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傷ついたサルと野良猫が出会い、お互いを必要とする素敵な関係性が生まれる

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(著) (編集)

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 動物たちは種の違った動物と特別な絆で結ばれることがある。どちらにとっても欠かすことのできない存在となるのだ。

 南アフリカのリハビリ保護区では、救助されたベルベットモンキーたちと野良猫たちの間で、もちつもたれつの関係が築かれている。

 心や体に傷を負って施設にやってきたサルたちは回復すると野生へ戻っていくのだが、高齢のサルたちはそこで余生を送ることもある。

 孤独なサルたちは、愛情を注ぐ相手を欲している。そこにふらっと現れた猫たちは、彼らが愛情を注ぐのに最高の相手となるのだ。

 猫たちも、サルの毛づくろいがお気に入りのようで、施設にとどまり、サルたちとのやさしい共生関係を維持している。

Vervet Monkeys Feel the Same Way About Cats as We Do 😼 Amazing Animal Friends | Smithsonian Channel

傷ついたサルたちの為のリハビリ保護区

 南アフリカのリンポポにあるバンバレラ・ベルベットモンキー・リハビリセンターでは、ペットとして飼育されるもその後放棄されたり、怪我をしたり、孤児となったりした野生のベルベットモンキーが保護されている。

 ベルベットモンキーは、サバンナに生息するビロードのような美しい毛並みが特徴のオナガザル科のサルで、体長は40~60cm、体重は3~5kg。野生下での平均寿命は10年、飼育下では22年~30年ほど生きる。

 非常に高い社会的知性を持つことで知られており、親しい仲間や血縁関係にある個体に頻繁に毛づくろい(グルーミング)する習性がある。仲間思いの彼らにとって必要なのが、愛情を注ぐ相手だ。

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野良猫たちに愛情を注ぐようになったサルたち

 施設では、回復したサルたちをできるだけ多く、再び野生へ戻す取り組みを行っているが、中にはセンターを終の棲家として暮らす高齢のサルもいる。

 センター内にある広いケージで暮らしているサルたちの日常は、いつも賑やかだ。オス同士の喧嘩も絶えず、サルたちが過度なストレスを溜めないよう、スタッフたちはサルたちに大好物のおやつを与えたりしながら気を配る。

 サルたちも心を落ち着ける為に毛づくろいを行っているのだが、この施設では変わった光景がみられる。

 サルが野良猫たちに毛づくろいを行っているのだ。

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サルと野良猫の持ちつ持たれつの関係

 センターのスタッフいわく、ケージ内にいる数匹の猫たちは、ある日どこからかやって来た野良猫なのだという。

野良猫たちは、まだ子猫だった頃から施設周辺に住みつくようになりました。ケージ内に入り込んでも、サルたちは一切攻撃することなく、快く受け入れました。

猫とサルが共にグルーミングをする光景というのは、今まで見たことがなかったのですが、猫はまるで王様のようにサルに撫でられ、手入れしてもらうのを喜んでいます。

野良猫たちには、名前は付けられていません。自由に外に出ることができるのですが、いつもサルと一緒にいるんです。一向にケージから離れようとしないのです

 サルに撫でられ、気持ちよさそうにしている野良猫

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 そして野良猫も、サルに毛づくろいのお返し。サルと猫が調和を保ちながら共生し、穏やかに時を過ごしている。

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image credit: youtube

 人間がペットの猫を愛でることで心に平穏が保たれるように、サルたちも、猫と触れ合い、いたわることで癒されているのだろう。

 そして猫も、サルたちのプロ級の上手な毛づくろいを受けるのが大好きなのだろう。

 ペットを撫でることで人間のストレスレベルを軽減されると過去の研究では示唆されているが、サルにも同様の効果が発揮されているようだ。

written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 20件

コメントを書く

  1. 猫「やっぱりマッサージ下僕はこの手のカタチが重要よな」

    • +8
  2. 【ペットを撫でることで人間のストレスレベルを軽減される】
    映画のシーンで悪役のボスがネコを懐に抱えて、片手でしきりに撫でたりしてるのは、実はすごくストレスを感じているという描写だったのか!w
    でも、癇癪持ちが癇癪を抑えている描写という解釈もできるね。

