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中国のテスラ村、小さな村の住民のほとんどがテスラ車を所有。その理由とは?

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(著) (編集)

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 ネット通販やドローン運用、テレワークなどコロナの影響も相まって遠隔地の利便性が向上する近年、今どきの車に価値を見出した中国の小さな村が脚光を浴びている。

 山岳地帯にぽつんとある小さなパンジガ村、通称「テスラ村」は人里離れた田舎のイメージを華麗に裏切るコミュニティ。

 そこではなんと住民のほとんどがテスラのEV車(電気自動車)を所有。そのギャップ見たさに人が押し寄せる観光スポットなのだ。

In China’s remote mountainous region, there is a ‘Tesla village’

人里離れた集落でEV車をフル活用する「テスラ村」

 テスラのEV車の所有率が異様に高いことから「テスラ村」と呼ばれるパンジガ村は中国雲南省の山奥にある。

 近ごろ人気のEV車を巡っては、普及があまりに早すぎるとインフラや物流を妨げるとの見解や、交通量の多い道路を中心に充電ステーションが次々建つ都市部に対し、遠隔地では非効率と見る向きもある。

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 テスラ村はそうした見方に挑戦する珍しい集落だ。テスラで一番人気のEV車がこのような環境でどの程度役立ち、どう活用されるのか。そこにメディアも注目している。

動画で大反響!パンジガ村の独自の工夫も話題に

 上の映像はもともとは、中国のEV車専門メディアCnEVPostのCMだった。ところが「テスラ村」への大反響が巻き起こり、中国の掲示板Weibo経由でまたたく間に拡散した。

 だがその存在はフィクションではない。ここ数週間で報道された村の様子からしてもテスラとパンジガ村の親密な関係は本物だという。

 こんな僻地にかかわらず数十台ものテスラ車がある村。しかも地元の人々はそのEV車に単なる運転以上のメリットまで見出しているのだ。

生まれ故郷の魅力に気づき、EV車を広めたカイさん

 人里離れたパンジガ村にEV車の導入を勧めたのはこの村出身のカイ・ランさんだ。

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 12歳で学業のために村を出たカイさんは、いろいろな都市で働きながらいつも遠く離れた故郷を気にかけていた。

 そして2016年の高速道路の完成をきっかけに、おいしい地野菜やハムなどの特産品や見どころいっぱいの村の可能性に気づいた彼は、2021年自らテスラ車を購入。

 以来、村の仲間たちに働きかけ、電気の利点を知らせる活動を続けてきた。

 EV車を良く知る人がほぼ皆無の村内では、カイさんが当初から予想していた通り、従来の自動車に代わるものだという説明もなかなか受け入れられなかった。

 それでも根気よく多面的なアプローチを続けるうちに理解が広まり、みんながEV車になじむようになったのだ。

EV車をとことんアピール。噂の「テスラ村」が全土で有名に

 たとえばカイさんは買いたてのテスラ車で地元の人とドライブし、急な上り坂で消費するエネルギーの一部を、下りの回生ブレーキで取り戻せる機能などを教えた。

 また夕食後はテスラのライトショー機能を村の子供たちに披露。後で家庭で話題になるよう努めた。

 他にも運転アシスト機能、車内の空気がきれいになるエアフィルターシステム、おしゃれな内装から燃費の節約にいたるまであらゆることを皆にアピールしまくった。

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 その結果、テスラのオーナーが徐々に増えていったのだ。

 車数が増えるにつれ、雲南省の山奥にテスラの村があるらしい、という噂も中国全土に広まっていった。

 それは最終的にテスラの経営陣にも届き、全国で初めてイーロンマスクのサイン付き急速充電設備「スーパーチャージャー」を据える村になった。

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観光以外にもいろんな有効活用を。村民のアイデア続々!

