拡充する見込みを明かしたのだ。これが軌道に乗れば、年間100万個以上の小包がドローンに運ばれることになるという。

Walmart bringing drone delivery to Salt Lake City

新たに6州。ウォルマートがドローン宅配拡大を発表

 先月24日、かねてから空中貨物輸送の推進をはかる米国大手小売業ウォルマートが、ドローン宅配のサービス拡大計画を発表した。

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 長年の試験に基づき決定されたそのプランは、国内6つの州に同日配送サービスを広げるというもの。

 これにより新たに数百万世帯がサービス対象地域となり、ウォルマートのユーザーはわずか30分で商品が届く利便性を得られることになる。

当初からドローン技術に着目。運用試験を重ねたウォルマート

 当初からドローン技術に着目していたウォルマートが配送試験を始めたのは2015年のことだ。

 と同時にアメリカ連邦航空局(FAA)に宅配や車周辺の小包回収の許可申請を出し、2020年にはドローン飛行サービス企業のDroneUp(ドローンアップ)およびZipline(ジップライン)社と提携した。

 以降ドローン配送の試行錯誤に没頭してきた同社は、昨年ついにDroneUpへの出資を決め、商用ドローン「hubs(ハブ)」の設立にも協力。その運用試験の結果が今回の発表につながったのだろう。

 なお一連の事業はFAAの特別免除の下で運用される。また配達の際に人や走る車の上を飛行するドローンのパイロットは安全管理者としての認定が必須だという。

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 つまり他の小売業者が今から新規でドローン宅配を始めるには煩雑な手続きや時間がかかる。当面は先手を打ってたウォルマートがリードすることになりそうだ。

拠点を34か所拡大。6州で最大400万戸に届く可能性

 現在ウォルマートは、既存のハブでも数百件の配達を完了しており、有望な結果を得たと述べている。

 今後はその拠点を34か所まで広げ、ドローンで年間100万個の小包を配達する見込みだ。

 現時点で展開予定の拠点はアリゾナ、アーカンソー、フロリダ、テキサス、ユタ、バージニアの6州で、最大400万戸に届く可能性がある。

条件付きでもユーザーは好意的。ドローン運用試験の意外な反響

 なおドローンによる同日配送は有料。利用の際は安全な配送と品質維持の観点より商品内容や注文時間帯、重量などの条件がある。

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 たとえば毎日午前8時から午後8時までに対象商品から望みの品(合計4.5キロまで)を注文し、ドローン宅配料3.99ドル(約515円)を払えば、わずか30分以内にドローンが飛んできてケーブルでユーザーの庭に小包を届ける。

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 また興味深いことにウォルマートの試験報告によると、ユーザーの反応は思った以上に好意的で、このサービスで最も売れている商品の一つは「ハンバーグヘルパー」というハンバーグの素だという。

 商品に制限があるなど条件付き配送のため「初めは緊急時の利用を想定していた」というウォルマートも日常のちょっとした料理に加えるものなど思わぬ利用法に感心したそうだ。

収益の一部でドローンに貢献。拡張は年末までに完了

 同社はこのサービスで集まった収益を、配送コストの相殺だけでなく安全なドローンの運用にも役立てたいと述べ、多くのフライトデータ収集でドローン業界全体に貢献する意向も示している。

 ドローン宅配ネットワークの拡張は年末までに完了する予定。世界最大のスーパーマーケットであるウォルマートのドローン宅配は今後どんな影響をもたらすだろうか。

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 日本でも人が少ない地域で試験的なドローン宅配が行われてるようだけど、それがメジャーになる日も案外近いとか?

References:newatlas / walmart / youtubeなど /written by D/ edited by parumo

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この記事へのコメント 20件

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  1. 日本みたいに住宅が密集してて電線が多く気象変化も激しい国では普及しないよ

    • +8
    1. ※1
      密集してんのはむしろ効率的でメリットだし、
      電線はいい加減地下化しろってずっと言われてるし、
      台風とか災害時に人間が危険をおかして宅配する方が問題

      生活を豊かにする革新がある時に、それを導入できるように社会を変えようとするのではなく、
      それを導入できない理由を探して既存の社会制度を変えようとしたがらない、
      そういう態度がこの失われた30年の日本の凋落の根本原因の一つだと思う

      • -4
      1. ※17
        自分で何書いてるのかわかってんの?

        住居密集してるから無理だと言ってるのにどうやって社会を変えるんだね?
        海を埋め立てて土地広げるのかね?

        なーにが30年の日本の凋落の根本原因だw
        現実を見ない君のようなお花畑が根本原因じゃないのかね?

        • +1
  2. Sevenのラスト、ドローンがあの小荷物届けると作品の印象変わるかな。

    • 評価
  3. 茶化すわけじゃないけれども、ウクライナ軍はこの技術で爆弾をロシア軍に配達しているわけなんだよな。
    技術は確立したことが証明されているわけだ。

    • +3
  4. ドローンのブイーンって音なんか腹立つんだよなあ

    • 評価
  5. カラスとかに襲われて撃墜されたり、要らんとこに荷物落としたりしそう(´・ω・`)
    えっちなもの購入して、送り先住所と共に中身バレたらSNSアップされてバズってしまいそう
    アッチだと「落とし物」は平気で中身開封しそうな気がしてるので(偏見)

    • 評価
  6. 先日の記事ではイギリスの宅配ロボットが迷子になったり木の根に引っかかったりしてたけど。
    ドローンだとトラブルが減るのか、それとも「ならでは」な問題が起きるのか。

    • +2
  7. ガラス系素材(機材)とか振動に弱い等の繊細な素材(機材)系の配送向けではないな
    どちらかといえば多少の乱暴さに耐えられる系素材(機材)専用だな

    • 評価
  8. 日本じゃ既得権益と前例がないものはダメ理論で全然進まないよね

    • -1
  9. 庭先にポイって落としておくだけでいいならドローンでもドローンじゃなくてもなあ

    • +1
  10. バッテリーと飛行原理のブレイクスルーはよ

    • 評価
  11. ショットガンの的にする奴出てきそう。
    銃社会アメリカだし。

    • -1
  12. ドローンを自動で飛ばすとなるとGPS頼りになるから、GPSの感度が悪くなるトンネルやビル街では墜落の危険がある。

    天候にも左右され、雨や雪、風が強い日は飛ばせないし、ビル風で気流が乱れるような場所も不利。

    有視界で飛ばす場合は、夜間や霧の日のように視界が確保できない時は飛ばせない。

    • 評価
  13. ハンバーグ作ろうとしたら香辛料がなくて
    500円払うからドローンで持ってきて、って分かるわ
    車だしてアメリカの広いスーパーをうろうろして買い物する手間を考えるとね

    • 評価
  14. 泥棒たちにネットランチャーとEMPがバカ売れしそうw

    • 評価

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