メインコンテンツにスキップ

台湾軍によるアイアンマン化計画。兵士の身体能力を高めるパワードスーツを発表

記事の本文にスキップ

25件のコメントを見る

(著)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
photo by iStock
Advertisement

 台湾国防部が、兵士の耐久性や機動性を強化する外骨格パワードスーツの第一世代を発表した。このパワードスーツは「陸軍アイアンマン・システム」と言う。

 兵士の身体能力を高め重たいものを運ぶ兵士の疲労を軽減させることができると、『台湾英文新聞』などが報じている。

台湾陸軍のパワードスーツ「アイアンマン・システム」

 開発するのは台湾有数の兵器メーカー「国家中山科学研究院」で、4年間で1億6000万台湾ドル(約6億5000万円)が投じられる。

 開発責任者である任國光氏は記者会見で、「重いものを運ぶ兵士の疲労を軽減するために、2020年から軍用パワードスーツの開発に着手」したと説明。

 これを着用することで、兵士の体力と持久力が強化される。

 また、重量物を運ぶさいの膝への負担が軽減され、兵士のパフォーマンスを向上させることができるという。

この画像を大きなサイズで見る
credit:MND photo

災害救助でも活躍

 アイアンマン・システム自体は10キロ未満。最大トルク40Nmのアシストを受けることで、着用者は時速6キロで移動(速歩き程度)できる。

 リチウムイオン電池で駆動され、一度充電すれば6時間以上継続して活動可能だ。

 こうした性能のおかげで、戦場だけでなく、災害救助などでの活躍も期待される。

 「野外での活動や弾薬・重火器の運搬に利用でき、戦時中あるいは災害救助の現場における兵士の機動力と効率が向上します」と任氏は語る。

この画像を大きなサイズで見る
credit:MND photo

第二世代の開発も進行中

 今回発表されたものは第一世代だが、来年には第二世代の開発が開始される。

 こちらは、トルクが50Nmに強化され、さらに腰へのサポートも加わり、40~100キロの重量物を運べるようになるとのことだ。

 兵士の身体能力を強化するパワードスーツの開発は世界各国で進められており、台湾も「アイアンマン・システム」の開発でそこに加わった形となる。

 その背景には台湾と中国本土の間の緊張の高まりがあるのかもしれない。

 台湾の厳徳発国防部長(国防相)は10月7日、中国の侵入に対処するための空軍の緊急発進(スクランブル)について、今年に入ってから既に約9億ドルを費やしていることを明らかにしている

 中国本土でも、今年初め、中国人民解放軍が兵士用のパワードスーツを開発したとの発表を行っており、更なる緊張の高まりを見せている。

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 25件

コメントを書く

  1. 重い物を持ち運ぶ時、足首や足裏には10kg弱の負担が余計にかかるっぽいですね
    現状では膝の故障や腰痛もちの軍人が使うくらいの用途に留まりそうな予感

    • 評価
    1. ※6
      いうて足首疲れる事そんなあるか……?

      • -2
      1. ※10
        あまり山歩きに慣れていない人が、しっかりした靴を履かずに長時間の山歩きをすると、足首が震えるほど疲れますよ。着地がおぼつかなくなって、事故の原因にもなる。

        疲労もさることながら捻挫も怖い。登山靴が足首をガッツリ固定して曲がりにくくしているのも、重い荷物と下りの負担増に対応するため。

        • +1
  2. 日本では介護や看護用として開発が進んでいる。
    えっ、戦争に使うわけがないじゃないですかー。ハッハッハ。

    • +7
  3. 台湾が「タイワンマン」なら日本は何だ?
    候補が多すぎて決められないぞ

    • +1
  4. 国家間の緊張までアシストしちゃいけません

    • -1
  5. 陸自も同じようなの開発してるし動画も公開されているよ

    • +4
  6. 走るときは自動で軍曹ソングが演奏されればもっと頑張れる

    • +2
  7. アフガニスタンでの米兵の個人装備の総重量は、一人で約40~60kg
    さすがに重くて行動に支障をきたすと問題視されて、軽量化の努力をしているようだけど
    軽量化も限界があるから、そりゃパワードスーツも必要になるだろう

    • +3
  8. 日本では介護現場や宅配便業者が導入してるね

    • +4
  9. これが発展していくとボトムズやガンダムになっていくのだろうか

    • 評価
  10. サムネの兵士たちの面構えがすごくヤバい
    身体能力高める必要なさそうならぐらいの猛者感がある

    • +4
  11. 長いこと各国の軍で研究されてるけど
    未だに決定的なのが出て来ないね
    限定的な数を日常で使う分には良いんだけど
    戦場で何十万人もの兵士が使うような堅牢で堅実でメンテナンスフリーな
    夢のようなパワードスーツは半世紀後も出ないかも

    • 評価
    1. >>21
      バッテリーの充電ができる施設が必要になるからな

      • 評価
    2. >>21
      バッテリーが切れたり、故障したら戦場じゃ無用の長物だからね
      信頼性や有用性がまだ確かじゃないし、改良型や発展型はこれから出てくるだろうね
      個人的には防御力強化した装甲型とか火力支援型とか見てみたい

      • 評価
  12. アメリカでもTALOS計画とか
    似たものがあったけど頓挫して中止になった筈
    システムをシームレスに繋げて駆動するとかが
    上手くいかなかったのが原因だとか
    魅力的ではあるんだけど
    あと、やっぱバッテリー問題があるんだと思う。
    どう考えてもエネルギー大量消費は
    変えられないから高出力固体電池が
    開発されない限り無理だと思う。

    • 評価
  13. 改良を重ねればいずれ兵士一人で二丁バズーカをぶっ放つとか
    漫画チックな運用も可能に

    • 評価
  14. 追加機能にキャストオフ機能とフォームチェンジ機能も追加しないとな

    • 評価

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

サイエンス&テクノロジー

サイエンス&テクノロジーについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

歴史・文化

歴史・文化についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。