 それだけではない。テスラの流行以来、地元の人は個々にEV車で生活を改善する新しい方法を発見しているという。

 その中にはかなり独創的なものもあり、訪れる観光客の収容施設の代わりに自身のテスラ車をキャンプモードで提供することを思いついた人も。

 マットを敷いた車内からロマンチックで快適な星空観察ができるアイデアはかなり評判になっているもよう。

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 また従来の自動車よりはるかに安価なテスラのEV車は、伝統的な農産物の商業化にも役立ち、最近はオーディオ機能で人を呼び寄せて移動販売する強者までいる。

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現在40台でさらに追加の予定も。人気に拍車がかかる予感

 ある人はこんな風に語っている。

昔から売ってるハムを車に積んで町まで運び込むのに往復160km以上走るんだけど、以前はガソリン代が100元(1900円)超えの時もあったよ。でも今はテスラで30元(570円)ちょっとだよ。

燃料代が浮くおかげで、あと3年もすれば車の購入費も取り戻せそうだ

 カイさんは現在6種類以上ものテスラ車を所有。村には合わせて40台のEV車があるが、この後5台のテスラ・モデルYが届く予定だ。

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 かくしてネットの注目を集めた「テスラ村」はより有名なスポットに。今後はもっとたくさんの観光客を迎えることになりそうだ。

References:odditycentral / youtubeなど /written by D/ edited by parumo

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この記事へのコメント 20件

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  1. >従来の自動車よりはるかに安価なテスラのEV車

    一番安い新車価格: 519 万円~

    記事の信憑性がね

    • +12
    1. >>2
      どちらかというと高いイメージだったからあれ?と思ったよね、どういうことなんだろう
      でも失礼ながらそんな豊かな人たちが住むとも思えない村に何台も購入者がいるようだし、
      中国ではなにか安く買える方策があるのかしら

      • +3
      1. >>11
        前は中国でも最大100万円前後の補助金が出たはず

        • 評価
        1. >>17
          去年テスラモデル3スタンダードレンジ買ったんだけど
          本体価格が429万円で国の補助が80万円、都の補助が60万円、区の補助が10万円で実質279万円だった(4年間乗る制約あり)
          排気量0だから税金安いし、完全自宅充電でガソリンとの差額で月4000円程度浮いてる。
          リセールがかなり高いから基本的にお得だと思う。

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      2. >>11
        中国だし村単体の補助金でも出してんだろ。
        党とのパイプがあって広告塔になることを了承させれば局所的な発展は難しくない。
        中国の村長とか給料がウチの内閣総理大臣超えるっつう話で、権限も軽く犯罪を揉み消せるぐらいにはあるらしいからな。

        • 評価
  2. テスラってガソリン車より遥かに安いの?

    • +4
    1. >>3
      故障率の高さとバッテリーの寿命考えると全然安く無いはずなんだけど、何らかの維持費をさげる仕組みがないと記事の話は成立しないはずなんだけどカラクリがわからん

      • +1
  3. 昔は奥地の秘境みたいな寒村集落だったんだろうに、今はちょっとした遠隔地の小都市だね。

    テスラ側も良い宣伝になって、村もオシャレに発展して、両者ウィンウィンだ♫

    こういうニュースが聞きたいのよ。もう戦争とか侵略とか悲惨なニュースは沢山だ!

    • +6
  4. テスラ社のEV車はあと4年もすれば決して特別な物ではなくなり今ほど注目を集めなくなると思う。でもカイさんがやってきた事は種になりしっかり周りの人に影響を与えて変革として芽吹いたから一過性で終わらずにこの後もカイさんを中心に各々の創意工夫がなされ続けて発展しつつけるんじゃないかな。そうだといいな。

    カイさんの愛情と情熱とリーダーシップと先見の明に脱帽するや。カッコいい。

    • 評価
  5. 日本でも質の悪い日本車なんかよりテスラのほうがいいっていう人増えてるもんね

    • -22
  6. テスラがやったのかと思いきや自発的に発生したのか。面白いなー。結果的に町おこしになってて賢い。

    • +2
  7. 山間の村とか都市部から遠く離れたところだと
    ガソリンの輸送コスト考えたらEV車の方が運用面では安い…のかな?
    寒暖差がそう激しくない場所ならありなんだな

    • +3
  8. 中国の大衆車よりテスラ車の方が燃費よかったのか?
    中国の電気代が安いのか?
    何にせよ節約になったなら良かったね。

    • 評価
  9. こんな僻地にかかわらず数十台ものテスラ車がある村。

    数十台ステラがあったらなんだってんだ
    軽トラの方がよっぽどエコだわ

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  10. そんな勧められただけで買えるほど安いもんでもねえだろって思うんだが。
    なんか高収入の産業でもある地域なのか?

    • 評価
  11. 確かモデルYが470万だっけ。
    村に1軒もGSが無くて、燃料は隣の村まで行かないとだめなかったりしたら、EVは現実的な選択肢だね

    • 評価
  12. >2021年に購入
    肝心の維持費や修理費や品質で苦しむのはこれからやろ

    • 評価

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