    • +13
    1. >>2
      ストレスを感じてない子供だってモフりに夢中になるで
      ボスは仕事中でもネコを手放せない、モフり中毒なのさ

      • +7
    2. >>2
      映画でマフィアのボスが撫でているのは
      何故シャムやペルシャ等 お高そうな猫ばかりなのかと
      長年謎だったが
      三毛さんや茶トラ ブチ猫だと
      絵面的にほのぼのしてしまうので
      マフィアのボスとして示しがつかないので
      お高い猫さんに限定されていると最近気付いたw

      • +8
  3. 「桃太郎、犬、雉… 俺はこいつらとやっていくことにするよ…」

    • +4
    1. ※3
      桃太郎「ちょうどさる軍団とモンキーパークと契約結んだのでいいよ」

      • 評価
  4. いやいやいや、毛毟られてるよ…。
    猫の首回り、うすらハゲってるじゃん。
    群れの猿が攫ってきた犬をペット(玩具)&番犬扱いして
    子犬を地面にも下さず抱き弱らせてる動画良く見るけど、近いものがないか?
    相手が猿(仲間)だったら好き勝手毟ったり毟らせたりしないだろ。
    猿と猫を一緒にさせておくなら、施設員は 猫に対する愛情の与え方を猿どもに導く必要もあるんじゃないかな…

    • -6
    1. >>6
      いやね、自分で剥げちゃうほど毛づくろいしちゃう動物って結構いるのよ
      猫がなすがママになってるのは許容範囲なんだろう
      ホントに剥げたら介入すべきかもしれんが、この塩梅は当事者でないとわからんかも

      • +5
    2. ※6
      俺ネコ飼ってたんだけどさ
      あいつ嫌な気分になったらプイってそっぽ向いてどっか行くぜ?
      いくらでも逃げられるんだから嫌だったら逃げるだろうよ

      • +7
  5. 情報にモノ、コンテンツに溢れた現代の人間なら別に独りでも幸せだよって人もいる
    でもお猿さんの世界と暮らしは、やっぱ独りだと辛いんだろうか

    • 評価
  6. 猫の周りに馴染む力は目を見張るものがある

    • +3
  7. ネコの方からも毛繕いの御返しが有るんだから関係は間違いなく良好なんだろうね

    • +8
  8. はーい、注目 !
    人という字はぁ、猫と猿とが支え合う形をしていま~す。

    • +2
  9. うちのネコちゃんは玄関が開く音がしたら機敏に反応して脱走を試みます
    その点この猫たちは外に出ることができるのに出ない
    つまりそういうことなんだよね

    • +4
  10. どっちも獣だから、突然何か起こらないとは言えない。
    事故が起こらないように祈るしかできない…

    • +1
  11. 猿ってそれこそ人間の残酷さはそのままに知性だけ弱いから、突発的に凶暴になったりするんだよな。遊びながら平気で殺したりする。
    見ててちょっと不安になるわ。

    • +2
    1. ※17
      同じ類人猿でも性質は、
      人間とチンパンジー系、
      ゴリラとピグミーチンパンジー系ではかなり違うと思う。

      • +2
  12. 動物だけではなく、人間同士も頭を撫でたり撫でられたりすることでストレスが軽減したり、幸福感を感じたりするらしいです。

    どうやら、毛のざわりが良いらしいと聞いたことがあります。

    であれば、自分で自分を撫でても良いと言うことになりますが、私の娘が幼少の頃に「頭を撫でられると気持ちいいけど、自分で撫でても気持ちよくない。不思議だな~」と言っていたことから、他者を撫でたり撫でられたりする方が良いことが予測されますね。

    • +1
  13. 猿と他の異種族の組み合わせの場合、猿側が信用できないからホッコリできない
    野性的な残虐性を抑えられない時があるんじゃないかと

    • -2

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