郵便配達員に恋したチワワ、毎日彼が来るのを待ち、全身で喜びを表現

　犬は無償の愛を人間に与えてくれる存在だ。その愛情は時に、飼い主以外にも注がれる。犬はやさしい人を見抜く力を持っているようだ。

　アメリカ人女性が、最近飼い始めたというチワワは、郵便配達員男性が配達に来るのを、毎日心待ちにしているという。

　小さな体でその「大好き」を全身で示すチワワに、配達員も癒されているようだ。

出会った瞬間から郵便配達員に恋したチワワ

　リサ・ラスキーさんがかつて飼っていたチワワは16歳で亡くなり、しばらくは失意の中にいた。ようやく前に進む気持ちが芽生え、今年9月、生後5か月のチワワの「フラニー」を迎え入れた。

　家族となった日の翌日、フラニーは郵便配達人のダンさんに恋をしたようだ。

　リサさんは、いつも配達に来てくれるダンさんに挨拶をするために、郵便受けのところにフラニーを抱いて行き、新しい家族となったことを紹介し、「よかったら抱っこしてみる？」と話しかけた。

　するとフラニーはうっとりした目でダンさんを見つめ、その腕に抱かれ心地よさそうにしているのだ。 　ダンさんは、リサさんが住む地域で長年郵便物を配達しており、近所住民とも顔見知りだ。隣人らは皆、時間通りにやって来るダンさんのまじめで親切なところが大好きだという。 　それはフラニーも例外ではなかったようだ。フラニーはダンさんと出会った瞬間、「この人は心が優しい人」と見抜いたようだ。

　白いトラックから降りたダンさんが、笑みを浮かべながらフラニーを抱っこすると、フラニーはダンさんにキスをし、すっかり夢中になってしまった。

　以来、フラニーはダンさんが配達に来るのを、今か今かと玄関のドアの前で待つことが日課になった。

全身で大好きな人に会える喜びを表すフラニー

　リサさんは、フラニーがダンさんに会うのを心待ちにしている様子を、このように話している。

フラニーは、郵便物には一切興味はありません。興味あるのは、ダンさんだけ（笑）

いつも、ドアの傍の小さなベッドに座って、ダンさんのトラックを待っています。白いトラックにダンさんが乗っているということをちゃんと知っているんですよ。

そのトラックが見えると、フラニーは小さな体を大きく揺らして全身で喜びを表現します。そして私に「ダンさんが来たよ！」と知らせてくれるのです。

私は靴を掴んで、フラニーにリードを繋いで、郵便受けに向かう準備をします。

ダンさんが郵便受けに来ると、フラニーは一直線に私道を走って、ダンさんに駆け寄っていきます。

そんなフラニーの姿に、ダンさんはいつも笑顔を返してくれます。フラニーにとって、この瞬間が、何より嬉しいようです。

　今のところ、ダンさんは毎日郵便を届けてくれる。しかし、ダンさんが休暇を取れば配達に来ないため、フラニーはとても悲しむだろうとリサさんは笑う。

ダンさんは、フラニーの毎日を幸せにしてくれますが、彼にとってもフラニーとの交流のひとときが日々の多忙な仕事のちょっとした癒しや活力になっているのではないかなと思っています。

今や、フラニーとダンさんは相互の友情と特別な繋がりを持っているようです。

　動画を見たユーザーらからは、「ダンさんを信頼しきっているんだね。かわいい！」「尻尾が嬉しさを表現してる！」「特別な絆が築かれているのがわかる。素敵」「なんてスィートな友情なの」「この動画見てほっこりできた。ありがとう」と言った声が寄せられている。

written by Scarlet / edited by parumo
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