
海外のSNSユーザーが、「これまで聞いた中で最高と思える法律や規則の抜け穴はどんなもの?」というスレッドを立てたところ、大きな反応があったようだ。今回その中から12の抜け穴事例を紹介しよう。
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1.アメリカ、バージニア州の税金の抜け穴

アメリカのウェストバージニア州では、親子の間の自動車の所有権の譲渡に対する税金を免除する法律があった。
叔父から車を買いたがっていた友人がいた。叔父はまず、自分の車を彼の父に売った。そして次に、彼はそれを自分の息子に売って、その息子が彼の息子である私の友人に売ったそうだ。3つの譲渡のやり取りには税金が一切かからなかったそうだ。
2.オリンピックルールの抜け穴
Torvill & Dean Bolero - 1984 Olympic Winning Routine
1984年の冬季オリンピックで、トービルとディーンのスケートパフォーマンスは4分18秒続いた。
オリンピックのルールでは、パフォーマンスは4分を超えてはならないとされている。
ただし、スケート靴が氷に触れた時点で時間が計算されるため、2人のパフォーマンスの最初の20秒は滑らずに膝だけで演じたという。
3.奨学金の抜け穴

私は、法の抜け穴を利用した幸運な者です。
1960年代、私の故郷の学区は分割され、周辺の学区に吸収されました。
2003年になり、私は大学に出願しました。その時、私のように旧市街の地域に住む人々のための奨学金があることを発見しました。
既に地区はなくなっていますが、奨学金はなんとまだ存在していたのです!
私は応募して、奨学金をもらいました。他に応募者はいなかったと思います。
4.返金可能な航空券の抜け穴(中国)

マレーシアの中国語新聞KwongWah Yit Pohの報道によると、中国のとある男性は全額返金可能な中国東方航空のファーストクラスの飛行機のチケットを購入し、それを使って西安国際空港のVIPラウンジで1年分の無料の食事をしたという。
男性はファーストクラスのチケットを何度も再予約しては、この航空券を使って空港のVIPラウンジへのアクセスを繰り返していたようだ。
中国東方航空の関係者が、男性の単一のチケットが1年間に300回も再予約されていることに気付いた後、この事態が発覚した。
航空会社の関係者は、こうした事態は稀だと述べながらも、男性にラウンジでの食事を止めるよう要求。
最終的に、男性は返金可能だったファーストクラスのチケットの返金手続きをしたという。
5.公共交通機関の抜け穴(オーストラリア)
$10 'fare-dodger' fee for new Opal cards shelved by NSW ministerhttps://t.co/jSWaaaw6o6 pic.twitter.com/6qkEpXJ4su
— ABC Sydney (@abcsydney) September 24, 2018
オーストラリアのシドニーには、公共交通機関用のオパールカードというチャージ式ICカードシステムがある。
カードにお金を入れて、公共交通機関に乗り降りする時機械にそれをタップするという仕組みだが、近年カードの不正使用が増加した。
十分な金額がカードにチャージされていないにもかかわらず、乗客らがシドニー空港駅のアクセス料金(大人14.30ドル、割引対象者12.80ドル)を最低残高3.46ドルでもタップして利用できることに気付いたのだ。
今では、こうした不正行為を防ぐため、1週間カードを使用した場合8日目は割引が適用されることになった。
6.駐車違反料金の抜け穴(アメリカ)

私が100ドル節約した方法を告白しよう。
タコベルの駐車場に止めて、私が隣の店にいたわずか数分の間、駐車場から車がレッカー移動される羽目になった。
典型的なけん引会社なので、車を取り戻すために100ドル現金で支払わなければならないという。
私は州法を調べた。すると、施設所有者が立ち会わなければならないことが判明。店にはマネージャーしかおらず、駐車場を誰が所有しているのかさえ知らなかったので、明らかに立ち合いは起こらず、私は結局無料で車を取り戻すことができた。
7.商売の抜け穴

そこで、販売業者はある天才的なアイデアを思い付いた。
ピーナッツを1ドルで売って、全てのピーナッツの購入に無料のウォーターボトルをつけるという看板を掲示したのだ。
8.販売戦略の抜け穴

