
以降、その鳩はおじいさんのそばから離れようとせず、2年間ずっと一緒にいるという。
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La belle complicite entre un Breton et son pigeon, l'histoire insolite de Xavier et Blanchon
ヒナだった鳩を助けたおじいさん
フランスのブルターニュ地方ゴムネコに住むザビエール・ブージェさん(80歳)には、ちょっぴりユニークな友達がいる。それは、白鳩のブランションだ。ブランションとザビエールさんの出会いは、今から2年ほど前。まだ、羽が生えそろっていない生まれて間もないヒナのブランションは、巣から落ちて路上で空腹の猫に襲われそうになっていたという。
最初、ザビエールさんはその光景を目撃するも「これも自然の摂理」とそのまま帰宅。しかし、そのことを妻のマリー・フランソワーズさんに話すと「どうして助けてあげなかったの」と言われ、ザビエールさんはそそくさと再び鳩がいた場所へと戻った。
幸運にも、ブランションは猫から逃れることができたようだ。ザビエールさんはブランションを保護して自宅へと連れ帰った。ブランションはまだ小さく、大きくなるまでお世話する必要があると判断したからだ。

今ではいつも一緒のザビエールさんとブランション
ザビエールさんは、保護したブランションに1か月半にわたり、1日5回シリンジで餌を与えて育てた。鳥には生まれた直後に目の前にあった、動いて声を出すものを親だと覚え込んでしまう「刷り込み」が生じる。ブランションはザビエールさんを親だと思ったのかもしれない。ザビエールさんを慕うようになり、そのそばを離れなくなった。
ザビエールさんが裏庭で作業をしている時には、ブランションは傍にきて工具や釘をつつき、彼が庭で水撒きをしている時には、ザビエールさんの肩に乗ってくるという。
また、ザビエールさんが家の中にいる時は、開いた窓から入って来て食器棚の上を歩き回ったりもし、妻のマリー・フランソワーズさんを困らているようだ。
ブランションを頭の上や肩に乗せて、自転車で町の中を走るというザビエールさんの光景は、今ではすっかり馴染みのあるものになった。
ブランションが、私にに命を救われたと感謝しているのかどうかはわかりませんが、餌をもらうためだけに私のもとを離れないというのではないようです。地元で、鳩との友情を育むおじいさんとしてすっかり知られるようになったザビエールさんは、メディアの取材にこのように話している。
この町には鳩の餌となる食べ物が十分にありますからね。いつでも自由に飛び立って行くことができるし、また好きな時にここに戻ってくればいいのですが、ブランションは私の傍にずっと寄り添っているんです。
私は、決してブランションを飼い慣らしたことはありません。自然に、私たちには友情が芽生えたのです。
ブランションの名を呼ぶとすぐに飛んできます。これは、お互いが信頼し合っている証拠だと、私は思っています。
偶然の出会いから生まれた不思議なブランションとの縁。今やザビエールさんにとって、ブランションは我が子のようでもあり、大切なベストフレンドだ。A Frenchman has formed an unlikely friendship with a pigeon called Blanchon after rescuing it https://t.co/Hm4zrjErrI pic.twitter.com/iRHzVKAXow
— Reuters (@Reuters) June 17, 2021
ブランションも、ザビ―エルさんと離れがたい特別な何かをきっと感じているのだろう。
References:Oddity Central / written by Scarlet / edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
おじいさんの葬儀で白い鳩が大量に飛んで行くところでエンドロール
2. 匿名処理班
野鳥とキスするのはマジでやめておいたほうが良い。
3. 匿名処理班
一瞬しか映らないけど、おうちの中が素敵で気になる〜〜
4. 匿名処理班
生まれた直後に会ったわけではないから刷り込みではなさそう。
普通に友情を育んでいると思う。
5. 匿名処理班
まあ、レース鳩あるくらいだし飼われることに慣れやすい種なんだろうけどね。
6. 匿名処理班
綺麗な鳩。
白い個体は目立つし狙われやすいから、
「おじさんの側にいるのが安全」って分かってるんじゃない?
7. 匿名処理班
>>1
柩を蹴破りスローモーション&ロングコートでベレッタ2丁を撃ちまくり白鳩の飛ぶ中チャプター2へ
8. 匿名処理班
>「どうして助けてあげなかったの」と言われ、ザビエールさんはそそくさと再び鳩がいた場所へと戻った。
己の信念を貫けなかった哀れな男
9. 匿名処理班
※8
微笑ましいなぁと思ったけど、色々な見方があるものですね。
10. 匿名処理班
ジョン・ウー監督思い出した・・・
11.
12. 匿名処理班
刷り込みが有名で、そう言っちゃうと単純な反応みたいだけど、鳥がパートナーや仲間に対して愛情深い動物だってこともわかってきてる