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コンビニで天の声。最新の監視カメラシステムは、オペレーターが違法行為者に対しカメラ越しから音声で叱咤

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(著) (編集)

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 犯罪捜査、あるいは犯罪を未然に防ぐため、監視カメラは大きな役割を担っている。アメリカ、ワシントン州のライブアイ・サベイランス社が提供する監視カメラシステムは、カメラの向こう側に常に人(オペレーター)がおり、24時間ずっと店内の様子に目を光らせている。

 そして何か異常や疑わしいことがあれば、オペレーターがカメラに設置されたスピーカーで声を発し、直ちに現場に介入してくる。天の声の発動だ。

 Viceによると、コロナ禍の最中、従業員の安全を守るという防犯名目でこうした監視カメラシステムを採用する企業が増えたのだという。

コンビニに設置された音声を発する監視カメラシステム

「ライブアイ・サベイランス(Live Eye Surveillance)」社の監視カメラシステムがどのように行われているのか、その実例を見ていこう。

無賃飲食者に警告
 インドのコンビニと思わしき店内。店員が冷蔵庫を開けて中にあったボトルを取り出した。客は誰もおらず、どうやら暇であるようだ。

 彼はカウンターに座るとおもむろにそれを飲み出す。一息ついてドア越しに外を眺めていると、不意にどこからともなく声が流れてきた。

 そして「きちんとお金を払いましたか?」と彼を問いただす。驚いた店員は渋々レジで会計をすることにした。

KL – Cashier Drinking Coffee Bottle.

さぼっている店員に警告
 別の映像を見てみよう。店員がレジカウンター内で誰かと会話をしている。しかしその人物は監視カメラに映らない位置に立っている。

 するとピロンッっと音がして、カウンターの外に出るよう要請した(その人物はまもなくシフトを終える店員を迎えにきていたらしい)。

DM — Service Announcement.

銃を持った強盗に警告
 また別の映像では、セブンイレブンらしき店内に突然アサルトライフルを手にした強盗が押し入る場面が映し出されている。

 2人組の強盗は、レジから金を出すよう店員を脅すが、例のごとくピロンッと音がして、警察を呼んだことを告げられると一目散に逃げ出している。

Image from iOS

天の声を発する監視カメラシステムの問題点

 ちなみにライブアイ・サベイランス者の監視カメラシステムは、インドで多く導入されており、セブンイレブンやシェル、ホリデイ・インといった日本でもお馴染みの企業が利用しているという。

 しかし常に従業員を監視するやり方には批判もある。従業員の安全を守るなどといっているが、そのじつ店主がやりたいのは、店員がサボっていないかどうか、店の商品に手を出していないかチェックすることなのだ。

 セブンイレブン関連のコンサルであるという匿名の人物は、監視カメラシステムを「粗探しのソリューション」と述べている。

 紹介されている映像の中では店員が勝手に商品に手を出しているものもあるが、こうした店員による万引きの被害はごく小さなものだという。

 その一方、そのような疑いの目で四六時中仕事ぶりを見張られれば、従業員は強いストレスを感じるし、メンタルヘルスにも悪い。

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photo by Pixabay

オペレーターの介入が逆効果になる場合も

 またオペレーターの介入が逆効果になる恐れもあるという。

 例の強盗の映像では、2人組はさっと逃げ出しているが、じつはこれは非常に危険なことだ。こうした状況では、強盗を驚かせないことが鉄則だ。

 さもないと驚いた拍子に店員を殺してしまうかもしれない。銀行などであえて音が出ない警報を利用するのも、それが理由なのだとか。

 なお、インドのセブンイレブンがLive Eyeを採用しているのか、それとも店舗のオーナーが個人的に採用しているのかどうかは不明であるとのこと。Viceがインドのセブンイレブンに問い合わせたところ、明確な回答は得られなかったそうだ。

References:A CCTV Company Is Paying Remote Workers in India to Yell at Armed Robbers/ written by hiroching / edited by parumo