何年も前のことですが、ある掃除機メーカーがプロモーションを行い、製品販売を促進しました。
100ドルを超える掃除機のいずれかを購入すると、ヨーロッパの好きな国に行ける飛行機のチケットが含まれるというものです。
このプロモーションに飛びついた客は、109ドルの掃除機を購入し、600ドルの飛行機のチケットを手に入れることができました。
しかし、掃除機は最も安いモデルの需要を満たすために、販売を迫られたもので、質が良くなかったのでしょう。購入した客から苦情が相次ぎ、メーカーは訴えられました。
最終的に、同社はプロモーションでは3000万ドルを稼ぎましたが、飛行機のチケットと弁護士費用で総額5000万ドルを失うという結果になったようです。
9.サブウェイの抜け穴

image credit:Subway/Instagram
ファストフードのサブウェイでのプロモーションでは、25ドルのギフトカードを購入すると15センチのサンドイッチが無料になります。
次に、25ドルのギフトカードで別のギフトカードを購入し、また別のサンドイッチを取得します。
10.クーポン利用の抜け穴

pexels
オランダでは、マクドナルドアプリのクーポンを使って、12月にクレイジーな割引を受けることができる。written by Scarlet / edited by parumo
ただし、これらのクーポンは4分ほどで期限切れになるため、1日中使用することはできない。
抜け穴は、クーポンのQRコードをスクリーンショットするだけで、いつでも使用できるということ。だから私は、12月には大量のマクドナルドを食べて、体重が増えることになる。
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コメント
1.
2. 匿名処理班
期限ぎれクーポンのスクショは今はエラーになるようになっていると思うけど、もし万が一、スクショのクーポンが適応されて購入した場合は犯罪になり、逮捕される。
3. 匿名処理班
正直、あまり楽しいトピックではなかったですね(スケートの話を除いて)。
その人は「得」をしても、他の誰かが、何かの機関が、理不尽な「損」を強いられているわけですよ。
なんか、人間のおぞましい「業」を見せられたような気がしました。
4.
5.
6. 匿名処理班
頭の良さと運の良さと強靭な心がないと真似できないなぁ
7. 匿名処理班
ズルして食ったものは美味いか?
8. 匿名処理班
>叔父から車を買いたがっていた友人がいた。叔父はまず、自分の車を彼の父に売った。そして次に、彼はそれを自分の息子に売って、その息子が彼の息子である私の友人に売ったそうだ。3つの譲渡のやり取りには税金が一切かからなかったそうだ。
「叔父」「友人」「彼の父」「自分の息子」「彼の息子」「私」「私の友人」
ごめん。誰がなんだって?
9. 匿名処理班
こんな血眼で労力かけて浅ましい小細工をしないでも
気にせず生きてける社会的地位や力が欲しい
10. 匿名処理班
※8
友人視点で続柄を整理すると、
叔父 → 祖父(叔父の父親) → 父(祖父の息子) → 本人(父の息子)
という親子間売買を3回繰り返した。
11. 匿名処理班
駐車違反料金のやつで思い出したけど、
ある紳士が銀行にやってきて、
高級車を担保に100ドルだけ借入したいと言う。
行員は驚いて、この担保ならもっと多額融資できると勧めるが
紳士は固辞し、100ドル借りて 車を預けて行った。
行員は担保の高級車を厳重に保管した。
6週間後、紳士が現れ 100ドルの返済+利子3ドルを払って
担保の車を請け出した。帰り際、笑顔で
「ニューカレドニアは最高だったよ!」
みたいな小咄あったよな。
12. 匿名処理班
>>11
長期旅行の間、3ドルで
厳重にセキュリティばっちりで駐車出来た訳か…
13. 匿名処理班
隙ができるほうが悪いんだよなぁ
14. 匿名処理班
※3
レッカー車のやつの場合はズルをしていたのはレッカー会社という形ですかね?
(本来はレッカー移動する際に施設所有者の立ち会いが必要なのにそれをせずにレッカー移動してしまった、それに対して法的に正当な主張をして車を取り返したということなので)
15. 匿名処理班
※3
生きるとはそういうことやで
これまでも無自覚に誰かから奪ってきたんやで
16.
17. 匿名処理班
日本でも駐車違反の抜け穴が今でも・・・はよ無くそうよ
18.