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この記事へのコメント 20件

コメントを書く

  1. やましいことがなければ監視されてようとストレスなんて感じないはずだよ

    • -12
    1. >>1
      それはスネ齧りな(人任せに生きる)人間の言い分。

      例えば、自分が監視する側の立場で考えた時に、
      カメラに映る店員が
      『自分はやましい事無いので~』云々の時点で視野狭い主観さや、自立的に乏しい印象を受けますね。

      後は、普段の生活から身の回りの事まで世話されて生きる者ほど監視に何も感じない。

      • 評価
      1. >>13
        この監視の賛否どうでもいいんだけど、なんか賢ぶってる怪文書みたいで読んでると頭痛くなる

        脛かじり、の部分の説明が具体性がなさすぎて結論も意味わからん。なんかかまいたちのUSJのネタみたい

        「一回お前監視の立場になってみ?もしお前がスネ齧ってこられてきてたとしたら、絶対に何も感じないと思うか?」みたいな

        • 評価
    2. ※1
      べつにサボるつもりは一切なくても、
      姑と同居で 家事のやり方や箸の上げ下ろしなど
      一挙手一投足にいちいち口出しされる嫁とか、
      自分のデスクの後ろに上司が一日中ビタッと張り付いてて
      トイレに立ったり 水分補給でお茶を飲むにも気を遣う状況だと、
      ストレスこの上ないわ。

      • +5
  2. お客さんが甘えん坊を止めれば全部
    自販機にできる。

    • 評価
    1. ※2
      世界中全て性善説でまかり通るなら
      何もかも完璧に効率化を目指せるだろうな

      人間には無理だろう

      • +3
  3. 会社の通用口にある体温測定してるカメラ、あれ「○○さんおはようございます、平熱です」って言ってくるんだけど、真正面から映ってるわけじゃないのに俺だ、って判別が付く所が正直すごいと思うよ。
    コンビニとかでも、もし「○○さまいらっしゃいませ」なんて言われたらそうそう悪さできないわな。

    • +6
    1. >>3
      映画「マイノリティリポート」で
      お店入ったら虹彩認証で
      眼球の持ち主だった人の名前呼ばれてたね

      • +2
  4. 一定のセキュリティレベルの施設では当たり前のことだったが、とうとうコンビニにまで……
    今のところ監視には人力が必要だし、記事中の事例を見れば繊細な判断も必要だけれど、これも後々AIに入れ替わるのかな?

    • +2
  5. 音声はともかく日本のコンビニも取り入れてる店舗あるよね。

    • 評価
  6. 監視カメラだらけの職場で働いてるけど自分は真面目に勤務してるけどやましいかどうかは監視する立場の人が決めるんだからそりゃ気分良くないね

    • +6
  7. Amazon倉庫の端末システムは
    サボり防止の為に開発されたらしい

    • 評価
  8. 20年くらい前の夜中の某都市銀ATMで
    お金引き出したあと友達とおしゃべりしていたら
    「用が済んだら屯ってないで出ろ」な旨の「天の声」で叱られた。

    • +1
  9. コインランドリーと農園はさっさと監視カメラ整備してどっかで一括監視してAIに以上検知させて、異常があったら人が呼びかけるような体制にしたほうがいい

    • +4
    1. >>12
      農園に関しては、諸星大二郎の「バイオの黙示録」であったな。

      • +1
  10. 外国のあまりにも治安が悪い地域のコンビニは
    夜になるとお客さんは店内に入れない
    レジ脇の窓を開けて注文を受けて
    品渡しするシステム

    • +1
  11. >こうした店員による万引きの被害はごく小さなものだという

    少額でも積み重なったらいくらになると思ってるんだ。しかも小さなことから始まって、発覚するのは隠せないほどの規模になってるんだぞ。

    しかもそういう連中の言い分は決まって「金払えばいいだろう」とか「こんなに働いてるんだから見逃せ」という身勝手なものばかり。経営者の目線になれば監視したくもなりますわ。

    • 評価
  12. 前に働いてたモールの隣の店がこういう監視カメラ的だった。店員同士ちょっとおしゃべりしただけでペナルティつけられて減給されたり、社長が来た時クドクド叱咤されたり。ウンザリしてみんな辞めていき、遂に社長がシフトに入らざるを得なくなり、閉店した。

    • +1

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